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矯正治療を受けている際、通院に必要なものはありますか? [2018年07月16日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療中の通院で必要なもの」です。
矯正治療では定期的な通院が必要ですが、この通院に関しては虫歯治療などの場合と少々異なります。

最も、「歯科医院に行く→治療をする」…この流れは同じですが、
通院において必要なものについて改めて知っておいた方が良いでしょう。
そこで、ここでは矯正治療中の通院をテーマにして、みなさんが疑問に思うことをお答えしていきます。

健康保険証の提示は必要?

矯正治療は自由診療ですから、健康保険が適用されません。
そして健康保険が適用されない以上、健康保険証の提示を不要に思う人が多いでしょう。
しかし、実際には多くの歯科医院で矯正治療において健康保険証の提示を求めています。

とは言え、健康保険が適用されないわけですから健康保険証を提示しても費用に違いはありません。
ではなぜ健康保険証の提示を求めるのか?…その理由は2つあります。
1つは患者さんの治療における意思確認で、医療行為を受けることに同意する証の意味での提示です。

もう1つは患者さんの本人確認で、そもそも健康保険証は本人確認書類に該当するものです。
そして医療行為を行う際には住居、氏名、生年月日を公的証明書で確認し、
患者さん本人の特定…すなわち本人確認をする必要があるのです。

費用は通院のたびに支払う?

矯正治療は自由診療のため、歯科医院ごとで費用が異なります。
これは「自由診療の費用は歯科医院ごとで設定できる」という決まりによるもので、
それだけでなく費用の算出方法も異なります。そして、費用の算出方法には次の2つのパターンがあります。

・定額制(総額制)
定額制や総額制と呼ばれる算出方法の場合、治療前の段階でトータル費用を全額支払います。
通院のたびに行う検診やメンテナンスにおける費用もその中に含まれています。
定額制や総額制の場合は追加の費用が発生しないため、
例え治療期間が当初の計画より長引いたとしても費用が加算されることはありません。

・処置別払い制
処置別払い制と呼ばれる算出方法の場合、通院するたびにその時の費用を支払わなければなりません。
つまり毎回費用が発生するシステムで、虫歯治療での通院と同じようなイメージと捉えれば良いでしょう。
通院するたびに費用が発生するということは、当然治療期間が短くなれば費用は安くすみます。
ただしトータル費用についてはある程度把握しておく必要があるため、必ず歯科医に確認してください。

…矯正治療の費用の支払いについてはこれら2パターンのシステムが存在しており、
「処置別払い制」の場合は通院するたびに費用を支払う必要があります。
一方「定額制」や「総額制」の場合、一度費用を支払えばその後の通院で費用が発生することはありません。

定額制(総額制)ならお金を持ってくる必要はない?

これについて答えはノーで、さすがにお金を一切持たずに通院することはおすすめできません。
と言うのも、通院時に虫歯や歯周病が発覚する可能性があるからです。
確かに、通院時の矯正治療に関係する治療費は一切支払う必要はありません。

しかし、検診時に虫歯が発覚する可能性はゼロではなく、
むしろ矯正治療中は虫歯になるリスクが高まります。
この場合、矯正治療とは無関係の虫歯治療を行うことでその治療費が発生します。

このため、虫歯や歯周病治療の費用を支払えるくらいのお金は持ってきた方が良いですし、
上記でお伝えした健康保険証についてもやはり持ってくるべきでしょう。
最も、虫歯や歯周病の治療費は保険が適用されますから、高額な費用が発生する心配はありません。

費用を支払った時の領収書は必要?

矯正治療の費用は高額ですから、費用を支払った時の領収書はきちんと保管している人がほとんどです。
これは大切なことで、矯正治療の費用を支払った時の領収書やレシートの類は必ず保管しておいてください。
なぜなら、矯正治療の費用は医療費控除の対象になるからです。

医療費控除とは、支払った医療費のトータルが年間10万円以上だった場合、
申告することで納めた税金の一部が返還される制度です。
矯正治療の費用はその対象ですし、申告時にそれを証明する領収書やレシートの提示が必要になります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療中の通院で必要なものについてまとめます。

1. 健康保険証の提示は必要? :自由診療だが、本人確認の目的などで必要としている歯科医院が多い
2. 費用は通院のたびに支払う? :歯科医院の算出方法による。「処置別払い制」ならその都度必要
3. 定額制(総額制)ならお金を持ってくる必要はない? :虫歯の発覚などを想定して持ってくるべき
4. 費用を支払った時の領収書は必要? :医療費控除の申告時に必要になるので必ず保管しておく

これら4つのことから、矯正治療中の通院で必要なものについて分かります。
盲点となりやすいのは、今回お伝えした「健康保険証」と「お金」だと思います。
自由診療のため健康保険証が必要ないと考える人がいますが、本人確認などの目的で必要です。
また、虫歯が発覚した際などは治療を行うにあたって健康保険証の提示が必要です。
このような事態を想定し、いくら定額制(総額制)でもお金を一切持たずに通院するのは禁物です。

子供がサッカーをやっていますが矯正治療は、支障はないでしょうか? [2018年07月09日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療中のスポーツ」です。
子供の小児矯正を検討している親御さんから、次のような質問をよく受けます。

「子供がスポーツをしていますが、矯正治療に支障はないですか?」
…確かに、矯正装置を装着している場合は口の中のケガに注意しなければならないですから、
その点で考えればスポーツは大きな支障があるように思えるでしょう。

そこで、ここでは矯正治療中のスポーツについて説明していきます。

矯正治療中でもスポーツは可能

厳密に言えば、矯正治療をしていることでの日常生活における制限は特にありません。
ただし、格闘技など強い衝撃を受けるスポーツは控えるべきと言われています。
これは矯正装置を装着していることで、衝撃によって口の中をケガしてしまう危険性があるからです。

と言うことは、例え矯正治療中でも矯正装置を装着していない状態なら、何の問題もないことになります。
さて、今回は「子供がサッカーをしている」がキーワードになっていますが、
結論から言うと矯正治療において全く支障はありません。

なぜなら子供の矯正…すなわち小児矯正の場合は取り外し式の矯正装置を使用するのが主だからです。
自分で取り外しできるため、サッカー中に外しておけば危険性は一切なくなりますし、
もちろんサッカーに限らず野球やバレーボールだとしても同じことが言えます。

スポーツと矯正治療

小児矯正に限らず、スポーツをするならむしろ矯正治療をした方が良いとも言われています。
趣味の範囲でスポーツを楽しむ場合はともかく、
本格的にスポーツをするとなると矯正治療を行うことで3つのメリットがあるからです。

メリット1. 力を発揮しやすい

多くの人は瞬間的に力を入れる時に歯を食いしばります。野球のピッチャーなどはその典型的な例でしょう。
正常な歯並びで噛み合わせもきちんと合っていれば、食いしばった時に発揮できる力も大きくなります。

メリット2. 身体のバランスが整う

歯並びが悪いと噛み合わせが悪く、噛み合わせが悪いと顎が変形して全身のバランスの歪みに繋がります。
つまり矯正治療で歯並びを改善することは、身体のバランスを整える効果があるのです。

メリット3. 消化能力が向上する

歯並びを改善すれば噛み合わせが良くなるため、「噛む力」と「すりつぶす力」が向上します。
これによって食べたものが細かく粉砕され、胃や腸に負担を掛けることなく栄養を摂取できます。

…国内国外問わず、多くの一流のスポーツ選手達が矯正治療を行っています。
矯正治療は審美目的の治療であることは確かですが、治療によって得られることはそれだけではなく、
スポーツをしている人にとってプラスとなることがいくつもあるのです。

矯正装置の種類に注意

矯正治療のスポーツに問題がないことは、矯正装置を外してスポーツを行うことが前提となっています。
このため、小児矯正で使用する取り外し式の矯正装置やマウスピース矯正なら問題ありません。
しかしワイヤー矯正となると話は別で、この場合は動きの激しいスポーツは控えた方が良いでしょう。

スポーツ自体は可能ですが、動きが激しいスポーツだと身体同士がぶつかる機会があり、
ワイヤー矯正の場合はその衝撃によって口の中を切ってしまうからです。
「矯正治療中にスポーツすることは問題ない」と一言で捉えてしまうではなく、
あくまでそれは問題のない仕様の矯正装置を使用するからこそ言えることなのだと考えてください。

矯正治療の最適な時期

子供がスポーツをしている場合、親御さんは矯正治療を始めるタイミングで悩むかもしれません。
しかし取り外し式の矯正装置ならスポーツをしても問題ないですし、
何より矯正治療の最適な時期としては大人になってからよりも、子供の時に行った方が良いと言われています。

具体的には永久歯に生え変わる6歳~10歳くらいの時期で、
完全に永久歯に生え変わってしまうとスペース作りのための抜歯が必要になる可能性が高くなってしまいます。
一方乳歯段階であれば、矯正器具を使用することで非抜歯にてスペースを作ることが可能です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療中のスポーツについてまとめます。

1. 矯正治療中でもスポーツは可能 :取り外し式の矯正装置ならスポーツ中に外せるので問題ない
2. スポーツと矯正治療 :スポーツをする人が矯正治療をすると「力を発揮しやすい」などのメリットがある
3. 矯正装置の種類に注意 :スポーツしても問題ないのは、取り外し式の矯正装置を使用してこそ言える
4. 矯正治療の最適な時期 :永久歯に生え変わる6歳~10歳くらいまでの時期が最適

これら4つのことから、矯正治療中のスポーツについて分かります。
ワイヤー矯正をしてしまうと、矯正治療中のスポーツは口の中をケガする危険性が高まります。
しかし取り外し式の矯正装置を使用することで問題は解決するため、
スポーツをしている人や子供がスポーツをしている親御さんはその旨を歯科医に伝えてください。

小学生の子供が小児矯正を始める場合、来院間隔はどのくらいですか? [2018年07月01日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「小児矯正を行う場合の来院間隔」です。
小児矯正は治療期間が長いため、どうしてもその点に注目する人が多いと思います。

しかし、それだけでなく来院間隔も知っておいた方が良いでしょう。
と言うのも、小児矯正の場合は親も一緒に来院することになるため、
来院間隔を知っておくことは親のスケジュール管理をしやすくする上で重要なポイントだからです。

小児矯正と大人の矯正治療の違い

そもそも小児矯正とは大人の矯正治療に比べて何が違うのか?…その点から説明していきます。
まず、どちらも矯正装置を使用して歯を動かすという点は同じです。
小児矯正と大人の矯正治療の最大の違いは治療の流れです。

これは、治療を開始した時点での歯と骨格の状態の違いがポイントになってきます。
大人の矯正治療の場合、既に歯は全て永久歯に生え変わっていますし、骨格も成長を終えています。
一方小児矯正の場合、歯は乳歯と永久歯が混在している状態ですし、骨格も成長途中の段階にあります。

この違いが理由で治療の流れが異なります。小児矯正では治療を2期に分けて行うのが基本で、
1期治療で骨格を整え、大人の歯…すなわち永久歯が正しい位置に生えるための土台作りをします。
そして2期治療で歯並びを整え、最終的に正常で美しい歯並びを作ります。

一方、大人の矯正治療では土台作りを行うことは不可能なため、
既に完成された土台と歯並びを正常な状態に動かすしかないのです。
このため小児矯正で例えると2期治療からのスタートになりますし、その分治療期間も長くなってしまいます。

小児矯正のメリットとデメリット

大人の矯正治療と比較した際の小児矯正のメリットとデメリットは次のようになっています。

小児矯正のメリット

・代謝が活発なため歯が動きやすく、部分的な矯正だけで歯並びを改善できることがある
・非抜歯で矯正治療を行える可能性が高くなる
・審美性が気になるようになる頃の時期には矯正治療を終えられる
・1期治療を行うことで、本格的な矯正治療(2期治療)の期間が短くてすむ

小児矯正のデメリット

・1期治療や経過観察の時期も治療期間として捉えた場合、トータルの治療期間が長くなる
・受け口など、状態によっては大人になってからも再度矯正治療が必要になる可能性がある
・本人(子供)が非協力的になってしまうと矯正治療の成果が得られない
・矯正装置を使用している間は虫歯になるリスクが高まる

小児矯正の来院間隔

小児矯正の場合は様々な矯正装置を使用するため、その方法によって来院間隔は異なります。
このため一概に来院間隔を断言することはできないのですが、一般的には月に1回ほどの来院になります。
これより長い…例えば2ヶ月に1回ほどですむ場合もありますが、逆に短くなることはまずないでしょう。

また、永久歯への生え変わりなど経過観察の時期においては3ヶ月~6ヶ月に1回くらいの来院になります。
歯科医院によって治療方針や来院間隔に違いはあるものの、
おおよそこのような来院間隔になると考えておけば良いでしょう。

小児矯正の休止について

小児矯正では月に1回の来院を続けることになりますが、
患者さん…つまり子供の都合で一時的にそれができなくなるケースもあると思います。
例えば1ヶ月入院することになってしまった…このような場合はどうすれば良いのでしょうか。

この点についてお答えすると、小児矯正は一時的な休止が可能です。
あくまで休止ですから、例のケースで言うなら退院後に小児矯正を再開することができます。
ただしこの場合は治療計画に狂いが生じるため、その影響で治療期間が長引いてしまう可能性があります。

小児矯正におけるQ&A

その他、小児矯正において多い質問とその回答をまとめます。

Q1. 絶対に非抜歯で行えますか?
A1. どうしても抜歯が必要になるケースはありますが、過去のデータでは7割ほど非抜歯で行えています。

Q2. 健康保険は適用されますか?
A2. 小児矯正では健康保険が適用されません。ただし医療控除に対象にはなっています。

Q3. 小児矯正をしていると虫歯になりやすいのはなぜですか?
A3. ワイヤー矯正を行う場合は矯正装置を装着したまま歯磨きを行うため、歯磨きがしづらくなるからです。

Q4. 矯正装置が目立って嫌な思いはしないでしょうか?
取り外しタイプの矯正装置を使用できますし、ワイヤーが必要な場合も裏側への装着が可能なものもあります。

Q5. 小児矯正中に虫歯になった場合はどのような対処になりますか?
取り外しタイプの矯正装置を使用するため、小児矯正中に虫歯治療をすることも可能です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、小児矯正を行う場合の来院間隔についてまとめます。

1. 小児矯正と大人の矯正治療の違い :小児矯正は歯を動かしやすく、非抜歯で行える可能性も高い
2. 小児矯正のメリットとデメリット :非抜歯で行える可能性が高い、2期治療の期間が短くてすむなど
3. 小児矯正の来院間隔 :一般的には月1回。経過観察の時期では3ヶ月~6ヶ月に1回
4. 小児矯正の休止について :一時的な休止は可能だが、治療計画に狂いが生じて治療期間が長引く
5. 小児矯正におけるQ&A :「絶対に非抜歯で行えますか?」など(本文参照)

これら5つのことから、小児矯正を行う場合の来院間隔について分かります。
まとめると、来院間隔は一般的に月に1回ほどになりますが、
歯が生え変わる経過観察の時期においては3ヶ月~6ヶ月に1回ほどになります。
つまり、虫歯治療のように毎週来院が必要になるわけではないため、
来院自体は親もそれほど大きな支障にはなりません。

子供の矯正治療の通院間隔はどのくらいですか? [2018年06月22日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「子供の矯正治療の通院間隔」です。
矯正治療では定期的な通院が長期間必要になります。

これは子供の矯正治療も同様で、特にその場合は子供だけで通院することが不可能なため、
親も定期的な通院が必要になることを理解しておかなければなりません。
そこで、ここではどのくらいの頻度で通院が必要なのか?…子供の矯正治療の通院間隔について説明します。

子供の矯正治療

子供の矯正治療は大人に比べると若干複雑になっており、矯正治療が2段階に分けられています。
具体的には乳歯と永久歯が混同したタイミングで行う「1期治療」、
永久歯が生えそろったタイミングで行う「2期治療」…この2段階に分けられているのです。

「1期治療」を行うのは5歳~11歳頃の時期で、比較的簡単な矯正装置を使用して治療します。
「1期治療」の目的は本格的な矯正治療…つまり「2期治療」に向けた準備のようなものになります。
次に「2期治療」ですが、時期としては永久歯が生えそろう12歳以降になります。

「2期治療」は本格的な矯正治療となっており、大人同様にワイヤーの矯正装置を使用します。
さらに矯正治療後は「保定期間」に入り、ここでも定期的な通院が必要です。
そして「1期治療」と「2期治療」と「保定期間」…それぞれにおいて通院間隔は異なります。

通院間隔

「1期治療」と「2期治療」と「保定期間」、それぞれにおける通院間隔は次のとおりです。

「1期治療」

通院間隔はおよそ1ヶ月~2ヶ月に1回の割合です。
通院の目的は「歯列を広げて歯が並ぶスペースを作る」や「上下の顎のバランスを整える」などで、
さらに矯正装置の調整も行います。治療期間としては1年~2年ほどとなります。

「2期治療」

通院間隔はおよそ1ヶ月に1回の割合です。
ワイヤーの矯正装置を使用して正常な歯並びを作り、同時に正常な噛み合わせも作ります。
抜歯が必要な場合はこの時期に行い、治療期間としては2年ほどとなります。

「保定期間」

矯正治療によって動かした歯は元の位置に戻ろうとするため、それを防ぐために保定装置を装着します。
そして、この保定装置を装着する期間を保定期間と呼びます。
保定期間中の通院間隔は一般的に3ヶ月~6ヶ月に1回の割合で、期間としては2年~3年ほどとなります。

<成長観察について>
「1期治療」を終えた後にすぐ「2期治療」に入ることはなく、この間に成長観察の期間が入ります。
成長観察の期間中は頻繁な通院は必要ないものの、3ヶ月~6ヶ月に1回の割合で通院が必要です。

子供の時に矯正治療をした方が良い理由

矯正治療は大人になってからでもできますが、
最適なタイミングを考えると子供の時に行った方が良いと言われています。

矯正装置を装着することの悩みが小さい

矯正治療では矯正装置を装着しますが、大人になるとその時の見た目が気になってしまいます。
一方子供の場合は審美性に対する意識が大人ほど高くないため、
矯正装置を装着して生活することにそれほど抵抗がないのです。

痛みが小さい

矯正治療ではどうしても痛みを感じることがあり、それは歯が動くことが原因です。
しかし子供の場合はまだ骨がやわらかいため歯が動きやすく、そのため痛みも小さいのです。
ちなみに矯正装置を装着すること自体の痛みもありますが、それは慣れで解消できる問題です。

大人になった時に歯並びの悪さで悩まない

歯並びが悪くて矯正治療をしようと思っても、治療期間は2年~3年ほどになります。
つまり歯並びを改善しようと思っても、それが叶うまで2年~3年掛かるのです。
しかし子供の時に矯正治療を終えておえば、大人になった時に美しい歯並びのままでいられます。

非抜歯で矯正治療できる可能性が高い

大人になってから矯正治療を行う場合、ほぼ確実に抜歯が必要です。
一方子供の時に矯正治療を行えば、非抜歯…つまり抜歯せずに矯正治療できる可能性が高くなります。
ただし状態によっては抜歯が必要になるため、100%非抜歯でできるとまでは言えません。

虫歯や歯周病を予防しやすくなる

歯並びが悪ければ、凸凹しているために歯磨きがしづらくなります。
凸凹の期間が長ければ、その間はずっと歯磨きがしづらくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
しかし、子供の時に矯正治療を行えば早く歯並びが改善でき、将来虫歯や歯周病を予防しやすくなるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、子供の矯正治療の通院間隔についてまとめます。

1. 子供の矯正治療 :「1期治療」と「2期治療」の2段階に分けて行う
2. 通院間隔 :「1期治療」は1ヶ月~2ヶ月に1回ほど、「2期治療」は1ヶ月に1回ほど
3. 子供の時に矯正治療をした方が良い理由 :矯正装置を装着することの悩みが小さい、痛みが小さいなど

これら3つのことから、子供の矯正治療の通院間隔について分かります。
矯正治療では虫歯治療のように毎週の通院は必要ありません。
このため、通院間隔が苦になることはほとんどないでしょう。
1回の診療時間も30分程度で終わることが多く、通院間隔も診療時間もそこまでの手間にはなりません。

3才で受け口ですが、いつから小児矯正治療が必要ですか? [2018年06月15日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「子供の受け口の問題」です。
受け口とは、噛み合わせた時に上の前歯よりも下の前歯が出ている状態です。

この状態だと見た目が悪くなるのはもちろんとして、健康面においても様々な問題が生じます。
改善には矯正治療が必要なのですが、子供の受け口の場合は治療のタイミングに迷うことでしょう。
そこで、受け口改善を目的とした小児矯正について説明していきます。

受け口を改善するための小児矯正のタイミング

受け口を改善するために小児矯正を行う場合、そのタイミングとしてベストなのは3歳の時期です。
これについて説明すると、そもそも幼児期の受け口は自然治癒が見込まれると言われており、
2歳の時点で受け口だった子供はおよそ50%の確率で自然治癒によって改善されたデータがあります。

しかし、3歳の時点で受け口の子供はその確率が大幅に減少しているのです。
つまり、3歳の時点で受け口だと自然治癒の見込みが減少するため、
小児矯正のタイミングとしてはその時期…つまり自然治癒が見込みにくくなる3歳の時期がベストです。

もちろん、2歳の時点で小児矯正を行って受け口を改善することは可能です。
しかし小児矯正は費用が高く、自然治癒で改善される問題ならそれに期待した方が良いでしょう。
このため、自然治癒が見込める2歳までは小児矯正による受け口改善は保留すべきと考えられます。

受け口になる原因

受け口というのは偶然ではなく、原因があるために起こる症状です。
主な原因として次の3つが考えられます。

遺伝

顔は親に似るというのは誰もが知っていることですが、正確には噛み合わせや歯の大きさや形も似ます。
このため、親が受け口の場合は遺伝によって子供も受け口になりやすいのです。
それに加えて舌の位置や癖などの問題が加わると、子供の受け口はより悪化してしまいます。

口呼吸

口呼吸をしていると、鼻が機能していない状態になります。
要するに鼻を使用しない状態になるのですが、身体の器官は使用しないと小さくなっていきます。
このため鼻を使用しないことで鼻の骨を一体化している上顎が小さくなり、受け口になりやすいのです。

舌の位置

舌の位置が低く、なおかつ下の歯の裏側にある状態だと受け口になる可能性が高くなります。
これは舌の位置が低いことで舌によって下の前歯を押し出してしまうためで、
その影響で下顎と下の前歯だけが成長する…すなわち前歯が受け口になるのです。

受け口によって起こる問題

受け口は虫歯や歯周病と違って病気ではありません。
このため、子供の受け口を問題視せずに小児矯正を行わない親も少なくありません。
確かに小児矯正は費用が高額なため、歯科医としても気軽にすすめられる治療ではありません。
しかし、受け口を改善しないと次のような問題が起こります。

・顔の見た目が悪くなる
・噛み合わせが悪くなるため顎関節症になるリスクが高まる
・歯と歯の間や噛む面に隙間が生じることで、プラークが溜まって虫歯や歯周病になるリスクが高まる
・噛み合わせのバランスが取りづらいため、虫歯治療の際に詰め物や被せ物が外れやすくなる
・「サ行」や「タ行」の発音がしづらくなる

受け口を改善できる矯正装置

実際の歯並びの状態、または歯科医院によって使用する矯正装置は異なりますが、
小児矯正で受け口改善を目的とした場合、使用する矯正装置は「FKO」や「リンガルアーチ」が挙げられます。

FKO

「エフカーオー」と呼び、他にも「アクチバトール」と呼ばれることもあります。
取り外し可能なため好きな時に外せますが、治療の成果を得るには1日10時間以上の装着が必要です。
このため、元々の睡眠時間が10時間以上の子供の場合は就寝時だけの装着で問題なく、
日常生活では矯正装置を外したまま過ごすことも可能です。
子供が自分で外すことも可能なため、FKOを使用した小児矯正では子供の協力も欠かせません。

リンガルアーチ

受け口の改善だけでなく、永久歯の生える隙間を作る効果もある矯正装置です。
歯の裏側から金具をつけて歯を動かせますし、その位置で固定することも可能です。
自分で取り外しできないため食事を不自由に感じますが、装着による食事制限は特にありません。
ただし、あまり固いものやくっつきやすいものを食べるのは控えた方が良いでしょう。
リンガルアーチは装着し続けることになるため、歯磨きをしっかりしないと虫歯になってしまいます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、子供の受け口の問題についてまとめます。

1. 受け口を改善するための小児矯正のタイミング :自然治癒の見込みが低くなる3歳がベスト
2. 受け口になる原因 :遺伝、口呼吸、舌の位置
3. 受け口によって起こる問題 :顔の見た目が悪くなる、顎関節症になるリスクが高まるなど
4. 受け口を改善できる矯正装置 :FKOとリンガルアーチが一般的

これら4つのことから、子供の受け口の問題について分かります。
子供の頃から矯正治療を行うのは早すぎると思うかもしれませんが、
時期としては大人になってからよりも子供の時に矯正治療をした方が多くのメリットがあります。
受け口においてもそれは同様で、子供の受け口に悩むなら3歳をめどに小児矯正を検討しましょう。

小児矯正において、1回の診療時間はどのくらいですか? [2018年06月08日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「小児矯正における1回の診療時間」です。
小児矯正は治療を受ける子供だけでなく、親にも様々な負担が掛かります。

費用はもちろんですし、定期的な通院もまた親にとって負担と言えるでしょう。
とは言え、小児矯正を行うからには通院は欠かせないためこれを省くことはできません。
そこで気になるのが時間…つまり小児矯正における1回の診療時間の長さです。

小児矯正の診療時間

小児矯正の診療時間は矯正装置の種類、さらに診療内容によって異なります。
例えば矯正装置の調整が目的となる診療においては、
取り外し式のタイプやマウスピース矯正の場合は15分ほどの診療ですむでしょう。

一方で表側矯正や裏側矯正の場合、矯正装置の装着を目的とした診療では60分ほどの診療になります。
さらに、使用しているワイヤーの調節を目的とした診療では30分ほどの診療になります。
このため一概に診療時間を断言できませんが、およそ30分を目安に考えておくと良いでしょう。

小児矯正の治療期間

診療時間とは1回の診療に掛かる時間ですが、
それだけでなく通院の期間…すなわちトータルの治療期間も気になると思います。
そこで小児矯正の治療期間をお答えすると、一般的には3年~5年ほどになります。

ただしこれはあくまで目安程度として参考にしてください。実際にはこれより長くなるケースもあり、
例えば歯並びの状態によっては永久歯が生えそろった後も矯正治療の継続が必要になることがあります。
また、子供が矯正治療に対して非協力的だと治療期間が長引いてしまいます。

小児矯正のメリット

矯正治療は大人になってからでも行えるため、
診療時間や治療期間から判断して大人になってから本人が行えば良いと判断する親もいるかもしれません。
しかし本人のことを考えれば、大人になってからよりも子供の時に小児矯正を行った方が良いのです。
そこで、小児矯正を行うことのメリットについて説明します。

大人になってから歯の見た目で悩まない

歯の審美性を気にするのは子供よりも大人です。
小児矯正で子供の頃に歯並びを改善しておけば、大人になってから歯並びで悩むことがなくなります。

歯が動きやすい

子供は骨がやわらかく、そのため矯正治療で歯が動きやすくなっています。
小児矯正が大人の矯正治療に比べて治療期間が短いと言われているのはそれが理由です。

痛みが小さい

小児矯正は大人の矯正治療に比べて歯が動きやすくなっており、
そのため矯正治療中の歯を動かす痛みが小さくてすみます。

抜歯しなくてすむ可能性が高い

大人の矯正治療ではほぼ確実に抜歯が必要になりますが、
子供の場合は非抜歯…つまり抜歯せずに矯正治療できる可能性が高くなります。

虫歯になりにくくなる

子供は歯磨きの技術が未熟なため、大人に比べて虫歯になるリスクが高くなっています。
しかし歯並びを改善すれば歯磨きがしやすくなり、歯並びが悪い状態に比べて虫歯になりにくくなります。

小児矯正の矯正装置

大人の矯正治療では矯正装置に種類があり、最近ではマウスピースが人気です。
こうした矯正装置の種類は小児矯正においてもいくつか存在します。
ただし取り扱っている矯正装置の種類は歯科医院ごとで異なるため、その点だけ注意してください。

拡大床

歯列の横幅を広げる、もしくは歯の移動を目的とした矯正装置です。
拡大床にはネジをついており、このネジを回すことで歯列や顎を動かせます。
取り外しも可能ため外出時に周囲の目を気にする必要がなく、歯磨きや食事における不自由さもありません。

FKO

「エフケーオー」と読みがちですが正しくは「エフカーオー」と読みます。
受け口や出っ歯の改善を目的とした矯正装置で、1日10時間以上の装着が必要です。
ただし就寝中の装着も可能なため、そうすれば日常生活で長時間装着しなくても良くなります。

リンガルアーチ

受け口の改善、さらには永久歯が生えるスペースを作るのが目的の矯正装置です。
矯正装置を外すことができないため一見不自由に思えますが、その分高い効果が期待できます。
さらに微調整が簡単なため、調整時の診療時間が短くてすみます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、小児矯正における1回の診療時間についてまとめます。

1. 小児矯正の診療時間 :診療内容などで異なるが、およそ30分を目安にしておくと良い
2. 小児矯正の治療期間 :一般的に3年~5年ほどだが、歯並びの状態などで長引くこともある
3. 小児矯正のメリット :大人になってから歯の見た目で悩まない、歯が動きやすいなど
4. 小児矯正の矯正装置 :拡大床、FKO、リンガルアーチなど

これら4つのことから、小児矯正における1回の診療時間について分かります。
診療時間はおよそ30分が目安となり、この点については時間が大幅にズレることはありません。
ただし治療期間についてはズレることがあり、特に小児矯正は明確な治療期間を断言できません。
治療期間は歯並びの状態によっても異なるため、
治療期間が異なる人は一度歯科医院に行って診てもらい、治療期間を相談してみると良いでしょう。

小児矯正は歯磨きがしづらくないでしょうか? [2018年06月01日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「小児矯正中の歯磨き」です。
子供は大人に比べて虫歯になりやすく、その理由の1つが歯磨きの技術の未熟さです。

このようにただでさえ子供は虫歯になりやすいため、小児矯正に不安を感じる人は少なくありません。
と言うのも、矯正装置を装着した状態ではより歯磨きがしづらくなるため、
虫歯になるリスクを一層高めてしまうのではないかと考える人が多いからです。

歯磨きの問題

まず矯正装置が理由で歯磨きがしづらくなることはありません。
なぜなら、小児矯正の矯正装置は主に取り外し式のタイプを使用するからで、
そのため歯磨きをする上で一切の支障がないのです。

とは言え、小児矯正を希望するからには歯列不正があるのは確かなため、
歯並びが凸凹していることで歯磨きの精度が落ちてしまうのが事実です。
このため、小児矯正を行う歯科医院では子供の歯磨き指導も徹底しています。

大人になってから矯正してはダメなのか

小児矯正中の歯磨きの不安を確実に解消する方法は、小児矯正を行わないことです。
歯磨きの技術が高い大人になってから矯正治療する…確かにそれは1つの方法です。
しかし、大人と子供で比較すると、矯正治療は子供の時に行った方が良いのです。

大人になると歯が動きにくくなりますし、矯正治療における抜歯の必要性も高まります。
さらに大人になると審美性をより気にするようになるため、矯正装置の装着が苦になるでしょう。
このため、可能であれば子供の時…つまり小児矯正を行った方が良いのです。

歯並びが悪いことで起こる問題

歯磨きのしづらさを理由に小児矯正をしなければ、歯並びが悪いままで生活しなければなりません。
歯並びの悪さは見た目が悪く、小児矯正をしないことで将来子供が嫌な思いをしてしまうでしょう。
また、歯並びの悪さで起こる問題は単に歯の見た目の悪さだけではありません。

顎の変形も招くため、歯だけでなく顔の輪郭自体も歪んで見えてしまいます。
さらに凸凹した歯並びでは歯磨きがしづらいため、虫歯や歯周病になるリスクを高めてしまいます。
他にも噛み合わせが悪いことで肩こりや頭痛が起こりやすくなり、食べ物も適切に噛めなくなります。

小児矯正の痛み

子供は審美性に対する意識がまだ低いため、矯正装置の装着は大人ほど嫌に感じません。
それよりも矯正装置を装着することの痛みの方が気になると思います。
そこで説明すると、小児矯正では矯正装置の装着で痛みを感じることがあります。

これは歯が動くことの痛みであり、この痛みは小児矯正に限らず大人の矯正治療でも感じます。
むしろ小児矯正は大人の矯正治療に比べて痛みが小さく、これは年齢的にまだ骨がやわらかいからです。
矯正装置を装着すること自体の痛みもありますが、これは慣れによって解消できる問題です。

<矯正装置を装着することの痛みについて>
矯正装置を装着すること自体の痛みは、例えるなら靴擦れのようなものです。
個人差はあるものの、一般的に1日~3日ほどで痛みは感じなくなります。
ただし靴擦れ同様、新品の矯正装置に交換するタイミングで再び数日間はどうしても痛んでしまいます。

小児矯正を行うメリットとデメリット

小児矯正を検討する上で悩みとなる子供の歯磨きのしづらさ…これは今回説明したとおり問題ありません。
とは言え、小児矯正を行うなら歯磨き以外にも知っておかなければならないことがいくつかあります。
そこで、小児矯正を行うことのメリットとデメリットをまとめてみます。

小児矯正を行うメリット

・骨がまだやわらかいため、大人の矯正治療に比べて歯を動かしやすい
・顎の成長を利用した矯正治療が行えることで、大人に比べて幅広い症例に対応できる
・大人の矯正治療に比べると痛みが小さい
・抜歯をせずに矯正治療を行える可能性が高い(小児矯正でも抜歯が必要なことはある)
・骨格的な問題を軽減できる

小児矯正を行うデメリット

・子供の年齢や性格によっては協力を得にくく、治療期間が予定よりも長引くことがある
・状態によっては永久歯が生えそろった後にも第二期の矯正治療が必要になる
・矯正治療中は虫歯になりやすく、歯磨きの技術が未熟な子供はそのリスクがより高まる
・顎の成長にあわせた治療計画を立てるため、一時的に歯並びが悪い状態になることがある
・顎の成長にあわせた治療計画を立てるため、明確な治療期間を断言できない

まとめ

いかがでしたか?
最後に、小児矯正中の歯磨きについてまとめます。

1. 歯磨きの問題 :取り外し式のタイプの矯正装置を使用することで歯磨きのしづらさを解消できる
2. 大人になってから矯正してはダメなのか :様々な理由から大人よりも子供の時に矯正治療した方が良い
3. 歯並びが悪いことで起こる問題 :歯の見た目だけでなく顔の輪郭も歪んで見えるなど
4. 小児矯正の痛み :痛みはあるが大人の矯正治療に比べて痛みは小さく、慣れで解消される部分もある
5. 小児矯正を行うメリットとデメリット :メリットは歯を動かしやすいなど。デメリットは治療期間が長引くなど

これら5つのことから、小児矯正中の歯磨きについて分かります。
小児矯正中の歯磨きについてはそれほど深刻ではなく、矯正装置の仕様上普段どおりの歯磨きが可能です。
とは言え、子供は元々歯磨きの技術が未熟ですから虫歯になるリスクが高いのも事実です。
このため小児矯正を行う歯科医院の多くが、子供の歯磨き指導にも力を入れています。

矯正治療を途中で止めることはできますか? [2018年05月21日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療を途中で止めることについて」です。
矯正治療は治療期間が長いため、治療中に生活が変化して通院が難しくなるようなケースもあります。

また、子供の矯正治療の場合はどうしても子供が嫌がるケースもあるでしょう。
こうした場合、「矯正治療を途中で止められるのか?」と質問を受けることがありますが、
もちろん強制的に行う治療ではないため、その答えはイエスです。しかし、それはおすすめできません。

矯正治療を途中で止めること

矯正治療は「行った分だけ成果が出る治療」ではなく、「最後まで行って成果が出る治療」です。
つまり例え何ヶ月…それどころか1年以上行っていたとしても、
途中で止めてしまえばこれまでの矯正治療の成果は全てムダになってしまいます。

確かに、急な出張などの事情があった場合は仕方ないのかもしれません。
しかし全てがムダになってしまう以上、
矯正治療を受ける際には確実にその期間通院可能であるタイミングを考えるべきです。

矯正治療の休止について

中止と休止は全く違い、矯正治療を一時的に中断する…つまり休止することもできます。
あまり長期間の休止は中止に等しくなりますが、
学生の受験や女性の出産など、一時的に休止したい場合は歯科医が対応してくれるでしょう。

この場合、休止したことで治療計画に影響するため治療期間は長くなってしまいます。
しかし中止のように全てがムダになることはないため、
矯正治療を止めたい期間がある場合は完全に止めるのではなく歯科医に相談して休止を希望してください。

<矯正治療を休止した時に起こる問題>
止めるわけではないので全てがムダになることはないですが、治療計画に狂いが生じてしまいます。
このため当初の説明に比べて治療期間が長引くことがありますし、
非抜歯でできたはずが抜歯をしなければならなくなることもあるでしょう。
その時は「最初に聞いた説明と違う」と思うかもしれませんが、
休止を想定した治療計画は立てていないため、どうしてもそのような見解の違いが生じてしまうのです。

矯正治療を途中で止めた場合の費用

矯正治療の費用は高額ですから、途中で止めた場合は費用がどうなるのかが気になると思います。
そこでお答えすると、これは歯科医院の契約内容にもよるためこの場で全ての断言できません。
ただし法律を元に回答するなら、「治療を行った分だけ支払えば良い」になります。

例えば60万円の費用を支払って現在40万円分の矯正治療を行っていた場合、
その時点で矯正治療を止めれば20万円が返金されるということです。
既に一括で費用を支払っている場合は、おそらくこのような返金対応となるでしょう。

最も、費用の支払いのシステム次第で手続きが面倒になることもあります。
例えば支払った一括の費用がクレジット払いだった場合、
歯科医院では返金できないためカード会社に連絡して事情の説明と返金の流れを確認しなければなりません。

逆にスムーズに解決するのが、処置別払い制を採用している歯科医院で矯正治療を行っている場合です。
この場合は通院するたびに費用を支払うシステムになっているため、
余分な費用を支払っておらず矯正治療を中止しても返金の必要がありません。

元の状態より歯並びが悪くなる可能性

矯正治療を途中で止めると全てがムダになってしまいますが、
仮に本当に止めたとして全てがムダになるだけですめば、それはある意味幸運かもしれません。
と言うのも、矯正治療を途中で止めると元の歯並びより悪くなる可能性があるからです。

まずこれまでの治療で動かした歯は後戻りが起こるため、確実に治療の成果は失われるでしょう。
しかしそれだけでなく、元の状態より悪い位置に後戻りしてしまう可能性もありますし、
噛み合わせも中途半端な状態になってしまいます。

特に矯正治療のために抜歯した場合はそのスペースがそのままの状態になるため、
歯と歯の間に極端に隙間が空いている、もしくは歯が傾くなどの事態も起こります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療を途中で止めることについてまとめます。

1. 矯正治療を途中で止めること :これまでの治療の成果は全て失われてしまう
2. 矯正治療の休止について :一時的に止めたいのなら、完全に止めるのではなく休止する選択肢もある
3. 矯正治療を途中で止めた場合の費用 :法的には「治療を行った分だけ支払えば良い」
4. 元の状態より歯並びが悪くなる可能性 :抜歯した場合はスペースがそのままになってしまうなど

これら4つのことから、矯正治療を途中で止めることについて分かります。
矯正治療は確かに治療期間が長いため、その過程の中では止めたいと思う時もあるかもしれません。
しかし、長い人生で考えれば数年という治療の月日はささいなものです。

その数年の治療を止めてしまうことで、
この先何十年もある人生において歯並びの美しさを自ら手放してしまうことになるのです。
矯正治療を途中で止めることには一切メリットがありません。

小児期の指しゃぶりは、歯列にどんな影響を与えますか? [2018年05月14日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「指しゃぶりがもたらす歯列への影響」です。
歯列とは歯並びのことですが、歯並びが悪くなる原因は様々です。

そんな原因の1つとして小児期のクセが挙げられますが、
小児期特有のクセである指しゃぶりによっても歯列が悪くなってしまいます。
そこで、ここでは小児期の指しゃぶりのクセが歯列にどんな影響をもたらすのかを説明していきます。

指しゃぶりについて

指しゃぶりは小さな子供なら必ずやるクセで、ある意味生理的な現象とも言えるでしょう。
ただしいつまでのそのクセを続けていると歯列に影響してくるため、
子供の年齢を考慮した上で少しずつ止めるように教えていきましょう。

・1歳~3歳の子供
子供が3歳にもなっていない時期だと大人の注意を理解できない可能性が高いですし、
そのくらいの時期なら永久歯が生えていないため、指しゃぶりの影響はそれほど大きくありません。
このため、1歳~3歳くらいまでは例え指しゃぶりをしていても見守るくらいの気持ちが良いでしょう。

・3歳~5歳の子供
3歳を過ぎた子供は大人の注意を少しずつ理解できるようになってくるため、
この時期に子供が指しゃぶりをしている場合は止めるように言い聞かせてあげましょう。
頭ごなしに注意するのではなく、指しゃぶりはいけないという意識付けをさせてあげてください。

・5歳以上の子供
年齢を考えると5歳になった子供は指しゃぶりのクセがなおっている可能性が高いですが、
逆になおっていない場合は永久歯の歯列に影響が出る可能性があります。
どうしてもなおらないようなら、道具を用いるなどの工夫も必要です。

…子供が指しゃぶりをするのは、赤ちゃんの時にしていた「吸う行為」なごりです。
このため、1歳や2歳の小さな子供の指しゃぶりに対してはそれほど過敏になる必要はありません。
注意を理解できる年齢になってきたら、少しずつ言い聞かせて止めるように導いてあげましょう。

指しゃぶりによる歯列への影響

指しゃぶりをしている時は、歯や顎に強い力が掛かっています。
このため成長期にこれを繰り返すことで歯列に影響し、顎の変形も引き起こしてしまいます。
例えば前歯が噛み合わなくなる開咬は指しゃぶりの影響で起こります。

これは指しゃぶりの時に上下の前歯で指を噛むことで、前歯の間に隙間が生じやすくなるからです。
また、指しゃぶりをしている時の指が上の前歯を押し続けることで出っ歯になります。
さらに指しゃぶりで指を吸うと頬の筋力で奥歯が内側に押されるため、上の歯列の幅も狭くなります。

ちなみに指しゃぶりに影響があるのは歯列だけではありません。
顎の成長に影響することで唇がめくれたような見た目になりますし、
口呼吸にもなりやすいため唾液の分泌量の低下を招き、虫歯になるリスクも高くなります。

指しゃぶりを止めさせるには

指しゃぶりを止めさせるにはどうすれば良いのか?…その基本は言葉で注意することです。
しかしそれでも止めない場合は、何か工夫をしてあげなければなりません。
一般的かもしれませんが、工夫の一例として以下のような方法があります。

・指しゃぶりをしなかったら褒める
子供は褒められることが大好きですから、その気持ちを利用します。
指しゃぶりをしないことで褒められれば、子供は指しゃぶりをしなければ褒められると認識します。
そこで、もっと褒められようとして指しゃぶりをしなくなります。

・外で遊ぶ
外で遊ぶということは、運動するということです。
運動している間は指しゃぶりをできないですし、遊具で遊ぶ場合も手を使うので指しゃぶりができません。
さらに運動による疲労で夜もすぐ寝るため、指しゃぶりをしようにもする機会がなくなります。

・子供が眠った後も少しの間そばにつく
子供は指しゃぶりを睡眠中に無意識に行うことがあります。
寝ている間は注意のしようがないため、指しゃぶりをしたらそっと外してあげましょう。
そのためにも、子供が眠った後も少しの間はそばにいてあげてください。

・道具を使用する
最近では生活における様々な便利グッズが販売されていますが、
その中には指しゃぶりを止めさせるためのグッズも存在します。
どうしてもなおらないようなら、最後の手段としてこのような道具に頼るのも1つの方法です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、指しゃぶりがもたらす歯列の影響についてまとめます。

1. 指しゃぶりについて :3歳くらいから少しずつ言い聞かせて止めるように意識付けをさせる
2. 指しゃぶりによる歯列への影響 :開咬(前歯が噛み合わなくなる)、出っ歯など
3. 指しゃぶりを止めさせるには :指しゃぶりをしなかったら褒める、外で遊ぶ、道具を使用するなど

これら3つのことから、指しゃぶりがもたらす歯列への影響について分かります。
こうしたクセが歯列に影響するのは決して稀なケースではありません。
指しゃぶり以外にも頬杖や舌で歯を押し出すなどのクセは歯列に影響し、歯並びを悪くさせてしまいます。

矯正治療中でも妊娠や出産はできますか? [2018年05月07日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療中の妊娠や出産」です。
矯正治療は治療期間が長く掛かるため、それが日常生活に影響する場面があります。

定期的に通院が必要になりますし、
例えば長期出張が決まっているならそれを考慮した治療開始の時期を考えなければなりません。
では、矯正治療中に妊娠や出産をすることに問題はあるのでしょうか。

矯正治療中の妊娠や出産

結論から言うと、矯正治療中の妊娠や出産は一切問題ありません。このようなケースは決して稀ではなく、
出産の時期となる2ヶ月ほど治療を休めばその後継続することが可能です。
ただし、問題はないもののその旨を担当の歯科医に伝える必要はあります。

矯正治療では麻酔やレントゲン撮影をする場面がありますが、
妊娠中の女性は念のためこれらを避けることをおすすめしているからです。
それ以外については従来の矯正治療と全く同じ流れですすめることができます。

妊娠中や出産後の矯正治療の注意点

妊娠中や出産後は虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
これは、妊娠中の悪阻によるブラッシングの困難さやホルモンバランスが変化することが原因で、
矯正治療中はできるだけ口の中の衛生状態を清潔に保たなければなりません。

矯正治療中に虫歯や歯周病になると、矯正治療を中断してそれらの治療を優先しなければなりません。
これはどのような状況での矯正治療にも言えることですが、妊娠中や出産後はそのリスクが高まるのです。
このため、普段以上に虫歯や歯周病の予防を心掛けてください。

妊娠中に虫歯や歯周病のリスクが高まるのはなぜか

例え矯正治療をしていなくても、妊娠中は以下の理由で虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
出産後も同じリスクがありますが、妊娠中の方がよりリスクが高まります。

<虫歯のリスクが高まる理由>

・歯磨きがしづらくなる
妊娠中は悪阻によって気分が悪くなり、歯磨きをしづらくなってしまいます。
中には歯ブラシを口に入れただけで気持ち悪くなってしまう女性もいるでしょう。
例え歯磨きしても普段どおりの精度で磨くことはまず不可能なため、磨き残しが増えてしまうのです。

・間食が増える
妊娠中は、胃の圧迫によって少量ずつ何度も食事するようになります。
食事中は口の中が酸性に傾くため、間食が増えればその分口の中が酸性に傾く頻度が高まります。
さらに唾液での中和時間も足りなくなるため、口の中が虫歯になりやすい環境になってしまうのです。

・唾液の質が変化する
妊娠中はホルモンバランスが変化しますが、それによって唾液の性質にも変化が起こります。
具体的にはネバついた唾液になってしまうのです。これによって細菌が流されにくくなりますし、
さらに唾液の分泌量も低下するため虫歯になるリスクが高まります。

<歯周病のリスクが高まる理由>

女性ホルモンが過剰に分泌する
妊娠中は女性ホルモンが過剰に分泌しますが、歯周病菌の中には女性ホルモンを栄養源にするものもあります。
女性ホルモンの分泌が過剰になれば歯周病菌は栄養を大量に摂取することになるため、
働きが活発になって歯周病になるリスクを高めてしまうのです。
また、妊娠中に歯周病になると早産や低体重児出産のリスクも高まってしまいます。

矯正治療を中止することは可能か

妊娠や出産で矯正治療を休むことはできますが、
仮に完全に中止…つまり矯正治療を止めてしまうことは可能なのでしょうか。
これについてお答えすると、おすすめはできないですが矯正治療を止めてしまうことも可能です。

ただし今までの治療が全てムダになってしまいますし、既に治療した分の費用の返金はできません。
治療前の分の費用については法的に返金できるものの、
支払い方法によってはクレジットカード会社への連絡なども必要なため、手続きとしては若干面倒です。

一時的な休止は可能ですしせっかく今まで矯正治療をすすめてきたわけですから、
余程の事情がない限り矯正治療を止めてしまうのは避けた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療中の妊娠や出産についてまとめます。

1. 矯正治療中の妊娠や出産 :一切問題なく、出産の時期となる2ヶ月ほど休めばその後は継続可能
2. 妊娠中や出産後の矯正治療の注意点 :虫歯や歯周病になるリスクが高まる
3. 妊娠中に虫歯や歯周病のリスクが高まるのはなぜか :歯磨きがしづらくなる、間食が増えるなど
4. 矯正治療を中止することは可能か :おすすめはできないが可能。今までの治療はムダになってしまう

これら4つのことから、矯正治療中の妊娠や出産についてまとめます。
矯正治療中の妊娠や出産は全く問題なく、一時的に休止すればその後も矯正治療を継続できます。
ただし、安全性を考えてレントゲン撮影を控えるなどが必要になるため、
妊娠や出産については必ずその旨を担当の歯科医に伝えるようにしてください。
こうしたケースは稀ではないため、処置が特別難しくなるような事態にはならないので安心してください。

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