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子供の矯正治療の通院間隔はどのくらいですか? [2018年06月22日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「子供の矯正治療の通院間隔」です。
矯正治療では定期的な通院が長期間必要になります。

これは子供の矯正治療も同様で、特にその場合は子供だけで通院することが不可能なため、
親も定期的な通院が必要になることを理解しておかなければなりません。
そこで、ここではどのくらいの頻度で通院が必要なのか?…子供の矯正治療の通院間隔について説明します。

子供の矯正治療

子供の矯正治療は大人に比べると若干複雑になっており、矯正治療が2段階に分けられています。
具体的には乳歯と永久歯が混同したタイミングで行う「1期治療」、
永久歯が生えそろったタイミングで行う「2期治療」…この2段階に分けられているのです。

「1期治療」を行うのは5歳~11歳頃の時期で、比較的簡単な矯正装置を使用して治療します。
「1期治療」の目的は本格的な矯正治療…つまり「2期治療」に向けた準備のようなものになります。
次に「2期治療」ですが、時期としては永久歯が生えそろう12歳以降になります。

「2期治療」は本格的な矯正治療となっており、大人同様にワイヤーの矯正装置を使用します。
さらに矯正治療後は「保定期間」に入り、ここでも定期的な通院が必要です。
そして「1期治療」と「2期治療」と「保定期間」…それぞれにおいて通院間隔は異なります。

通院間隔

「1期治療」と「2期治療」と「保定期間」、それぞれにおける通院間隔は次のとおりです。

「1期治療」

通院間隔はおよそ1ヶ月~2ヶ月に1回の割合です。
通院の目的は「歯列を広げて歯が並ぶスペースを作る」や「上下の顎のバランスを整える」などで、
さらに矯正装置の調整も行います。治療期間としては1年~2年ほどとなります。

「2期治療」

通院間隔はおよそ1ヶ月に1回の割合です。
ワイヤーの矯正装置を使用して正常な歯並びを作り、同時に正常な噛み合わせも作ります。
抜歯が必要な場合はこの時期に行い、治療期間としては2年ほどとなります。

「保定期間」

矯正治療によって動かした歯は元の位置に戻ろうとするため、それを防ぐために保定装置を装着します。
そして、この保定装置を装着する期間を保定期間と呼びます。
保定期間中の通院間隔は一般的に3ヶ月~6ヶ月に1回の割合で、期間としては2年~3年ほどとなります。

<成長観察について>
「1期治療」を終えた後にすぐ「2期治療」に入ることはなく、この間に成長観察の期間が入ります。
成長観察の期間中は頻繁な通院は必要ないものの、3ヶ月~6ヶ月に1回の割合で通院が必要です。

子供の時に矯正治療をした方が良い理由

矯正治療は大人になってからでもできますが、
最適なタイミングを考えると子供の時に行った方が良いと言われています。

矯正装置を装着することの悩みが小さい

矯正治療では矯正装置を装着しますが、大人になるとその時の見た目が気になってしまいます。
一方子供の場合は審美性に対する意識が大人ほど高くないため、
矯正装置を装着して生活することにそれほど抵抗がないのです。

痛みが小さい

矯正治療ではどうしても痛みを感じることがあり、それは歯が動くことが原因です。
しかし子供の場合はまだ骨がやわらかいため歯が動きやすく、そのため痛みも小さいのです。
ちなみに矯正装置を装着すること自体の痛みもありますが、それは慣れで解消できる問題です。

大人になった時に歯並びの悪さで悩まない

歯並びが悪くて矯正治療をしようと思っても、治療期間は2年~3年ほどになります。
つまり歯並びを改善しようと思っても、それが叶うまで2年~3年掛かるのです。
しかし子供の時に矯正治療を終えておえば、大人になった時に美しい歯並びのままでいられます。

非抜歯で矯正治療できる可能性が高い

大人になってから矯正治療を行う場合、ほぼ確実に抜歯が必要です。
一方子供の時に矯正治療を行えば、非抜歯…つまり抜歯せずに矯正治療できる可能性が高くなります。
ただし状態によっては抜歯が必要になるため、100%非抜歯でできるとまでは言えません。

虫歯や歯周病を予防しやすくなる

歯並びが悪ければ、凸凹しているために歯磨きがしづらくなります。
凸凹の期間が長ければ、その間はずっと歯磨きがしづらくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
しかし、子供の時に矯正治療を行えば早く歯並びが改善でき、将来虫歯や歯周病を予防しやすくなるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、子供の矯正治療の通院間隔についてまとめます。

1. 子供の矯正治療 :「1期治療」と「2期治療」の2段階に分けて行う
2. 通院間隔 :「1期治療」は1ヶ月~2ヶ月に1回ほど、「2期治療」は1ヶ月に1回ほど
3. 子供の時に矯正治療をした方が良い理由 :矯正装置を装着することの悩みが小さい、痛みが小さいなど

これら3つのことから、子供の矯正治療の通院間隔について分かります。
矯正治療では虫歯治療のように毎週の通院は必要ありません。
このため、通院間隔が苦になることはほとんどないでしょう。
1回の診療時間も30分程度で終わることが多く、通院間隔も診療時間もそこまでの手間にはなりません。

3才で受け口ですが、いつから小児矯正治療が必要ですか? [2018年06月15日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「子供の受け口の問題」です。
受け口とは、噛み合わせた時に上の前歯よりも下の前歯が出ている状態です。

この状態だと見た目が悪くなるのはもちろんとして、健康面においても様々な問題が生じます。
改善には矯正治療が必要なのですが、子供の受け口の場合は治療のタイミングに迷うことでしょう。
そこで、受け口改善を目的とした小児矯正について説明していきます。

受け口を改善するための小児矯正のタイミング

受け口を改善するために小児矯正を行う場合、そのタイミングとしてベストなのは3歳の時期です。
これについて説明すると、そもそも幼児期の受け口は自然治癒が見込まれると言われており、
2歳の時点で受け口だった子供はおよそ50%の確率で自然治癒によって改善されたデータがあります。

しかし、3歳の時点で受け口の子供はその確率が大幅に減少しているのです。
つまり、3歳の時点で受け口だと自然治癒の見込みが減少するため、
小児矯正のタイミングとしてはその時期…つまり自然治癒が見込みにくくなる3歳の時期がベストです。

もちろん、2歳の時点で小児矯正を行って受け口を改善することは可能です。
しかし小児矯正は費用が高く、自然治癒で改善される問題ならそれに期待した方が良いでしょう。
このため、自然治癒が見込める2歳までは小児矯正による受け口改善は保留すべきと考えられます。

受け口になる原因

受け口というのは偶然ではなく、原因があるために起こる症状です。
主な原因として次の3つが考えられます。

遺伝

顔は親に似るというのは誰もが知っていることですが、正確には噛み合わせや歯の大きさや形も似ます。
このため、親が受け口の場合は遺伝によって子供も受け口になりやすいのです。
それに加えて舌の位置や癖などの問題が加わると、子供の受け口はより悪化してしまいます。

口呼吸

口呼吸をしていると、鼻が機能していない状態になります。
要するに鼻を使用しない状態になるのですが、身体の器官は使用しないと小さくなっていきます。
このため鼻を使用しないことで鼻の骨を一体化している上顎が小さくなり、受け口になりやすいのです。

舌の位置

舌の位置が低く、なおかつ下の歯の裏側にある状態だと受け口になる可能性が高くなります。
これは舌の位置が低いことで舌によって下の前歯を押し出してしまうためで、
その影響で下顎と下の前歯だけが成長する…すなわち前歯が受け口になるのです。

受け口によって起こる問題

受け口は虫歯や歯周病と違って病気ではありません。
このため、子供の受け口を問題視せずに小児矯正を行わない親も少なくありません。
確かに小児矯正は費用が高額なため、歯科医としても気軽にすすめられる治療ではありません。
しかし、受け口を改善しないと次のような問題が起こります。

・顔の見た目が悪くなる
・噛み合わせが悪くなるため顎関節症になるリスクが高まる
・歯と歯の間や噛む面に隙間が生じることで、プラークが溜まって虫歯や歯周病になるリスクが高まる
・噛み合わせのバランスが取りづらいため、虫歯治療の際に詰め物や被せ物が外れやすくなる
・「サ行」や「タ行」の発音がしづらくなる

受け口を改善できる矯正装置

実際の歯並びの状態、または歯科医院によって使用する矯正装置は異なりますが、
小児矯正で受け口改善を目的とした場合、使用する矯正装置は「FKO」や「リンガルアーチ」が挙げられます。

FKO

「エフカーオー」と呼び、他にも「アクチバトール」と呼ばれることもあります。
取り外し可能なため好きな時に外せますが、治療の成果を得るには1日10時間以上の装着が必要です。
このため、元々の睡眠時間が10時間以上の子供の場合は就寝時だけの装着で問題なく、
日常生活では矯正装置を外したまま過ごすことも可能です。
子供が自分で外すことも可能なため、FKOを使用した小児矯正では子供の協力も欠かせません。

リンガルアーチ

受け口の改善だけでなく、永久歯の生える隙間を作る効果もある矯正装置です。
歯の裏側から金具をつけて歯を動かせますし、その位置で固定することも可能です。
自分で取り外しできないため食事を不自由に感じますが、装着による食事制限は特にありません。
ただし、あまり固いものやくっつきやすいものを食べるのは控えた方が良いでしょう。
リンガルアーチは装着し続けることになるため、歯磨きをしっかりしないと虫歯になってしまいます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、子供の受け口の問題についてまとめます。

1. 受け口を改善するための小児矯正のタイミング :自然治癒の見込みが低くなる3歳がベスト
2. 受け口になる原因 :遺伝、口呼吸、舌の位置
3. 受け口によって起こる問題 :顔の見た目が悪くなる、顎関節症になるリスクが高まるなど
4. 受け口を改善できる矯正装置 :FKOとリンガルアーチが一般的

これら4つのことから、子供の受け口の問題について分かります。
子供の頃から矯正治療を行うのは早すぎると思うかもしれませんが、
時期としては大人になってからよりも子供の時に矯正治療をした方が多くのメリットがあります。
受け口においてもそれは同様で、子供の受け口に悩むなら3歳をめどに小児矯正を検討しましょう。

小児矯正において、1回の診療時間はどのくらいですか? [2018年06月08日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「小児矯正における1回の診療時間」です。
小児矯正は治療を受ける子供だけでなく、親にも様々な負担が掛かります。

費用はもちろんですし、定期的な通院もまた親にとって負担と言えるでしょう。
とは言え、小児矯正を行うからには通院は欠かせないためこれを省くことはできません。
そこで気になるのが時間…つまり小児矯正における1回の診療時間の長さです。

小児矯正の診療時間

小児矯正の診療時間は矯正装置の種類、さらに診療内容によって異なります。
例えば矯正装置の調整が目的となる診療においては、
取り外し式のタイプやマウスピース矯正の場合は15分ほどの診療ですむでしょう。

一方で表側矯正や裏側矯正の場合、矯正装置の装着を目的とした診療では60分ほどの診療になります。
さらに、使用しているワイヤーの調節を目的とした診療では30分ほどの診療になります。
このため一概に診療時間を断言できませんが、およそ30分を目安に考えておくと良いでしょう。

小児矯正の治療期間

診療時間とは1回の診療に掛かる時間ですが、
それだけでなく通院の期間…すなわちトータルの治療期間も気になると思います。
そこで小児矯正の治療期間をお答えすると、一般的には3年~5年ほどになります。

ただしこれはあくまで目安程度として参考にしてください。実際にはこれより長くなるケースもあり、
例えば歯並びの状態によっては永久歯が生えそろった後も矯正治療の継続が必要になることがあります。
また、子供が矯正治療に対して非協力的だと治療期間が長引いてしまいます。

小児矯正のメリット

矯正治療は大人になってからでも行えるため、
診療時間や治療期間から判断して大人になってから本人が行えば良いと判断する親もいるかもしれません。
しかし本人のことを考えれば、大人になってからよりも子供の時に小児矯正を行った方が良いのです。
そこで、小児矯正を行うことのメリットについて説明します。

大人になってから歯の見た目で悩まない

歯の審美性を気にするのは子供よりも大人です。
小児矯正で子供の頃に歯並びを改善しておけば、大人になってから歯並びで悩むことがなくなります。

歯が動きやすい

子供は骨がやわらかく、そのため矯正治療で歯が動きやすくなっています。
小児矯正が大人の矯正治療に比べて治療期間が短いと言われているのはそれが理由です。

痛みが小さい

小児矯正は大人の矯正治療に比べて歯が動きやすくなっており、
そのため矯正治療中の歯を動かす痛みが小さくてすみます。

抜歯しなくてすむ可能性が高い

大人の矯正治療ではほぼ確実に抜歯が必要になりますが、
子供の場合は非抜歯…つまり抜歯せずに矯正治療できる可能性が高くなります。

虫歯になりにくくなる

子供は歯磨きの技術が未熟なため、大人に比べて虫歯になるリスクが高くなっています。
しかし歯並びを改善すれば歯磨きがしやすくなり、歯並びが悪い状態に比べて虫歯になりにくくなります。

小児矯正の矯正装置

大人の矯正治療では矯正装置に種類があり、最近ではマウスピースが人気です。
こうした矯正装置の種類は小児矯正においてもいくつか存在します。
ただし取り扱っている矯正装置の種類は歯科医院ごとで異なるため、その点だけ注意してください。

拡大床

歯列の横幅を広げる、もしくは歯の移動を目的とした矯正装置です。
拡大床にはネジをついており、このネジを回すことで歯列や顎を動かせます。
取り外しも可能ため外出時に周囲の目を気にする必要がなく、歯磨きや食事における不自由さもありません。

FKO

「エフケーオー」と読みがちですが正しくは「エフカーオー」と読みます。
受け口や出っ歯の改善を目的とした矯正装置で、1日10時間以上の装着が必要です。
ただし就寝中の装着も可能なため、そうすれば日常生活で長時間装着しなくても良くなります。

リンガルアーチ

受け口の改善、さらには永久歯が生えるスペースを作るのが目的の矯正装置です。
矯正装置を外すことができないため一見不自由に思えますが、その分高い効果が期待できます。
さらに微調整が簡単なため、調整時の診療時間が短くてすみます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、小児矯正における1回の診療時間についてまとめます。

1. 小児矯正の診療時間 :診療内容などで異なるが、およそ30分を目安にしておくと良い
2. 小児矯正の治療期間 :一般的に3年~5年ほどだが、歯並びの状態などで長引くこともある
3. 小児矯正のメリット :大人になってから歯の見た目で悩まない、歯が動きやすいなど
4. 小児矯正の矯正装置 :拡大床、FKO、リンガルアーチなど

これら4つのことから、小児矯正における1回の診療時間について分かります。
診療時間はおよそ30分が目安となり、この点については時間が大幅にズレることはありません。
ただし治療期間についてはズレることがあり、特に小児矯正は明確な治療期間を断言できません。
治療期間は歯並びの状態によっても異なるため、
治療期間が異なる人は一度歯科医院に行って診てもらい、治療期間を相談してみると良いでしょう。

小児矯正は歯磨きがしづらくないでしょうか? [2018年06月01日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「小児矯正中の歯磨き」です。
子供は大人に比べて虫歯になりやすく、その理由の1つが歯磨きの技術の未熟さです。

このようにただでさえ子供は虫歯になりやすいため、小児矯正に不安を感じる人は少なくありません。
と言うのも、矯正装置を装着した状態ではより歯磨きがしづらくなるため、
虫歯になるリスクを一層高めてしまうのではないかと考える人が多いからです。

歯磨きの問題

まず矯正装置が理由で歯磨きがしづらくなることはありません。
なぜなら、小児矯正の矯正装置は主に取り外し式のタイプを使用するからで、
そのため歯磨きをする上で一切の支障がないのです。

とは言え、小児矯正を希望するからには歯列不正があるのは確かなため、
歯並びが凸凹していることで歯磨きの精度が落ちてしまうのが事実です。
このため、小児矯正を行う歯科医院では子供の歯磨き指導も徹底しています。

大人になってから矯正してはダメなのか

小児矯正中の歯磨きの不安を確実に解消する方法は、小児矯正を行わないことです。
歯磨きの技術が高い大人になってから矯正治療する…確かにそれは1つの方法です。
しかし、大人と子供で比較すると、矯正治療は子供の時に行った方が良いのです。

大人になると歯が動きにくくなりますし、矯正治療における抜歯の必要性も高まります。
さらに大人になると審美性をより気にするようになるため、矯正装置の装着が苦になるでしょう。
このため、可能であれば子供の時…つまり小児矯正を行った方が良いのです。

歯並びが悪いことで起こる問題

歯磨きのしづらさを理由に小児矯正をしなければ、歯並びが悪いままで生活しなければなりません。
歯並びの悪さは見た目が悪く、小児矯正をしないことで将来子供が嫌な思いをしてしまうでしょう。
また、歯並びの悪さで起こる問題は単に歯の見た目の悪さだけではありません。

顎の変形も招くため、歯だけでなく顔の輪郭自体も歪んで見えてしまいます。
さらに凸凹した歯並びでは歯磨きがしづらいため、虫歯や歯周病になるリスクを高めてしまいます。
他にも噛み合わせが悪いことで肩こりや頭痛が起こりやすくなり、食べ物も適切に噛めなくなります。

小児矯正の痛み

子供は審美性に対する意識がまだ低いため、矯正装置の装着は大人ほど嫌に感じません。
それよりも矯正装置を装着することの痛みの方が気になると思います。
そこで説明すると、小児矯正では矯正装置の装着で痛みを感じることがあります。

これは歯が動くことの痛みであり、この痛みは小児矯正に限らず大人の矯正治療でも感じます。
むしろ小児矯正は大人の矯正治療に比べて痛みが小さく、これは年齢的にまだ骨がやわらかいからです。
矯正装置を装着すること自体の痛みもありますが、これは慣れによって解消できる問題です。

<矯正装置を装着することの痛みについて>
矯正装置を装着すること自体の痛みは、例えるなら靴擦れのようなものです。
個人差はあるものの、一般的に1日~3日ほどで痛みは感じなくなります。
ただし靴擦れ同様、新品の矯正装置に交換するタイミングで再び数日間はどうしても痛んでしまいます。

小児矯正を行うメリットとデメリット

小児矯正を検討する上で悩みとなる子供の歯磨きのしづらさ…これは今回説明したとおり問題ありません。
とは言え、小児矯正を行うなら歯磨き以外にも知っておかなければならないことがいくつかあります。
そこで、小児矯正を行うことのメリットとデメリットをまとめてみます。

小児矯正を行うメリット

・骨がまだやわらかいため、大人の矯正治療に比べて歯を動かしやすい
・顎の成長を利用した矯正治療が行えることで、大人に比べて幅広い症例に対応できる
・大人の矯正治療に比べると痛みが小さい
・抜歯をせずに矯正治療を行える可能性が高い(小児矯正でも抜歯が必要なことはある)
・骨格的な問題を軽減できる

小児矯正を行うデメリット

・子供の年齢や性格によっては協力を得にくく、治療期間が予定よりも長引くことがある
・状態によっては永久歯が生えそろった後にも第二期の矯正治療が必要になる
・矯正治療中は虫歯になりやすく、歯磨きの技術が未熟な子供はそのリスクがより高まる
・顎の成長にあわせた治療計画を立てるため、一時的に歯並びが悪い状態になることがある
・顎の成長にあわせた治療計画を立てるため、明確な治療期間を断言できない

まとめ

いかがでしたか?
最後に、小児矯正中の歯磨きについてまとめます。

1. 歯磨きの問題 :取り外し式のタイプの矯正装置を使用することで歯磨きのしづらさを解消できる
2. 大人になってから矯正してはダメなのか :様々な理由から大人よりも子供の時に矯正治療した方が良い
3. 歯並びが悪いことで起こる問題 :歯の見た目だけでなく顔の輪郭も歪んで見えるなど
4. 小児矯正の痛み :痛みはあるが大人の矯正治療に比べて痛みは小さく、慣れで解消される部分もある
5. 小児矯正を行うメリットとデメリット :メリットは歯を動かしやすいなど。デメリットは治療期間が長引くなど

これら5つのことから、小児矯正中の歯磨きについて分かります。
小児矯正中の歯磨きについてはそれほど深刻ではなく、矯正装置の仕様上普段どおりの歯磨きが可能です。
とは言え、子供は元々歯磨きの技術が未熟ですから虫歯になるリスクが高いのも事実です。
このため小児矯正を行う歯科医院の多くが、子供の歯磨き指導にも力を入れています。

矯正治療を途中で止めることはできますか? [2018年05月21日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療を途中で止めることについて」です。
矯正治療は治療期間が長いため、治療中に生活が変化して通院が難しくなるようなケースもあります。

また、子供の矯正治療の場合はどうしても子供が嫌がるケースもあるでしょう。
こうした場合、「矯正治療を途中で止められるのか?」と質問を受けることがありますが、
もちろん強制的に行う治療ではないため、その答えはイエスです。しかし、それはおすすめできません。

矯正治療を途中で止めること

矯正治療は「行った分だけ成果が出る治療」ではなく、「最後まで行って成果が出る治療」です。
つまり例え何ヶ月…それどころか1年以上行っていたとしても、
途中で止めてしまえばこれまでの矯正治療の成果は全てムダになってしまいます。

確かに、急な出張などの事情があった場合は仕方ないのかもしれません。
しかし全てがムダになってしまう以上、
矯正治療を受ける際には確実にその期間通院可能であるタイミングを考えるべきです。

矯正治療の休止について

中止と休止は全く違い、矯正治療を一時的に中断する…つまり休止することもできます。
あまり長期間の休止は中止に等しくなりますが、
学生の受験や女性の出産など、一時的に休止したい場合は歯科医が対応してくれるでしょう。

この場合、休止したことで治療計画に影響するため治療期間は長くなってしまいます。
しかし中止のように全てがムダになることはないため、
矯正治療を止めたい期間がある場合は完全に止めるのではなく歯科医に相談して休止を希望してください。

<矯正治療を休止した時に起こる問題>
止めるわけではないので全てがムダになることはないですが、治療計画に狂いが生じてしまいます。
このため当初の説明に比べて治療期間が長引くことがありますし、
非抜歯でできたはずが抜歯をしなければならなくなることもあるでしょう。
その時は「最初に聞いた説明と違う」と思うかもしれませんが、
休止を想定した治療計画は立てていないため、どうしてもそのような見解の違いが生じてしまうのです。

矯正治療を途中で止めた場合の費用

矯正治療の費用は高額ですから、途中で止めた場合は費用がどうなるのかが気になると思います。
そこでお答えすると、これは歯科医院の契約内容にもよるためこの場で全ての断言できません。
ただし法律を元に回答するなら、「治療を行った分だけ支払えば良い」になります。

例えば60万円の費用を支払って現在40万円分の矯正治療を行っていた場合、
その時点で矯正治療を止めれば20万円が返金されるということです。
既に一括で費用を支払っている場合は、おそらくこのような返金対応となるでしょう。

最も、費用の支払いのシステム次第で手続きが面倒になることもあります。
例えば支払った一括の費用がクレジット払いだった場合、
歯科医院では返金できないためカード会社に連絡して事情の説明と返金の流れを確認しなければなりません。

逆にスムーズに解決するのが、処置別払い制を採用している歯科医院で矯正治療を行っている場合です。
この場合は通院するたびに費用を支払うシステムになっているため、
余分な費用を支払っておらず矯正治療を中止しても返金の必要がありません。

元の状態より歯並びが悪くなる可能性

矯正治療を途中で止めると全てがムダになってしまいますが、
仮に本当に止めたとして全てがムダになるだけですめば、それはある意味幸運かもしれません。
と言うのも、矯正治療を途中で止めると元の歯並びより悪くなる可能性があるからです。

まずこれまでの治療で動かした歯は後戻りが起こるため、確実に治療の成果は失われるでしょう。
しかしそれだけでなく、元の状態より悪い位置に後戻りしてしまう可能性もありますし、
噛み合わせも中途半端な状態になってしまいます。

特に矯正治療のために抜歯した場合はそのスペースがそのままの状態になるため、
歯と歯の間に極端に隙間が空いている、もしくは歯が傾くなどの事態も起こります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療を途中で止めることについてまとめます。

1. 矯正治療を途中で止めること :これまでの治療の成果は全て失われてしまう
2. 矯正治療の休止について :一時的に止めたいのなら、完全に止めるのではなく休止する選択肢もある
3. 矯正治療を途中で止めた場合の費用 :法的には「治療を行った分だけ支払えば良い」
4. 元の状態より歯並びが悪くなる可能性 :抜歯した場合はスペースがそのままになってしまうなど

これら4つのことから、矯正治療を途中で止めることについて分かります。
矯正治療は確かに治療期間が長いため、その過程の中では止めたいと思う時もあるかもしれません。
しかし、長い人生で考えれば数年という治療の月日はささいなものです。

その数年の治療を止めてしまうことで、
この先何十年もある人生において歯並びの美しさを自ら手放してしまうことになるのです。
矯正治療を途中で止めることには一切メリットがありません。

小児期の指しゃぶりは、歯列にどんな影響を与えますか? [2018年05月14日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「指しゃぶりがもたらす歯列への影響」です。
歯列とは歯並びのことですが、歯並びが悪くなる原因は様々です。

そんな原因の1つとして小児期のクセが挙げられますが、
小児期特有のクセである指しゃぶりによっても歯列が悪くなってしまいます。
そこで、ここでは小児期の指しゃぶりのクセが歯列にどんな影響をもたらすのかを説明していきます。

指しゃぶりについて

指しゃぶりは小さな子供なら必ずやるクセで、ある意味生理的な現象とも言えるでしょう。
ただしいつまでのそのクセを続けていると歯列に影響してくるため、
子供の年齢を考慮した上で少しずつ止めるように教えていきましょう。

・1歳~3歳の子供
子供が3歳にもなっていない時期だと大人の注意を理解できない可能性が高いですし、
そのくらいの時期なら永久歯が生えていないため、指しゃぶりの影響はそれほど大きくありません。
このため、1歳~3歳くらいまでは例え指しゃぶりをしていても見守るくらいの気持ちが良いでしょう。

・3歳~5歳の子供
3歳を過ぎた子供は大人の注意を少しずつ理解できるようになってくるため、
この時期に子供が指しゃぶりをしている場合は止めるように言い聞かせてあげましょう。
頭ごなしに注意するのではなく、指しゃぶりはいけないという意識付けをさせてあげてください。

・5歳以上の子供
年齢を考えると5歳になった子供は指しゃぶりのクセがなおっている可能性が高いですが、
逆になおっていない場合は永久歯の歯列に影響が出る可能性があります。
どうしてもなおらないようなら、道具を用いるなどの工夫も必要です。

…子供が指しゃぶりをするのは、赤ちゃんの時にしていた「吸う行為」なごりです。
このため、1歳や2歳の小さな子供の指しゃぶりに対してはそれほど過敏になる必要はありません。
注意を理解できる年齢になってきたら、少しずつ言い聞かせて止めるように導いてあげましょう。

指しゃぶりによる歯列への影響

指しゃぶりをしている時は、歯や顎に強い力が掛かっています。
このため成長期にこれを繰り返すことで歯列に影響し、顎の変形も引き起こしてしまいます。
例えば前歯が噛み合わなくなる開咬は指しゃぶりの影響で起こります。

これは指しゃぶりの時に上下の前歯で指を噛むことで、前歯の間に隙間が生じやすくなるからです。
また、指しゃぶりをしている時の指が上の前歯を押し続けることで出っ歯になります。
さらに指しゃぶりで指を吸うと頬の筋力で奥歯が内側に押されるため、上の歯列の幅も狭くなります。

ちなみに指しゃぶりに影響があるのは歯列だけではありません。
顎の成長に影響することで唇がめくれたような見た目になりますし、
口呼吸にもなりやすいため唾液の分泌量の低下を招き、虫歯になるリスクも高くなります。

指しゃぶりを止めさせるには

指しゃぶりを止めさせるにはどうすれば良いのか?…その基本は言葉で注意することです。
しかしそれでも止めない場合は、何か工夫をしてあげなければなりません。
一般的かもしれませんが、工夫の一例として以下のような方法があります。

・指しゃぶりをしなかったら褒める
子供は褒められることが大好きですから、その気持ちを利用します。
指しゃぶりをしないことで褒められれば、子供は指しゃぶりをしなければ褒められると認識します。
そこで、もっと褒められようとして指しゃぶりをしなくなります。

・外で遊ぶ
外で遊ぶということは、運動するということです。
運動している間は指しゃぶりをできないですし、遊具で遊ぶ場合も手を使うので指しゃぶりができません。
さらに運動による疲労で夜もすぐ寝るため、指しゃぶりをしようにもする機会がなくなります。

・子供が眠った後も少しの間そばにつく
子供は指しゃぶりを睡眠中に無意識に行うことがあります。
寝ている間は注意のしようがないため、指しゃぶりをしたらそっと外してあげましょう。
そのためにも、子供が眠った後も少しの間はそばにいてあげてください。

・道具を使用する
最近では生活における様々な便利グッズが販売されていますが、
その中には指しゃぶりを止めさせるためのグッズも存在します。
どうしてもなおらないようなら、最後の手段としてこのような道具に頼るのも1つの方法です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、指しゃぶりがもたらす歯列の影響についてまとめます。

1. 指しゃぶりについて :3歳くらいから少しずつ言い聞かせて止めるように意識付けをさせる
2. 指しゃぶりによる歯列への影響 :開咬(前歯が噛み合わなくなる)、出っ歯など
3. 指しゃぶりを止めさせるには :指しゃぶりをしなかったら褒める、外で遊ぶ、道具を使用するなど

これら3つのことから、指しゃぶりがもたらす歯列への影響について分かります。
こうしたクセが歯列に影響するのは決して稀なケースではありません。
指しゃぶり以外にも頬杖や舌で歯を押し出すなどのクセは歯列に影響し、歯並びを悪くさせてしまいます。

矯正治療中でも妊娠や出産はできますか? [2018年05月07日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療中の妊娠や出産」です。
矯正治療は治療期間が長く掛かるため、それが日常生活に影響する場面があります。

定期的に通院が必要になりますし、
例えば長期出張が決まっているならそれを考慮した治療開始の時期を考えなければなりません。
では、矯正治療中に妊娠や出産をすることに問題はあるのでしょうか。

矯正治療中の妊娠や出産

結論から言うと、矯正治療中の妊娠や出産は一切問題ありません。このようなケースは決して稀ではなく、
出産の時期となる2ヶ月ほど治療を休めばその後継続することが可能です。
ただし、問題はないもののその旨を担当の歯科医に伝える必要はあります。

矯正治療では麻酔やレントゲン撮影をする場面がありますが、
妊娠中の女性は念のためこれらを避けることをおすすめしているからです。
それ以外については従来の矯正治療と全く同じ流れですすめることができます。

妊娠中や出産後の矯正治療の注意点

妊娠中や出産後は虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
これは、妊娠中の悪阻によるブラッシングの困難さやホルモンバランスが変化することが原因で、
矯正治療中はできるだけ口の中の衛生状態を清潔に保たなければなりません。

矯正治療中に虫歯や歯周病になると、矯正治療を中断してそれらの治療を優先しなければなりません。
これはどのような状況での矯正治療にも言えることですが、妊娠中や出産後はそのリスクが高まるのです。
このため、普段以上に虫歯や歯周病の予防を心掛けてください。

妊娠中に虫歯や歯周病のリスクが高まるのはなぜか

例え矯正治療をしていなくても、妊娠中は以下の理由で虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
出産後も同じリスクがありますが、妊娠中の方がよりリスクが高まります。

<虫歯のリスクが高まる理由>

・歯磨きがしづらくなる
妊娠中は悪阻によって気分が悪くなり、歯磨きをしづらくなってしまいます。
中には歯ブラシを口に入れただけで気持ち悪くなってしまう女性もいるでしょう。
例え歯磨きしても普段どおりの精度で磨くことはまず不可能なため、磨き残しが増えてしまうのです。

・間食が増える
妊娠中は、胃の圧迫によって少量ずつ何度も食事するようになります。
食事中は口の中が酸性に傾くため、間食が増えればその分口の中が酸性に傾く頻度が高まります。
さらに唾液での中和時間も足りなくなるため、口の中が虫歯になりやすい環境になってしまうのです。

・唾液の質が変化する
妊娠中はホルモンバランスが変化しますが、それによって唾液の性質にも変化が起こります。
具体的にはネバついた唾液になってしまうのです。これによって細菌が流されにくくなりますし、
さらに唾液の分泌量も低下するため虫歯になるリスクが高まります。

<歯周病のリスクが高まる理由>

女性ホルモンが過剰に分泌する
妊娠中は女性ホルモンが過剰に分泌しますが、歯周病菌の中には女性ホルモンを栄養源にするものもあります。
女性ホルモンの分泌が過剰になれば歯周病菌は栄養を大量に摂取することになるため、
働きが活発になって歯周病になるリスクを高めてしまうのです。
また、妊娠中に歯周病になると早産や低体重児出産のリスクも高まってしまいます。

矯正治療を中止することは可能か

妊娠や出産で矯正治療を休むことはできますが、
仮に完全に中止…つまり矯正治療を止めてしまうことは可能なのでしょうか。
これについてお答えすると、おすすめはできないですが矯正治療を止めてしまうことも可能です。

ただし今までの治療が全てムダになってしまいますし、既に治療した分の費用の返金はできません。
治療前の分の費用については法的に返金できるものの、
支払い方法によってはクレジットカード会社への連絡なども必要なため、手続きとしては若干面倒です。

一時的な休止は可能ですしせっかく今まで矯正治療をすすめてきたわけですから、
余程の事情がない限り矯正治療を止めてしまうのは避けた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療中の妊娠や出産についてまとめます。

1. 矯正治療中の妊娠や出産 :一切問題なく、出産の時期となる2ヶ月ほど休めばその後は継続可能
2. 妊娠中や出産後の矯正治療の注意点 :虫歯や歯周病になるリスクが高まる
3. 妊娠中に虫歯や歯周病のリスクが高まるのはなぜか :歯磨きがしづらくなる、間食が増えるなど
4. 矯正治療を中止することは可能か :おすすめはできないが可能。今までの治療はムダになってしまう

これら4つのことから、矯正治療中の妊娠や出産についてまとめます。
矯正治療中の妊娠や出産は全く問題なく、一時的に休止すればその後も矯正治療を継続できます。
ただし、安全性を考えてレントゲン撮影を控えるなどが必要になるため、
妊娠や出産については必ずその旨を担当の歯科医に伝えるようにしてください。
こうしたケースは稀ではないため、処置が特別難しくなるような事態にはならないので安心してください。

小児矯正で永久歯を抜くことは、ありますか? [2018年05月01日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「小児矯正における永久歯の抜歯の可能性」です。
大人と子供で矯正治療をするならどちらの時期が良いのか?…この答えは「子供」です。

理由はいくつかありますが、その1つとして「永久歯を抜歯しなくてすむ」というのが挙げられます。
確かに小児矯正では永久歯の抜歯が必要ないことが多いですが、それは絶対と言えるのでしょうか。
そこで、ここでは小児矯正における永久歯の抜歯の可能性について説明していきます。

永久歯の抜歯の可能性

結論から言うと、小児矯正の場合も永久歯の抜歯の可能性はゼロではありません。
と言うのも、重度の歯列不正だとどうしても永久歯を抜歯しなければならないケースがあるからです。
最も、ケースとしては稀ですし矯正歯科学会でも小児矯正の非抜歯の割合は約7割だと報告されています。

これは、小児矯正の目標の第一が永久歯を抜歯しないことにあるからで、
小児矯正では顎の成長を促進させ、永久歯の生えるスペースを確認するのが治療方針です。
その意味でも、100%ではないものの基本的には永久歯の抜歯はしないと捉えれば良いでしょう。

小児矯正の痛みについて

抜歯を嫌がる人の理由の1つとして「痛みがあるから」が挙げられますが、
では抜歯しないですむ場合は痛みがないのでしょうか。そこで小児矯正の痛みについて説明すると、
矯正装置を装着するとそこから3日ほど痛みを感じることがあります。

これは大人の矯正治療にも言えることですが、
矯正装置を使用していると歯が動くためどうしても痛みを感じてしまうのです。
ただし、小児矯正の場合は歯が動きやすく骨もやわらかいため、大人の矯正に比べて痛みは軽くなります。

小児矯正の治療期間

小児矯正の治療期間は一定ではなく、治療の開始時期や歯列の状態によって治療期間が異なります。
ちなみに、小児矯正は乳歯列から永久歯列に生え変わるまでの治療であり、
永久歯列に生え変わるのは一般的に12歳くらいの時期になります。

このため、治療の開始時期から12歳くらいまでが治療期間と考えると良いでしょう。
ただしこれはあくまで一般的な治療期間ですし、元々の歯列の状態や骨格的な要素も絡んでくるため、
確実なのは矯正治療の専門医に実際に診断してもらうことです。

矯正装置の審美性について

大人の矯正治療では、マウスピース矯正など審美性を考慮した矯正装置を使用できます。
では小児矯正の場合、矯正装置の審美性はどうなるのでしょうか。
小児矯正では主に取り外し式の矯正装置を使用しますが、見えない設計のものを選択することも可能です。

また、ワイヤー矯正においても裏側に矯正装置を装着する方法があるため、
大人の矯正治療同様に小児矯正の場合も審美性にこだわった…言わば「見えない矯正」が可能です。
このため、見た目の悪さを理由に小児矯正をためらうのであれば、その問題は解消できると考えてください。

小児矯正の費用

小児矯正の費用は、使用する矯正装置の種類などによって異なります。
このため明確な費用は断言できないですが、目安としてはトータル30万円~60万円ほどになるでしょう。
ちなみに小児矯正は健康保険が適用されないものの、医療費控除の対象にはなっています。

医療費控除とは1年間の医療費がトータル10万円以上になった場合、所得税の一部が返還される制度です。
小児矯正は高額な費用が掛かるため、
少しでも安くなるように医療費控除の対象になることは必ず覚えておきましょう。

小児矯正の重要性

成長期の子供の歯列の状態が悪いと、顎の骨の成長に悪影響を及ぼしてしまいます。
と言うのも、正しい位置で噛めないことで顎が変形して成長してしまうことがあるからです。
また、顎が変形すれば顔の輪郭も歪んでしまいます。

このように、成長期の子供の歯列の状態の悪さは歯だけでなく顎の骨や顔の成長にも影響するのです。
そして、小児矯正ではこれら全てを視野に入れた対処を行います。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、小児矯正における永久歯の抜歯の可能性についてまとめます。

1. 永久歯の抜歯の可能性 :抜歯の可能性はゼロではないが、稀なケースでない限り非抜歯で行える
2. 小児矯正の痛みについて :矯正装置を装着して3日ほどは痛みがあるが、大人の矯正より痛みは小さい
3. 小児矯正の治療期間 :治療開始の時期から12歳くらいまで
4. 矯正装置の審美性 :大人の矯正同様に、見えない矯正方法がある
5. 小児矯正の費用 :目安としてトータル30万円~60万円ほど
6. 小児矯正の重要性 :歯だけでなく顎の骨や顔の成長も視野に入れた対処を行っている

これら6つのことから、小児矯正における永久歯の抜歯の可能性についてまとめます。
「絶対に永久歯を抜歯しない」とまでは断言できないものの、
小児矯正で永久歯の抜歯が必要になるのは稀なケースに限られます。
一方大人の矯正ではほぼ確実に永久歯の抜歯が必要になるため、
永久歯の抜歯の有無で比較しても小児矯正の方にメリットがあるのです。

受験があるので矯正治療をしばらく休むことは可能ですか? [2018年04月27日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療の一時休止」です。
矯正治療は終わるまで長い期間が掛かるため、その点に関する質問を受けることがあります。

例えば「受験勉強をするために矯正治療を休むことはできるのか?」という質問です。
受験を理由に矯正治療を休むとなれば、それなりの期間休まなければなりません。
それが可能かどうか?…ここでは矯正治療の一時休止についての説明をしていきます。

矯正治療の休止について

受験の理由にかかわらず、矯正治療を休止することは可能です。
このため、事前にそのことを歯科医に相談すれば対応できます。
ただし具体的な対応方法はその時の状況に合わせるため、マニュアル的な対応はありません。

基本的にはこれまでの矯正治療の効果が失われないよう、保定装置を装着する対応になるでしょう。
ちなみに休止期間の目安としては1ヶ月~2ヶ月ほどになりますが、
治療のスケジュールに狂いが出るのは確実なため、できるだけ休止はしないのが理想です。

矯正治療を休止するデメリット

矯正治療を開始する時点で受験による休止のことを歯科医に伝えてあった場合は良いのですが、
そうでない場合は歯科医にとって休止は想定外の問題になります。
このため、矯正治療開始の時点で立てた治療スケジュールが狂ってしまいます。

ここで問題なのは、矯正治療開始当初の説明どおりに治療が進まなくなる可能性があることです。
例えば、およそ2年を説明された治療期間が休止によって大幅に長引いてしまうこともあるでしょうし、
抜歯が不要と判断されたにもかかわらず休止が原因で抜歯が必要になってしまうこともあります。

完全に中止することは可能か

受験を理由にした矯正治療の中断はあくまでも休止であり、受験後に治療を再開することになります。
では休止ではなく中止…つまり矯正治療を途中で止めてしまうことは可能なのでしょうか。
おすすめはできませんが、これも可能です。

実際、海外出張が決まってやむを得ず矯正治療を中止する患者さんもいますからね。
このように休止ではなく中止する場合、そこで気になるのが費用の問題です。
途中で矯正治療を止めてしまった場合、費用の支払いはどうなるのでしょうか。

矯正治療を中止した場合の費用

これは治療を受けている歯科医院との契約内容によるので断言はできませんが、
法律を元に回答すれば自由診療である矯正治療は「支払う費用は治療を行った分だけで良い」になります。
このため、既に一括で支払っている場合は返金対応となる可能性が高いでしょう。

ただし、支払いのシステム次第では若干手続きが面倒になることもあります。
例えば分割払いでなおかつクレジットカードで支払った場合です。
この場合は歯科医院だけでなく、クレジットカード会社にもその旨の連絡と確認をしなければなりません。

一方、スムーズなのが処置別払い制を採用した歯科医院で治療を受けている場合です。
処置別払い制は通院するたびに費用を支払うシステムのため、先の費用を支払うことはありません。
このため、矯正治療を中止した場合も返金などの手続きが必要ないのです。

矯正の治療期間

受験を理由にした矯正治療の休止は可能ですが、できるだけ休止しない方が良いのが事実です。
さて、このような矯正治療の休止を防ぐには、そもそもの矯正の治療期間を知っておくのがポイントです。
治療期間が分かればその期間治療を継続できるかの判断もできるため、
余程緊急の事態が起こらない限り矯正治療を休止する問題は起こらないでしょう。

そこで矯正の治療期間の目安を説明すると、
ワイヤー矯正を前提とした場合の治療期間は一般的に1年~2年ほどになります。
ただし難しい症例になると治療期間が長引き、この場合一般的に2年~3年ほどになります。
ちなみに矯正治療後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要です。

あくまで目安ではあるものの、これが矯正の治療期間になります。
ここで分かるのが、早くても1年以上の治療期間が掛かるということです。
つまり中学や高校の3年生で矯正治療を受けると、
後に受験を理由とした休止が必要になってしまう可能性が高くなるわけです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療の一時休止についてまとめます。

1. 矯正治療の休止について :歯科医に相談すれば可能で、休止期間の目安は1ヶ月~2ヶ月
2. 矯正治療を休止するデメリット :治療期間が長引くなど、当初の治療計画に狂いが生じる
3. 完全に中止することは可能か :おすすめはできないが可能
4. 矯正治療を中止した場合の費用 :法律的には治療を受けた分だけの支払いで良い
5. 矯正の治療期間 :治療期間の目安を知っておけば、休止になる事態を予防しやすくなる

これら5つのことから、矯正治療の一時休止について分かります。
突然の休止は対応が難しいですが、受験などが理由ならそれはあらかじめ分かっていることです。
このため、できるだけ早く休止したいことを歯科医に伝えてください。
早く伝えるほど歯科医も対応しやすくなり、その分スムーズな再開が可能です。

小児矯正を希望する場合、治療にどれくらいの期間が掛かりますか? [2018年04月18日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「小児矯正の治療期間」です。
矯正で誰もが気になるのが費用と治療期間だと思います。

そして、ここでは矯正の治療期間をテーマにしてお話をしていきます。
さて、矯正の治療期間が気になるのは大人だけではなく、小児矯正にも同じことが言えるでしょう。
このため、今回は矯正の中でも小児矯正に限定してその治療期間についての説明をしていきます。

「治療期間が長い」の意見と「治療期間が短い」の意見

既に小児矯正の治療期間を調べた人であれば、歯科医ごとで回答が異なる点に気づいたかもしれません。
例えばいくつかの歯科医院のWEBサイトで小児矯正の治療期間について調べた時、
あるサイトでは「治療期間が長い」と回答しているでしょう。

しかしその一方で、別のサイトでは「治療期間が短い」と回答されていることがあるのです。
まずこうした回答の違いが生まれる理由と正しい回答について説明します。
小児矯正の場合、第一期と第二期の2つの期間に分けた治療方法を導入しています。

具体的な治療内容や期間は以下の項目で説明しますが、
流れとしては第一期治療を終えた後に第二期治療にすすむことになります。
ここで問題なのは、第一期治療を終えてから第二期治療を始めるまでに待ちの期間があるということです。

単純に治療した期間の長さ…つまり第一期治療と第二期治療のトータル期間は、
大人の矯正治療などのケースと比較してもそこまで長くはありません。
しかし、第二期治療をはじめるまでの待ちの期間まで含めて計算すると、治療期間は長くなるのです。

つまり、「第一期治療+第二期治療=治療期間」と捉える歯科医は治療期間が短いと答えますし、
「第一期治療+待ちの期間+第二期治療=治療期間」と捉える歯科医は治療期間が長いと答えるのです。
これが「治療期間が長い」と「治療期間が短い」の回答が混在している理由です。

小児矯正の治療期間(第一期治療)

さて、ここからは具体的に小児矯正の治療期間について説明していきます。
まず第一期治療ですが、この時の治療期間は一般的に1年~1年半ほどになります。

この段階では乳歯と永久歯が混ざった状態になっているため、
今後生えてくる永久歯が正常に生えそろうために顎の成長やバランスをコントロールしていきます。

基本は永久歯が正常に生えてくるためのスペース確保ですね。
乳歯を動かしてスペースを確保して、そのスペースに永久歯が生えてくるようにするのです。

小児矯正の治療期間(第二期治療)

第二期治療は、顎の成長が終わり永久歯も生えそろった後で行います。
例え第一期治療を終えても、顎の成長が終わって永久歯も生えそろわなければ第二期治療は開始できません。

このため、人によっては第二期治療を開始するまで数年待つケースもあります。
ちなみに第二期治療は基本的に大人の矯正治療と同じで、ワイヤー矯正などの方法で行います。

治療期間は一般的に1年半~2年半ほどとなりますが、
第二期治療が不要と判断された場合はこの治療は必要なくなります。

トータルの治療期間のまとめ

歯並びの状態や治療の成果は人によって異なるため、
以下で紹介するトータルの治療期間はあくまで目安として参考にしてください。

・第一期治療…1年~1年半
・第二期治療…1年半~2年半

これらの期間を足し算すると、小児矯正の治療期間は「2年半~4年」が目安ということになります。
そして、第二期治療をはじめるまでの待ちの期間まで含めた場合、治療期間はさらに長くなります。
ちなみに第二期治療が不要と判断された場合においては、「1年~1年半」が治療期間になります。

小児矯正を行うメリット

大人になってからでも矯正は可能ですが、
子供の頃に小児矯正を行っておくと3つのメリットがあります。

メリット1. 抜歯しないで矯正できる可能性が高い
小児矯正では乳歯の段階で永久歯が正常に生えるためのスペースを確保できるため、
永久歯を抜かなくても良くなる…つまり抜歯しないで矯正できる可能性が高くなります。

メリット2. 後戻りを最小限に抑えられる
矯正で動かした歯は、やがて元の位置に戻ろうとします。
これを後戻りと呼び、矯正治療後は後戻りを防ぐために保定装置の装着が必要です。
しかし小児矯正で歯並びを改善すれば、この後戻りを最小限に抑えることが可能です。

メリット3. 大人になってから歯並びの悪さが気にならない
誰もが大人になると見た目を気にするようになりますが、
大人になってから矯正すると矯正装置の見た目が気になりますし、歯並びが改善されるまで時間が掛かります。
その点、小児矯正をしておけば大人になった時に綺麗な歯並びの自分がいるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、小児矯正の治療期間についてまとめます。

1. 「治療期間が長い」の意見と「治療期間が短い」の意見 :待ちの期間を含めるか含めないかの見解の違い
2. 小児矯正の治療期間(第一期治療) :一般的に1年~1年半ほど
3. 小児矯正の治療期間(第二期治療) :一般的に1年半~2年半ほど
4. トータルの治療期間のまとめ :一般的に2年半~4年ほど
5. 小児矯正を行うメリット :抜歯しないで矯正できる可能性が高い、後戻りを最小限に抑えられるなど

これら5つのことから、小児矯正の治療期間について分かります。
第一期治療の始めから第二期治療の終わりまでの期間で考えると、
待ちの期間が生じる分治療期間は長くなります。
とは言え、実際に治療を行う期間自体は大人の矯正とそれほど変わりません。

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