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矯正装置を途中で変更できますか? [2018年10月22日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正装置を変更すること」です。
矯正治療では矯正装置を装着して歯を動かしますが、肝心の矯正装置には種類があります。

ワイヤーを使用する従来の表側矯正…これが最も一般的な矯正装置ですが、他にも裏側矯正やマウスピース矯正といった矯正装置が存在します。今回は、こうした矯正装置を矯正治療中に変更できるのかについての説明で、例えば「表側矯正をしているけどやっぱり裏側矯正にしたい」というようなケースです。

矯正装置の変更について

結論から言うと、矯正装置の変更は可能な場合も不可能な場合もあり、
例え可能であったとしてもそこに問題が生じる可能性があります。
では、それぞれのケースについて分かりやすく説明していきます。

矯正装置の変更の可否・取り扱う矯正装置の問題

これは歯科医院によって回答が異なります。と言うのも、例えば表側矯正をしている方が裏側矯正を希望したとします。この変更の希望を可能にするには、そもそもその歯科医院が裏側矯正に対応していなければなりません。

取り扱っている矯正装置の種類は歯科医院によって異なり、全ての矯正装置を取り扱う歯科医院もあれば、例えばマウスピース矯正のみ取り扱う歯科医院もあるでしょう。つまり、変更後に希望する矯正装置を取り扱っていなければ、矯正装置の変更は不可能になるのです。

簡単にまとめると、以下のようなイメージです。

<表側矯正→裏側矯正に変更を希望する場合>
・表側矯正と裏側矯正を取り扱う歯科医院 :どちらの矯正装置も取り扱っているため変更は可能
・表側矯正のみ取り扱う歯科医院 :裏側矯正は取り扱っていないため変更は不可能

矯正装置の変更の可否・症例の問題

これは、表側矯正や裏側矯正からマウスピース矯正に変更したい場合に起こる問題です。マウスピース矯正は見えない矯正方法として人気ですが、対応できる症例が少ないという欠点があります。極端な話、あまり凸凹した歯並びだとマウスピース矯正では対応できないのです。

ですから、歯並びが凸凹している方が例えば表側矯正からマウスピース矯正に変更を希望する場合、歯並びの状態によっては変更できず、それはマウスピース矯正では対応できない歯並びだからです。一方、マウスピース矯正でも充分対応が可能なら、マウスピース矯正への変更は可能でしょう。

簡単にまとめると、以下のようなイメージです。

<表側矯正・裏側矯正→マウスピース矯正に変更を希望する場合>
・マウスピース矯正で対応可能な症例の場合 :変更は可能
・マウスピース矯正で対応不可能な症例の場合 :変更は不可能

転院を考える場合

例えば表側矯正から裏側矯正に変更を希望するとして、現状治療を受けている歯科医院Aでは裏側矯正を取り扱っていないとします。この場合、歯科医院Aで変更の希望を叶えることはできません。

しかし歯科医院Bで裏側矯正を取り扱っている場合、転院…つまり歯科医院Aから歯科医院Bに転院して、改めて歯科医院Bで矯正治療を受けることは可能なのでしょうか。これについてですが転院はおそらく可能でしょうが、詳細は歯科医院に直接確認しなければなりません。

ちなみに、確認すべき点としては次のようなことが挙げられます。

・転院の可否 :そもそも本当に転院が可能か確認する
・費用について :既に一括で費用を支払った場合、治療前に値する費用の返金が可能か確認する
・今後の流れ :転院先の歯科医院で矯正治療はどこからのスタートになるのかなどを確認する

…これらについてはマニュアルが存在せず、歯科医院ごとで基準を定めている部分もあります。このため、実際に治療を受けている歯科医院に直接の確認が必要です。

それぞれの矯正装置のメリットとデメリットを把握する

矯正装置を変更する場合、知っておかなければならないのがそれぞれの矯正装置のメリットとデメリットです。どの矯正装置も「歯に装着して歯を動かす」という根本的な仕組みは同じですが、それぞれ独自のメリットとデメリットがあります。

例えば表側矯正には、矯正力が強くて歯を動かしやすいというメリットがあります。これをマウスピース矯正に変更すれば、矯正装置が目立たなくなるメリットが得られるものの、その一方で歯を動かしやすいというメリットが失われてしまいます。

このように、矯正装置を変更すれば変更後は変更前の矯正装置のメリットが失われるため、それぞれの矯正装置にどんなメリットとデメリットがあるのかを調べておくべきでしょう。もちろん、確実なのは歯科医院で相談した際にその点について質問することです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正装置を変更することについてまとめます。

1. 矯正装置の変更について :ケースによっては変更できる場合も変更できない場合もある
2. 転院を考える場合 :おそらく転院は可能だが、詳細は直接歯科医院に確認しなければならない
3. それぞれの矯正装置のメリットとデメリットを把握する :把握しないと変更がマイナスになる可能性がある

これら3つのことから、矯正装置を変更することについて分かります。
矯正装置の変更はケース次第で不可能なこともあるため、安易に可能と考えない方が良いでしょう。
また、例え可能だとしても費用や手間を考えると、変更自体は正直おすすめできることではありません。
このため、変更の可否よりもまずは矯正装置の種類とそれぞれの特徴をしっかり把握することが大切で、そうすれば矯正装置の選択に後悔する事態を防げますし、スムーズに治療を続けられるでしょう。

成長期の子供に対して、歯並びはどのように影響がありますか? [2018年10月15日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「子供の歯並びの問題」です。
矯正治療は子供でも大人でも行えますが、子供の時に行った方が良い治療です。

と言うのも、子供は年齢的に成長期にあたるため、歯並びが悪いことが成長期においてマイナスの影響をもたらしてしまうからです。そこで、ここでは子供の歯並びの問題について説明していきます。

顎の成長への支障

子供は大人になるまでに身体の全てが成長していきますが、歯並びが悪いと顎の成長に支障をきたします。歯並びが悪い…つまり歯列不正があると正常な位置で噛めなくなってしまい、顎が曲がった状態で成長してしまう可能性があるのです。

歯並びの悪さが成長期において直接支障をきたすのは顎ですが、このように顎が曲がってしまえば顔の輪郭も歪み、見た目が悪くなってしまうでしょう。このため、子供の歯並びの悪さは将来の自分の見た目において大きなマイナス影響をもたらすのです。

学力への影響

親なら子供の学力が気になると思いますが、歯並びの悪さは学力にも影響するとされています。最も、歯並びを改善すれば学力が高まるわけではないので、その点は間違った解釈をしてはいけません。ただ、しっかり噛めることで瞬時の判断力や思考力を養えると言われているのです。

こんな有名な研究があることをご存じでしょうか。「かたい物を食べ続けたネズミの集団とやわらかいものを食べ続けたネズミの集団、それぞれのネズミの集団に迷路を通過させ、早く迷路を通過させることを競わせる」

…この研究の結果、何度試してもかたい物を食べ続けたネズミの集団の方が早く迷路を通過するのです。この研究から、かたいものを食べてしっかり噛む力を得たネズミの方が、迷路を通過する上で必要な判断力と思考力に長けているということが分かるのです。

歯並びの悪さで起こる問題

歯並びの悪さは、成長期の子供において顎の成長の支障になるわけですが、そもそもそれ以前に歯並びが悪いこと自体が原因で様々な問題が起こります。

噛み合わせが悪くなる

正常な噛み合わせは、正常な歯並びでなければ再現できません。このため、歯並びが悪いと噛み合わせが悪くなります。

虫歯になりやすい

歯並びが悪く凸凹していれば、歯磨きがしづらくなります。そうなると磨き残しが増えてプラークが蓄積され、虫歯になるリスクが高まります。

見た目が悪くなる

歯並びが悪ければ、口元の見た目が悪くなります。さらに噛み合わせが悪いことで顎が変形し、顔の輪郭も歪んで見えてしまいます。

小児矯正のメリット

矯正治療は大人になってからでもできますが、子供の時に行った方が良いとされています。その理由の1つは、今回のテーマでもある成長期が関係してきます。成長期に矯正治療を行えば、それを利用した治療計画が立てられます。

その結果、顎の成長を正常に促進させ、正常な位置に永久歯が生えてきやすくなります。そうすると歯を並べるためのスペース作りにも余裕ができ、非抜歯で矯正治療を行いやすくなります。また、子供の時は歯が動きやすいため、歯が動く痛みを感じにくいのも小児矯正のメリットです。

歯並びや噛み合わせに影響する日常の癖

子供の癖の中には、歯並びや噛み合わせにマイナスの影響を与えるものがいくつかあります。このため、子供の歯並びや噛み合わせを軽視するとそういった癖を見過ごすことになり、結果的に子供の歯並びや噛み合わせが悪くなってしまいます。

例えば頬杖やうつ伏せ寝は、顎に負担をかけることになって噛み合わせが悪くなります。また、舌で歯を押し出すような癖を持続的に行うと歯が動き、歯並びも噛み合わせも悪くなります。ちなみにこれは子供に限ったことではなく、大人もこのような癖を行うと歯並びや噛み合わせに影響します。

こうした癖がある場合、矯正治療を行っても癖が続けば再び歯並びも噛み合わせも悪くなるため、矯正治療とあわせて癖の改善もしなければなりません。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、子供の歯並びの問題についてまとめます。

1. 顎の成長への支障 :正常な位置で噛めなくなり、顎が曲がった状態で成長する
2. 学力への影響 :しっかり噛めることで、瞬時の判断力や思考力を養えると言われている
3. 歯並びの悪さで起こる問題 :噛み合わせが悪くなる、虫歯になりやすい、見た目が悪くなる
4. 小児矯正のメリット :非抜歯で矯正治療を行える可能性が高くなる
5. 歯並びや噛み合わせに影響する日常の癖 :頬杖、うつ伏せ寝、舌で歯を押し出す癖など

これら5つのことから、子供の歯並びの問題について分かります。
歯並びを単に審美性だけの問題と捉えてはならず、成長期に影響することを知っておきましょう。
歯並びが悪ければ正常な位置で噛めなくなり、顎が曲がって成長してしまう可能性があります。 そうなると見た目が悪くなりますし、歯並びや噛み合わせの悪さが健康面においてもマイナス影響をもたらします。

受け口が気になります [2018年10月08日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「受け口について」です。受け口は口元の問題ですから、歯の治療を行う歯科医院では一見解決できないように思えます。

しかし、受け口は矯正治療で改善が可能であり、実際にその目的で矯正治療を希望する方も多くいます。最も、凸凹の歯並びに比べて受け口はそれほど気にならないと思うかもしれませんが、特に成長期において受け口であることは大きな問題になるのです。

受け口の問題点

受け口だと、次のような問題が起こります。

・下顎が上顎の成長を妨げる
・前歯で食べ物を噛み切るのが難しくなる
・サ行とタ行の発音がしづらくなる
・表情にやわらかさがなくなる
・下唇が前で出ていることで口元の見た目が悪くなる
・噛み合わせが悪くなる

受け口が原因で見た目が悪くなる点についてはイメージできると思いますが、実は健康面においても大きな問題となります。成長期の子供の場合は顎の成長に支障をきたしますし、噛み合わせが悪いことで肩こりや頭痛など、全身に悪影響をもたらします。

顎関節症

受け口だと噛み合わせが悪く、噛み合わせが悪いと顎関節症になるリスクが高まります。顎関節症とは顎関節の慢性的な疾患で、発症すると顎関節や周辺に痛みを感じます。細かいものも含めると、非常に多くの症状が起こります。

顎が痛む

顎関節、その周辺の頬、こめかみに痛みを感じます。ただしその痛みは常に感じるわけではなく、食事や会話の時など顎を動かすことで痛みます。仮に顎を動かしていないのに顎が痛むのであれば、それは別の病気の可能性があります。

口を大きく開けられなくなる

開口障害と呼ばれるもので、顎関節症になると口を大きく開けられなくなります。正常時なら指を縦にして3本くらい…数値的には40ミリ~50ミリ口を開けますが、開口障害になると指が2本以下しか入らなくなり、口が開かなくなるケースもあります。

顎を動かすたびに音がする

顎を動かすたびにカクカク、ミシミシなどの音がします。これは関節雑音と呼ばれる症状で、症状そのもので言えばそれほど深刻ではありません。ただし、顎を動かすたびに異音がすることはストレスになってしまいます。

口をしっかり閉じられなくなる

顎関節症によって顎関節内の構造に異常が起こると、歯列に隙間ができることがあります。そうなると、口を閉じようと思っても完全に閉じられなくなるケースがあります。ただしこれは稀なケースのため、一般的な症状というわけではありません。

身体のあちこちが痛む

顎関節症によって身体のあちこちに痛みを感じるようになります。具体的には、歯の痛み、舌の痛み、頭痛、腰の痛み、背中の痛み、耳の痛みなどが挙げられ、さらに目まいや耳鳴りなどの症状が起こることもあります。

…顎関節症になるとこのような症状が起こります。ところで、顎関節症は噛み合わせが悪い方だけに起こるわけではなく、歯並びや噛み合わせに全く問題ない方でも起こることがあります。しかし、噛み合わせが悪いと発症のリスクが高く、さらに重症化しやすい傾向があるのです。

癖が原因で受け口になる

受け口になる原因には遺伝的なものも含まれますが、それだけでなく癖が原因でなることもあり、 その癖は特に子供に多く見られるものです。行う癖の中には受け口の原因になってしまうものがあるのです。

・指しゃぶり
・口呼吸
・頬杖をつく
・舌で歯を前に押し出す

…いずれも一見何でもない癖ですが、どれも受け口の原因になる癖です。受け口は矯正治療で改善できますが、こうした癖が原因で受け口になった場合、矯正治療と同時に癖も改善しなければなりません。

受け口の治療方法

受け口を治療するには矯正治療が一般的です。ただし、受け口の状態には様々なパターンがあり、それに合った治療計画を立てるため、どのような矯正方法でどのくらいの治療期間なのかはこの時点で断言できません。

このため、受け口を改善するために矯正治療を希望する方は、まず実際に歯科医院に行って相談してみるのが確実です。また、上下の顎の大きさがあまりにも違う場合は外科的処置が必要になることもあります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、受け口についてまとめます。

1. 受け口の問題点 :下顎が上顎の成長を妨げる、前歯で食べ物を噛み切りにくくなるなど
2. 顎関節症 :受け口は噛み合わせが悪く、顎関節症になるリスクが高まって重症化もしやすい
3. 癖が原因で受け口になる :指しゃぶりなど、子供の癖の中には受け口の原因になるものが多くある
4. 受け口の治療方法 :矯正治療が一般的だが、外科的処置が必要なケースもある

これら4つのことから、受け口について分かります。受け口で悩む方は、おそらく「見た目が悪い」という理由で悩んでいるのだと思います。しかし、それだけでなく受け口であることは全身の健康に悪影響をもたらします。

受け口で噛み合わせが悪ければ肩こりや頭痛が起こり、噛み合わせが悪いことで顎関節症が起こる…いずれも深刻な問題です。このため、例え気にならなくても受け口の方は矯正治療による改善を検討すべきでしょう。

矯正装置の調子が悪いとき等は、急患で診てもらえますか? [2018年10月01日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療と診察」です。
歯科治療として一般的なのは虫歯治療ですが、それと比較すると矯正治療は様々な違いがあります。

治療期間も長く、治療の難易度も高く、さらに矯正装置を装着して生活しなければなりません。
このため患者さんも不安が多く、時には急な診察を希望したい状況に遭遇するかもしれません。
そんな時は急患での診察は可能なのか?…今回は矯正治療の診察をテーマにしたお話をしていきます。

急患について

これは歯科医院によって回答が異なるため、この時点で明確な説明はできません。
急患での診察を希望するとなると、そこで起こる問題は次の2つです。

・矯正歯科医の不在
・診療時間

まず「矯正歯科医の不在」の問題ですが、これは矯正歯科専門医院で治療を受けることで解消できます。
矯正歯科専門医院は文字どおり矯正治療を専門としているため、矯正歯科専門医が常駐しているからです。
このため、「技術に長けた歯科医が不在で対応できない」…そんな事態にはならないでしょう。

次に診療時間ですが、歯科医院の中には土日や遅い時間まで診療を受け付けているところもあります。
あらかじめ最寄りの場所でそういった歯科医院を探しておき、確認しておくのが確実です。
診療時間は歯科医院ごとで異なるため、この点については調べて情報を得るしかありません。

相談について

矯正治療を行う過程では、患者さんが不安に思う機会もたくさんあると思います。
虫歯治療と違って矯正治療は一生に一度の治療です。
このため、そもそも矯正治療に慣れている患者さんはいないのです。

慣れていないからこそ、小さなことでどうしても悩んでしまうものなのです。
そんな時は、歯科医院に行って担当の歯科医に気軽に相談してください。
何でもない問題なら相談することで解決しますし、仮に問題があればその場で対処が可能です。

矯正治療…いや、全ての歯科治療において言えることですが、我慢してはいけません。
「矯正装置の装着は痛い」…そう認識して痛みを我慢してしまうと、
もしかしてその痛みには全く別の原因があるかもしれず、気軽に相談しようと思う気持ちが大切です。

中断について

日常生活の出来事によっては、矯正装置の装着が問題になるケースがあります。
その場合は歯科医に相談することで、矯正治療の一時的な中断が可能です。
例えば、次のケースが挙げられます。

・妊娠してつわりが酷く、矯正装置の装着がつらい
・格闘技の大会に出るため、矯正装置の装着によってケガをする危険性がある
・吹奏楽の大会に出るため、矯正装置を装着している違和感が演奏の支障になる
・受験があるため、受験が終わるまで治療を中断したい

…一例として、こうしたケースでは矯正治療の中断が可能です。
ただし、中断した場合は治療計画に狂いが生じる可能性があるため、その点の了承は必要です。
矯正治療ではあらかじめ治療計画を立てますが、その際に中断のことまでは想定できないですからね。
このため「治療期間が長くなる」、「最初の説明どおりに歯が動かない」など狂いが生じる可能性があるのです。

矯正治療のメリット

今回のように急患や悩みをテーマにしたお話をしていると、矯正治療にマイナスイメージを持ってしまう方も多いと思います。そこで、矯正治療のメリットについて説明していきます。

口元の見た目が良くなる

歯並びが良くなれば口元の見た目が良くなり、審美性を向上させる効果があります。これは矯正治療の最大のメリットと言えるでしょう。

噛み合わせが良くなる

歯並びが悪ければ噛み合わせも悪い状態です。このため、歯並びを改善すれば噛み合わせも改善されるのです。

虫歯や歯周病を予防しやすくなる

歯並びが悪いと歯磨きがしづらく、凸凹した歯の至る箇所にプラークが溜まります。歯並びを改善すれば問題は解消されるため、歯磨きがしやすくなって虫歯や歯周病の予防につながります。

…口元の見た目の向上は、言うまでもないメリットだと思います。注目すべきなのは「噛み合わせが良くなる」と「虫歯や歯周病を予防しやすくなる」の2つのメリットで、それぞれのメリットから分かるのは、矯正治療は自分の歯を守ることにつながるということです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療と診察についてまとめます。

1. 急患について :矯正歯科専門医院なら、矯正歯科専門医が常駐している
2. 相談について :思わぬ問題が起きている可能性もあるため、どんなことでも気になったら相談する
3. 中断について :妊娠や受験などの場合、相談すれば矯正治療の一時的な中断が可能
4. 矯正治療のメリット :口元の見た目が良くなる、噛み合わせが良くなる、虫歯や歯周病を予防できる

これら4つのことから、矯正治療と診察についてまとめます。
今回のテーマのように、矯正治療においてはあらゆる問題を想定することが大切です。
問題を想定することで解決方法が見つかり、それが歯科医院選びにつながるからです。
矯正治療の場合、虫歯治療のように通院の距離だけで歯科医院を選ぶのはおすすめできず、こうしたあらゆる問題に対処でき、信頼できる歯科医院で治療を受けることが大切です。

八重歯の場合、八重歯を抜いて矯正をするのですか? [2018年09月21日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「八重歯の矯正について」です。
八重歯は顎の成長において永久歯が生えるスペースを確保できない場合に生えてきます。

犬歯は生えるのが遅いため、永久歯が生えるスペースが充分でなければ、
他の歯の並び…つまり歯列から外に押し出される形で生えてきて八重歯になるのです。
ここでは、そんな八重歯の矯正について説明していきます。

八重歯のイメージ

そもそも、人によっては八重歯の矯正をすることに疑問を抱いてしまうかもしれません。
と言うのも、八重歯は歯にとってプラスのイメージが強いからで、
例えば八重歯をウリにしたアイドルはたくさんいますからね。

つまり「八重歯=かわいい」と認識されやすく、そのため矯正治療する必要がないと考える人がいます。
しかしそれは日本での話であり、海外では吸血鬼にように見えるという理由でマイナスイメージです。
このため、世界を基準にして考えると八重歯は矯正で治療するのが一般的になっています。

八重歯を矯正治療することのメリット

八重歯を矯正治療すれば八重歯を失います。
これによって見た目にプラスの変化をもたらすのはもちろん、それ以外にも次のようなメリットがあります。

・虫歯や歯周病を予防しやすくなる
八重歯を矯正治療することで歯が綺麗に並び、重なり合っていた問題が解消されます。
これによって食べカスが詰まりにくくなりますし、歯磨きもしやすくなります。
このためプラークもより効率良く除去できるようになり、虫歯や歯周病を予防しやすくなります。

・他の歯へのダメージを減らす
犬歯は噛み合わせの顎の動きを正常な位置に誘導する働きがあるため、根が深くて頑丈です。
しかし外を向いて八重歯となると犬歯としての役割が果たせず、周囲の歯が代役を果たします。
しかし周囲の歯は犬歯ほど頑丈でないため、犬歯の代役として働くことでダメージを受けてしまいます。
その点、八重歯を矯正治療すれば犬歯が本来の働きを果たせるため、周囲の歯へのダメージを減らせます。

…八重歯の矯正治療は100%審美目的のイメージがありますが、
実はこうした健康面においてもプラス効果をもたらし、結果的に自分の歯を守ることにつながります。

八重歯の抜歯について

「八重歯の矯正では八重歯を抜歯するのか?」の質問に回答すると、
八重歯を抜歯することはほとんどありません。
これは八重歯である犬歯が噛み合わせにおいて重要な役割を果たしているからです。

上記で説明したように、根が深くて頑丈な犬歯の役割は他の歯では代役ができないですからね。
ただし、状態によっては抜歯することがあるため八重歯の抜歯の可能性はゼロではないですし、
八重歯の抜歯はしなくても隣接する歯を抜歯する可能性があります。

八重歯の矯正方法

八重歯の矯正方法は特別というわけではなく、従来の矯正治療と同じ方法で対応できます。
具体的にはブラケット治療、舌側矯正、マウスピース矯正などの方法があります。

ブラケット治療

・費用 :60万円~80万円
・治療期間 :2年~3年

最も一般的な矯正方法で、八重歯が目立つ場合はその奥の歯を抜歯します。
抜歯してできたスペースを利用して八重歯を下ろし、歯の表面にブラケットを装着して矯正します。
矯正装置を表面に装着するため審美面でマイナスですが、歯を動かす力が強く高い効果を期待できます。

舌側矯正

・費用 :100万円~120万円
・治療期間 :2年~3年

ブラケット治療と違い、矯正装置を歯の裏側…つまり舌側に装着する方法です。
このため矯正装置が目立たず、矯正治療中の審美面での問題を解消できます。
ただし歯の裏側に矯正装置を装着するため、慣れるまで装着の違和感や発音のしづらさがあります。

マウスピース矯正

・費用 :70万円~80万円
・治療期間 :2年~3年

マウスピース矯正では歯を大きく動かせないため、対応できる症例が限られています。
このため、マウスピース矯正は八重歯の矯正の中でも軽度のケースのみ対応できる方法です。
抜歯ではなく歯を削ることで僅かなスペースを確保して八重歯を矯正治療します。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、八重歯の矯正についてまとめます。

1. 八重歯のイメージ :海外では見た目のイメージが悪く、矯正治療するのが一般的
2. 八重歯を矯正治療することのメリット :虫歯や歯周病を予防しやすくなり、他の歯へのダメージも減らす
3. 八重歯の抜歯について :犬歯は重要な役割を果たしているので、抜歯するケースはあまりない
4. 八重歯の矯正方法 :ブラケット治療、舌側矯正、マウスピース矯正

これら4つのことから、八重歯の矯正について分かります。
八重歯をチャームポイントにしたアイドルもたくさんいますが、実は八重歯は矯正治療の対象になっており、
「他の歯に負担を掛けている」、「海外では八重歯のイメージが悪い」などがその理由です。
特に前者は重要で、八重歯によって犬歯が役割を果たせなくなり、
他の歯がその代役をしている状態で、これは周囲の歯にダメージを与えて寿命を縮める要因になります。

歯列不正は、学力へも影響を与えますか? [2018年09月14日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「歯列不正の学力への影響」です。
子供の矯正治療を希望する親御さんは、治療の理由として学力の向上を挙げることがあります。

確かに、歯並びが悪いと学力に影響を与えるという意見を聞きますが、それは本当なのでしょうか。
それが本当だとしたら、矯正治療は子供の時に行った方が良いことになります。
そこで、ここでは歯並びと学力の関係について考えていきます。

歯列不正と学力の関係

歯列不正を治療すれば学力が高まるとは断言できません。
ただし、瞬時の思考力や判断力はしっかりと噛むことで養われると言われており、
これは過去にネズミを用いた実験で明らかにされたことです。

ネズミを2つのグループに分け、一方のグループには堅い食べ物、
もう一方のグループにはやわらかい食べ物だけを与えます。
それを一定期間続けた後、それぞれのグループに迷路を通過させます。

その結果、何度実験しても堅い食べ物を食べていたネズミのグループの方が迷路を早く通り抜けたのです。
堅い食べ物を食べていたネズミはよく噛む生活習慣を送っていましたから、
つまり噛むことで思考力や判断力が向上したとされているのです。

受験の時期の注意

歯列不正を正す…つまり矯正治療で学力が向上するなら、
受験生の子供は矯正治療をした方が良いと思うかもしれません。
しかしその場合、治療開始のタイミングによっては逆効果になるので注意が必要です。

と言うのも、矯正治療で使用する矯正装置は装着当初には違和感があるからです。
例えば、来月受験を控える子供が矯正治療を開始したとします。
そうすると矯正装置を装着している違和感から、受験勉強に集中できなくなる可能性がありますからね。

矯正装置を装着することの違和感は慣れで解消できる問題です。
しかし装着して数時間で慣れることはないため、
子供が受験の場合は受験が近ければそれが終わった後に矯正治療を開始すべきでしょう。

矯正装置へのこだわり

矯正装置を装着することでの違和感が勉強の集中の妨げになるのであれば、
矯正装置にこだわることでその問題が解消される場合があります。
例えば小児矯正においては、次の矯正装置を選択してはいかがでしょうか。

・アクチバトール
アクチバトールは自分で取り外しできる上、1日の装着時間は10時間ほどとなっています。
このため、1日10時間以上の睡眠をとっていれば装着するのは就寝時に限られ、
勉強の時間だけでなく日常生活全てにおいて矯正装置の装着が必要なくなります。

・ムーシールド
ムーシールドは3歳~5歳前後の乳歯の時期における受け口を改善できます。
装着は就寝時のみとなっているため、まだ小さな子供に勉強をさせたい場合におすすめです。
逆に永久歯が生えている年齢の子供だと、ムーシールド自体対応できません。

・インビザライン
最近人気のマウスピース矯正です。インビザラインはマウスピース矯正の中でも比較的違和感が小さく、
そのため装着による違和感が勉強の支障になりにくいのがメリットです。
10代の患者さんに合わせたインビザラインティーンと呼ばれるものも存在します。

学力における矯正治療のメリット

矯正治療が直接学力のアップになるわけではないものの、
矯正治療をすることで間接的に学力アップ、もしくは勉強においてプラス効果をもたらすのは事実です。
ちなみに、具体的には次のようなメリットがあります。

・虫歯の予防効果が高まる
虫歯で歯が痛ければ勉強どころではなく、治療のための通院も勉強の時間の妨げになるかもしれません。
しかし、矯正治療で歯並びを改善すれば虫歯を予防しやすくなります。
なぜなら歯並びの改善によって歯磨きがしやすくなり、効率良くプラークを除去できるようになるからです。

・堂々と会話できるようになる
歯並びが悪いとそれがコンプレックスになり、堂々と会話できなくなるケースがあります。
矯正治療で歯並びを改善すればそんなコンプレックスは解消され、会話することへの抵抗もなくなります。
そうなれば学校や塾でも堂々と質問でき、より勉強もはかどるようになります。

・様々な体調不良の解消
歯並びが悪い、もしくは噛み合わせが悪いことは口の中だけでなく全身の健康に悪影響をもたらします。
例えば頭痛や肩こり…これらの症状も歯並びや噛み合わせの悪さが原因で起こることもあり、
矯正治療によってそんな体調不良が解消されれば勉強により集中できるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯列不正の学力への影響についてまとめます。

1. 歯列不正と学力の関係 :過去の実験から、歯列不正は思考力や判断力に影響するとされている
2. 受験の時期の注意 :受験直前での矯正治療は矯正装置の違和感で勉強しづらくなる可能性がある
3. 矯正装置へのこだわり :アクチバトールなど、装着の違和感の問題が解消される矯正装置もある
4. 学力における矯正治療のメリット :虫歯が予防しやすくなることで勉強に集中しやすくなるなど

これら4つのことから、歯列不正の学力への影響について分かります。
矯正治療をすることで直接学力がアップするわけではないですが、
学力をアップさせるための環境作りができるのは事実です。

虫歯を予防しやすくなることで、虫歯による歯の痛みで勉強できない状況を回避できますし、
歯並びに自信を持てることで学校や塾でも堂々と質問できるようになりますからね。
その意味では、矯正治療は勉強する場面における環境を整える効果もあると言えるでしょう。

どうして歯は動くの? [2018年09月07日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療で歯が動く理由」です。
矯正治療では、歯を正常な位置に動かして歯並びを改善します。

しかし、そもそも歯はどうやって動くのでしょうか。
折れることなく綺麗に歯が移動するのは、考えてみると不思議なことですよね。
そこで、ここでは矯正治療で歯が動く理由について説明します。

歯が動く仕組みとは

歯は歯肉から出ていますが、歯肉の中には歯を支えている骨があります。
そして、その骨と歯の根の間には歯根膜と呼ばれる膜があり、これがクッションの役割を果たしています。
矯正装置を装着して歯に力が掛かると、クッションである歯根膜にその力が伝わります。

例えば歯を右に動かそうとした場合、歯が動く方向となる右側の歯根膜は縮み、
引っ張られる形となる左側の歯根膜は伸びます。歯根膜は一定の厚さを維持しようとしますから、
そのため縮んだ歯根膜と伸びた歯根膜がそれぞれ動きを見せます。

縮んだ歯根膜は元の厚さに戻ろうとして、そのために必要なスペースを作るために骨を溶かす細胞を作ります。
一方、伸びた歯根膜は元の厚さに戻るために縮もうとして、そのために骨を作る細胞を作ります。
つまり、骨と溶かす細胞と骨を作る細胞…それぞれの働きによって歯槽骨は元の厚さに戻ります。

これが繰り返されることで、歯は少しずつ移動していくのです。

矯正の治療期間が長いのはなぜか

上記のように歯が動くなら、矯正治療はもっと早く終わるのではないかと思うかもしれません。
しかし、歯が動くのはスムーズに動いたとしても1ヶ月に1ミリ程度です。
また、歯は強い力を掛ければ動くわけでもありません。

仮に過剰な力で無理に歯を動かせば、歯の周囲の組織にダメージを与えてしまいます。
歯の周囲の組織にダメージを与えずなおかつ歯を動かすには、長い期間…2年や3年の期間が必要なのです。
当然、矯正の治療期間は歯並びの状態によって異なります。

凸凹した歯並びの場合は歯を大きく移動させなければならないため、治療期間も長くなります。
一方、そこまで歯並びが悪くなければ歯を大きく移動させる必要がなく、治療期間は短くなります。
ちなみに、矯正の治療期間は使用する矯正装置も関係してきます。

例えばワイヤー矯正は見た目の悪さが欠点であるものの、歯を動かす力は強く様々な症例に対応できます。

日常生活の過ごし方次第で歯は動く

歯を動かす手段は矯正治療だけではありません。
歯が動く悪い例を紹介すると、日常生活の過ごし方次第でも歯は動きます。
例えば舌で歯を押し出すクセがある人は、そのクセが続くことで歯が動きます。

歯が動くだけの力が掛かるポイントは、瞬発的なものではなく継続的なものです。
極端な話、指に力を掛けて歯を押した場合と舌クセで長期間押した場合、
これらの力の掛け方を比較すると歯が動くのは後者です。

つまり、日常生活のこうしたクセが原因で歯並びが悪くなることがあるのです。
舌クセ以外にも頬杖、食いしばり、うつ伏せ寝、指しゃぶり、口呼吸などは歯並びが悪くなる原因であり、
例え矯正治療で歯並びを改善してもクセによって再び歯並びが悪くなるケースもあります。

また、こうしたクセや習慣は歯並びだけでなく噛み合わせも悪くさせてしまいます。

歯並びの悪さで起こる問題

「歯並びが悪い=口元の見た目が悪い」のイメージがありますし、確かにそれは事実です。
しかし、歯並びの悪さによって起こる問題は見た目のことだけではありません。
歯並びが悪いことで、次のような問題が起こります。

・虫歯になりやすい
歯並びが悪ければ歯磨きがしづらいため、歯磨きの精度が落ちます。
歯並びが良い人に比べるとプラークが残ってしまい、そのため虫歯になるリスクが高まります。

・頭痛や肩こりが起こる
歯並びが悪いということは噛み合わせも悪いということです。
そして、噛み合わせが悪いと噛む筋肉である側頭筋や広頸筋が悪影響を受け、頭痛や肩こりを引き起こします。

・顎関節症になりやすい
歯並びが悪く、噛み合わせも悪い場合に起こる問題です。
顎関節症は歯並びが悪い人だと発症しやすく、さらに重症化しやすい傾向があります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療で歯が動く理由についてまとめます。

1. 歯が動く仕組みとは :歯根膜が作り出す骨を溶かす細胞と骨を作る細胞の働きによるもの
2. 矯正の治療期間が長いのはなぜか :歯の周囲の組織にダメージを与えずに動かす必要があるため
3. 日常生活の過ごし方次第で歯は動く :舌クセなどで歯は動き、歯並びを悪くさせてしまう
4. 歯並びの悪さで起こる問題 :虫歯になりやすい、頭痛や肩こりが起こる、顎関節症になりやすいなど

これら4つのことから、矯正治療で歯が動く理由について分かります。
まとめとして歯を動かした後…つまり矯正治療後のことについてお話すると、
動かした歯は時間を掛けて元の位置に戻ろうとし、これを後戻りと呼びます。
このため矯正治療後は後戻りを防ぐため、保定装置を装着して対処します。

周りから矯正装置が見えない小児矯正の方法はありますか? [2018年09月03日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「見えない小児矯正の方法」です。
矯正治療の欠点は目立つ矯正装置の装着であり、治療中の審美性の問題を気になる方が多くいます。

最も、最近の矯正治療ではそんな欠点が解消されており、「見えない矯正」と呼ばれる治療方法も存在します。
それは小児矯正においても例外ではなく、
就学中の子供が矯正装置の装着で悩まなくてすむよう、「見えない矯正」は小児矯正でも採用されています。

リンガルアーチ

永久歯が生えるスペースを作る、さらには受け口の改善効果がある矯正方法です。
金具を使用しますが、装着は歯の裏側からになっているため矯正装置が目立ちません。
構造的にも針金を添わせただけのシンプルさですから、矯正装置に食べカスが付着しにくくなっています。

また、シンプルな構造であることで微調整もしやすく、そのため施術時間も短くてすみます。
ただし欠点もあり、歯の裏側に装着することで矯正装置が舌にあたります。
その影響で、慣れるまでは食べ物を噛む時や発音する時に違和感があります。

リンガルアーチのメリットとデメリットのまとめ

・メリット1. 歯の裏側に矯正装置を装着するため目立たない
・メリット2. シンプルな構造のため食べカスが付着しにくい
・メリット3. シンプルな構造のため微調整しやすく施術が短時間ですむ

・デメリット1. 舌側に矯正装置を装着するため、慣れるまでは食べ物を噛むと違和感がある
・デメリット2. 舌側に矯正装置を装着するため、慣れるまでは発音すると違和感がある
・デメリット3. 矯正装置自体は透明ではないため、見る角度によっては矯正装置が見える

FKO

「アクチバトール」とも呼ばれる矯正方法で、受け口や出っ歯の顎のズレの改善効果があります。
FKOの特徴として「自分で取り外しできる」と「1日10時間以上の装着する」がありますが、
これら2つの特徴によって見えない矯正方法を実現しています。

と言うのも、1日10時間以上の睡眠時間を確保すれば、日常生活での矯正装置の装着が一切必要ないからです。
そうすれば就寝中だけ矯正装置を装着し、学校では矯正装置を装着しないで生活できます。
またFKOは下顎の前方成長を促せるため、出ている上顎の位置関係の調整も可能です。

FKOのメリットとデメリットのまとめ

・メリット1. 10時間の睡眠時間を確保できれば、日常生活での矯正装置の装着は必要ない
・メリット2. 自分で取り外しできるため、治療中の歯磨きや食事に不便さがない
・メリット3. 矯正装置の構造がシンプルなため利便性が高い

・デメリット1. 日常生活で矯正装置を外して過ごすには、「1日10時間以上の睡眠」が前提となる
・デメリット2. 自分で取り外しできるため、その気になれば治療を疎かにもできてしまえる
・デメリット3. 矯正装置を装着したままの状態だと喋りにくさを感じる

ムーシールド

3~5歳前後の乳歯列期における受け口の改善効果がある矯正方法です。
使用するのはプラスチック製のマウスピースで、
これを就寝時に装着することで筋力を調整して正常な噛み合わせを作ります。

つまり矯正装置の装着は就寝時に限られるため、日常生活においての装着が必要ないのです。
欠点としては治療のタイミングが限られていることで、
ムーシールドは永久歯が生える前の時期にしか行えない矯正方法です。

ムーシールドのメリットとデメリットのまとめ

・メリット1. 矯正装置の装着が睡眠中だけで良い
・メリット2. 今後成長していく上での上顎と下顎の噛み合わせの悪化を防げる
・メリット3. 早い時期から受け口を改善できる

・デメリット1. 受け口のパターンは様々だが、全ての症例に対応できるわけではない
・デメリット2. 永久歯が生える前の時期しか対応できない
・デメリット3. 状態によっては顎の成長期に再度治療しなければならない

インビザラインティーン

見えない矯正方法の代表とも言えるインビザラインですが、
歯の生え変わりや顎の発達など、口腔内の様々な変化には対応できません。
このため、永久歯が生えそろっていない10代の子供ではインビザラインによる矯正治療は不可能です。

そんなインビザラインの問題点を解消し、10代の中高生のために設計されたのがインビザラインティーンです。
インビザラインティーンは従来のインビザイン同様、透明のマウスピースが矯正装置になっています。
自分で取り外しができる上にマウスピースの透明で目立ちにくく、そのため見えない矯正と呼ばれています。

インビザラインティーンのメリットとデメリットのまとめ

・メリット1. 矯正装置が目立たない上に自分で取り外しできる
・メリット2. 自分で取り外しできるため、食事や歯磨きに不便さがない
・メリット3. 素材がやわらかいため違和感があまりない

・デメリット1. ワイヤー矯正に比べると対応できる症例が限定される
・デメリット2. 自分で取り外しできるため、その気になれば治療を疎かにもできてしまえる
・デメリット3. インビザライン自体を取り扱っている歯科医院が少ない

まとめ

いかがでしたか?
最後に、見えない小児矯正の方法についてまとめます。

1. リンガルアーチ :歯の裏側に矯正装置を装着するため目立たない
2. FKO :1日10時間以上の睡眠なら、矯正装置の装着は睡眠中だけで良い
3. ムーシールド :永久歯が生える前の時期のみ対応でき、矯正装置の装着は睡眠中だけで良い
4. インビザラインティーン :従来のインビザラインを10代向けに設計したもの

これら4つのことから、見えない小児矯正の方法についてまとめます。
このように、小児矯正においても見えない矯正方法はいくつか存在します。
ただし「対応できる症例に限りがある」など、見えない矯正方法にもデメリットがあるため、
その点はよく確認し、歯科医と相談した上で自分に最も合った矯正方法を選びましょう。

矯正治療について相談したいのですが、相談したら治療を始めなければいけないの? [2018年08月22日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療の相談」です。
矯正治療を何度も行う方はいないですし、そもそも矯正治療を行ってない方だっているでしょう。

このため矯正治療に慣れた方はおらず、矯正治療を検討している方も疑問点や不明点だらけだと思います。
だからこそ、矯正治療を行うかどうかを歯科医に相談したいという方が多いのですが、
相談するためだけに歯科医院に行くということは可能なのでしょうか。

無料相談が利用できる

相談は矯正治療の流れの1つではありません。
つまり相談だけすることもできますし、その結果矯正治療を断っても構いません。
そもそも、相談なしで矯正治療を行うことの方はおすすめできません。

さて相談の方法ですが、これはメールでの相談と直接歯科医院に行っての相談の2つの方法があります。
ただし、メールの相談となると当然その歯科医院がWEBサイトを開設している必要があるため、
全ての歯科医院がメール相談に対応しているわけではありません。

また、どちらの方法でも相談できる場合は直接歯科医院に行っての相談をおすすめします。
直接行くことで院内の雰囲気や歯科医の人柄を知ることができますし、
それによってその歯科医院が合うか合わないかの判断もしやすいからです。

全ての歯科医院で相談できるとは断言できない

「矯正歯科は無料で相談を受け付けなければならない」という決まりがあるわけではないため、
中には無料相談を受け付けていない歯科医院もあるかもしれません。
逆に、全ての歯科医院で無料相談を受け付けているかもしれませんが、この場でそれを調べる術はありません。

ですから、「無料で相談できる歯科医院がある」くらいに捉えておいて方が良いでしょう。
問題はどうやってそれを知るかですが、それは歯科医院のWEBサイトで確認することです。
無料相談を受け付けているならその案内があるでしょうし、ない場合は直接連絡して確認してみましょう。

また、WEBサイトを開設していない歯科医院も、
直接連絡すれば無料相談ができるかできないかの確認が可能です。
最も、WEBサイトを開設していない以上、その歯科医院にメールで相談することは不可能でしょう。

相談すべきこと

実際に矯正治療について相談する場合、以下のことは必ず確認しておきましょう。

矯正治療の方法

矯正治療の方法自体は「矯正装置を装着して歯を動かす」ですが、
使用する矯正装置の種類は歯科医院ごとで異なります。
例えばマウスピース矯正を希望するなら、その歯科医院で対応できるのかを確認してください。

費用

費用はトータルの費用で確認してください。
特に処置別払い制の歯科医院は通院するたびに費用が掛かるため、
トータルの治療費が分かりにくいと思います。また、矯正治療の費用は歯科医院ごとで異なります。

治療期間

矯正の治療期間は短ければ1年、長ければ3年以上掛かります。
1年と3年では大きく違いますが、これは現在の歯並びの状態が関係してきます。
相談時に歯科医に歯並びを診てもらえば、おおよその治療期間が分かると思います。

不明点や疑問点

矯正治療のことで分からないことは全て質問しておきましょう。
「こんな初歩的なことを聞いても良いのだろうか?」と考える必要はありません。
患者さんは矯正治療に関して素人なのですから、どんなことでも堂々と質問しましょう。

歯科医院選びのこだわり

矯正治療を希望する上で考えなければならないのが歯科医院選びです。
これは通院の距離や費用を参考に決めると思いますが、ここでは腕の良い歯科医の探し方をお伝えします。
矯正治療は法律上、歯科医師免許を所持していれば誰でも行える治療です。

このため、例え歯科医としての経験が未熟でも矯正治療を行えます。
しかし、その一方で矯正治療の知識と経験に長けた歯科医もいるのです。
患者さんからすれば後者…つまり腕の良い歯科医の元で治療を受けたいと思うのが当然の心理です。

そこでお伝えすると、歯科医の腕の良さを知る参考になるのが日本矯正歯科学会の資格です。
専門医の資格を持つ歯科医なら、矯正治療においては高い知識と経験、そして技術を持っています。
ちなみに、日本矯正歯科学会のWEBサイトで専門医の資格を持つ歯科医が在籍する歯科医院を探せます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療の相談についてまとめます。

1. 無料相談が利用できる :メール、もしくは直接歯科医院に行っての無料相談が利用できる
2. 全ての歯科医院で相談できるとは断言できない :無料相談を行っていない歯科医院もあるかもしれない
3. 相談すべきこと :矯正治療の方法、費用、治療期間、不明点や疑問点は全て確認する
4. 歯科医院選びのこだわり :日本矯正歯科学会の専門医の資格の有無で、腕の良い歯科医か判断できる

これら4つのことから、矯正治療の相談について分かります。
矯正治療についての相談は、多くの歯科医院が無料で対応してくれます。
治療を検討している段階でも構わないですし、相談の結果治療を断っても構いません。
まずは歯科医に相談し、矯正治療における不明点や疑問点を解消しましょう。

中学受験がありますが装置の違和感で受験勉強に支障はないでしょうか? [2018年08月16日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療と受験勉強について」です。
矯正治療において、矯正装置を装着するとどうしても違和感があります。

これは考えれば当然で、今まで口の中になかったものがあるわけですから、違和感があるのは仕方ありません。
しかしタイミング次第では「仕方ない」ですまない場合があり、例えば入試を控えての受験勉強です。
そこで、受験のタイミングで矯正治療を行うことについて考えていきます。

矯正治療の受験勉強への影響

実際のところ、矯正治療が受験勉強に大きく影響するとは思えません。
矯正治療が受験勉強に影響するとすれば、それは次の2つの理由が考えられます。

・通院の頻度
・矯正装置の装着

まず「通院の頻度」ですが、これは歯科医院の治療方針や矯正の治療方法によって差があるものの、
一般的には1ヶ月に1度の頻度が目安となります。
さらに経過観察の時期などは3ヶ月~6ヶ月に1回の頻度になりますし、
1回の診療時間も平均30分ほどのため、通院が受験勉強の支障になることはないでしょう。

次に「矯正装置の装着」ですが、支障があるとすればこちらの方で、
「矯正装置を装着した時の違和感で受験勉強に集中できない」というケースです。
最も、この違和感は慣れによって解消できるため、
受験が半年以上も先であれば矯正装置を行っても問題ないでしょう。

と言うのも、その場合は受験勉強が本格的になった頃には矯正装置の装着にも慣れているからです。
一方、極端な例として「明日から受験勉強するけど今日から矯正治療を行いたい」というのはおすすめできず、
なぜなら矯正装置を装着した直後は違和感があるからです。
つまり、受験勉強開始において余裕を持ったタイミングで矯正治療を行うなら問題ありません。

矯正治療の休止について

既に矯正治療を行っているとして、どうしても受験勉強に集中できないのであれば、
矯正治療を一時休止するのも1つの方法です。
休止は止めるわけではなく中断の意味ですから、受験が終わった後は矯正治療を再開できます。

ただし休止する期間には限度があり、目安としては1ヶ月~2ヶ月が限度でしょう。
これ以上休止すると歯が完全に元の状態に戻ってしまう可能性があり、
これまでの矯正治療が全てにムダになってしまいます。

また、矯正治療を休止することで治療計画に狂いが生じるため、治療期間が長引くデメリットもあります。
一例として、休止することで「2年ほど」と説明された治療期間が「3年」に長引くこともありますし、
「非抜歯でできる」と説明されたのに「抜歯が必要」と診断されてしまうケースなどがあります。

矯正の治療期間について

今回の問題でおいてベストなのは、矯正治療と受験勉強のタイミングが完全に重ならないようにすることです。
そこでポイントになってくるのが矯正の治療期間ですが、まず一概に治療期間は断言できず、
これは歯並びの状態や矯正治療の方法によって治療期間が異なるからです。

そこで一般論で解説すると、ワイヤー矯正の場合の治療期間は一般的に1年~2年ほどです。
この期間がベースとなり、後は症例によっては治療期間が長引き、2年~3年ほど掛かることもあります。
つまり矯正の治療期間は最低でも1年ほど、長ければ3年ほどということになります。

仮に高校受験において矯正治療の支障をゼロにしたいのであれば、中学1年の時点で治療を開始すべきです。
そうすれば受験の時期に矯正治療が終わってなかったとしても、
受験勉強をする頃には矯正装置の装着に確実に慣れているため、それを支障に感じることはまずありません。

矯正治療開始のタイミングと私生活

今回は受験勉強をテーマして説明しましたが、
矯正治療開始のタイミングについてはこのように私生活を考慮することが大切です。
多くの場合、矯正治療開始のタイミングは歯の状態を目安に考えます。

「乳歯と永久歯が混ざって生えている」、「永久歯が生えそろっている」など、
歯がどんな状態で生えているのかを参考にして治療開始のタイミングを判断します。
もちろんそれも大切ですが、今回のように私生活も考慮しなければなりません。

矯正治療は虫歯のような病気の治療とは違いますから、
治療開始のタイミングが遅れることで大きな問題が発生することはありません。
大きな行事などがある場合はその旨を歯科医に伝え、ベストな治療開始のタイミングを考えましょう。

まとめ

いかがでしたか?
矯正治療と受験勉強についてまとめます。

1. 矯正治療の受験勉強への影響 :通院の頻度は支障ない。矯正装置の装着は慣れていれば支障ない
2. 矯正治療の休止について :一時的な休止も可能だが、治療計画に狂いが生じる
3. 矯正の治療期間について :一概には断言できず、一般的に1年~3年が目安
4. 矯正治療開始のタイミングと私生活 :矯正治療開始のタイミングは私生活も考慮するべき

これら4つのことから、矯正治療と受験勉強について分かります。
矯正装置の装着に慣れていないと違和感があり、受験勉強に集中できないケースが考えられます。
一方、矯正装置の装着に慣れていれば、普段どおりの感覚で受験勉強できるでしょう。

と言うことは、矯正治療を検討する場合は受験を視野に入れ、
矯正装置の装着に慣れるため早いタイミングで矯正治療を行うのがベストです。
また、確実な手段として違和感が心配な場合は、受験が終わった後に矯正治療を開始しても良いですね。

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