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歯の表面に矯正装置が見えるのが嫌なのですが… [2018年01月18日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「見えない矯正方法について」です。
矯正治療をしたいと思いつつも迷っている人は、矯正治療において2つのことを気にしています。

1つは費用の高さ…矯正治療は健康保険が適用されないので費用は高くなります。
このため、費用の点で治療を迷うのは患者さんとして当然です。
そしてもう1つは矯正装置の装着…見た目の悪さから、目立つ矯正装置の装着に抵抗を感じる人は多いです。

しかし、後者については問題の解消方法があります。
見えない矯正装置を使用することで、矯正治療中の見た目の悪さを感じなくできるのです。

見えない矯正方法

見えない矯正治療には2つの方法があります。
1つは裏側矯正と呼ばれる方法で、従来装着するワイヤーを歯の裏側に装着します。
そうすることで表側から矯正装置が見えなくなるのです。

もう1つの方法はマウスピース矯正で、文字どおりマウスピースの矯正装置を使用する方法です。
マウスピースが透明になっているため、矯正装置を装着していることが周囲に気付かれないのです。
ではこの裏側矯正とマウスピース矯正について、以下で詳しく説明していきます。

裏側矯正のメリット

裏側矯正は舌側矯正とも呼ばれており、舌側…つまり歯の裏側に矯正装置を装着します。
このため目立たないというのが最大のメリットですが、それ以外にもメリットがあります。
まず虫歯になりにくいという点です。

歯の表面にはエナメル質がありますが、このエナメル質は歯の表側より裏側の方が厚くなっています。
このため、歯の裏側は虫歯菌の出す酸に溶けにくいという特徴を持っています。
また、歯の裏側は常に唾液が循環しているため、殺菌作用が高い箇所でもあります。

矯正装置の装着は虫歯のリスクを高めますが、
元々虫歯になりにくい裏側に装着すれば虫歯になるリスクを減らすことができるのです。
さらに、裏側矯正は唇のケガを防ぐことができます。

口元をぶつけた場合、矯正装置が表側にあれば衝撃で唇を傷つけてしまうでしょう。
その点、裏側矯正なら口元をぶつけても矯正装置と唇がぶつかり合うことがないのです。
見た目の良さ以外にも、裏側矯正にはこのようなメリットがあります。

裏側矯正のデメリット

裏側矯正にはメリットだけでなくデメリットもあります。
メリットだけでなく、デメリットにも注目してそれを把握した上で使用を検討してください。
従来の表側矯正と比較した場合の裏側矯正のデメリットは主に3つです。

1つは発音がしづらいこと…舌側に矯正装置を装着することから、どうしても発音時に違和感があります。
最も、これは慣れで解決できる問題でもあります。
2つ目のデメリットは費用の高さです。

裏側矯正の場合、患者さんに合わせたオーダーメイドの矯正装置を製作します。
このため作業に時間が掛かり、高い技術も必要です。
その点で費用が高くなっており、おおよその相場は表側矯正の1.5倍ほどになっています。

最後3つ目のデメリットは、裏側矯正に対応している歯科医院の数の問題です。
決して少なくはないものの、一般的な表側矯正に対応した歯科医院に比べると、
裏側矯正に対応した歯科医院の数は少なくなっているでしょう。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して矯正する方法です。
メリットとしては矯正装置が目立たないことが真っ先に挙げられますが、
それ以外にも自分で取り外しできるというメリットがあります。

これによって食事や歯磨きで不自由さを感じることがないですし、
歯磨きがしやすいことで矯正治療中の虫歯や歯周病を予防しやすくなります。
また、矯正装置を装着していることでの痛みが小さい点もメリットと言えるでしょう。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正のデメリットは、歯を動かす力が弱いことです。
審美性では表側矯正、さらには裏側矯正にも勝っていますが、
こうしたワイヤーを使用する矯正方法に比べて歯を動かす力が弱いのです。

このため、マウスピース矯正は対応できる症例に限りがあります。
ちなみに矯正装置…つまりマウスピース自体にもいくつか種類がありますが、
その中でもインビザラインは比較的幅広い症例に対応できます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、見えない矯正方法についてまとめます。

1. 見えない矯正方法 :裏側矯正とマウスピース矯正の2つの方法がある
2. 裏側矯正のメリット :虫歯になりにくく、ぶつけることによる唇のケガを防ぎやすい
3. 裏側矯正のデメリット :発音がしづらい、費用が高い、対応している歯科医院が少なめ
4. マウスピース矯正のメリット :自分で取り外しできるため、食事や歯磨きの時に不自由さを感じない
5. マウスピース矯正のデメリット :歯を動かす力が弱いので、対応できる症例が限られる

これら5つのことから、見えない矯正方法について分かります。
裏側矯正やマウスピース矯正なら、矯正装置の見た目の問題を解決できます。
ただし、矯正治療において重要なのは矯正装置の審美性だけではありません。
このため、裏側矯正やマウスピースを希望する際はメリットだけでなくデメリットにも注目し、
それら全てを把握して上で治療を受けるか受けないかを決めましょう。

歯は抜かないといけませんか? [2018年01月18日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療における抜歯の必要性」です。
矯正治療を受けようとした時、歯科医から抜歯することを告げられることがあります。

特に、治療内容として矯正装置を装着するだけのイメージをしていた人にとっては、
抜歯することを告げられることで不安を感じてしまうでしょう。
では、矯正治療では絶対に歯を抜かなければならないのでしょうか?…今回はそれについてお答えします。

抜歯をする可能性について

矯正治療で抜歯をするかどうか、その可能性はこの場で断言できません。
確かに、矯正治療では抜歯が必要になることがありますが、抜歯が必要でないこともあるのです。
歯の凸凹の度合い、前歯を覆っている唇の大きさなど、これらを総合的に判断して抜歯の必要性を考えます。

つまり、実際に診断してみないことには分からないのです。
そう考えると、最初から「抜歯をしない」と公言している歯科医院での矯正治療はおすすめできません。
抜歯が必要であるにもかかわらず抜歯せずに矯正治療を行えば、治療の失敗を招くからです。

抜歯をする目的

そもそもなぜ矯正治療で抜歯が必要なのか?…これについて分かりやすく説明していきます。
矯正治療とは歯並びを綺麗にするための治療で、歯は顎の骨となる歯槽骨によって支えられています。
とは言え、これではイメージしにくいと思うので、例を挙げて説明しましょう。

歯並びが悪いというのは、例えるなら4人掛けのソファに5人が座っている状態です。
当然綺麗に並んで座ることができず、5人は凸凹に無理やり座っている状態になります。
この場合、いくら5人を整列させても綺麗に並ぶことはできません。

何しろソファが4人掛けなのですから、そもそも5人並んでいることに問題があるのです。
ではどうすれば綺麗に座れるのか?…それは1人ソファから降ろすことです。
そうすれば人数は4人に減り、4人掛けのソファに綺麗に並ぶことができます。

矯正治療における抜歯はこれと同じ理由です。
歯を綺麗に並べようにも並ぶスペースがない…だから抜歯をしてスペースを作っているのです。

抜歯せずに矯正治療をするには

これには2つの方法があります。1つは顎を拡げることで、これは子供の矯正治療でよく用いられる方法です。
顎を拡げる矯正装置を使用し、1年以上掛けて顎を少しずつ拡げていきます。
ちなみに矯正治療をテーマにした質問の中で、こんな質問をよく聞きます。

「矯正治療は大人になってからした方が良いのか?子供の頃にした方が良いのか?」
…この答えは後者です。理由はいくつかありますが、
その中の1つとして「抜歯せずに矯正治療できる可能性が高い」というのが挙げられます。

もう1つの方法は、歯を削ることです。例えば前歯の6本を矯正治療するとして、
全ての歯を1ミリ削ればトータルで6ミリの余裕が生まれ、その隙間を使って矯正治療ができます。

ただし、いずれの場合も歯の凸凹が少ない場合のみ適応できる方法ですから、
凸凹の状態によってはやはり抜歯が必要になってきます。

抜歯をしないとどうなるか

抜歯が必要にもかかわらずそれを無視して矯正治療を行った場合、以下の2つの問題が起こります。

・口元の見た目が悪くなる
歯槽骨の幅が小さく歯が大きい場合、通常なら抜歯が必要です。
それを無視して矯正治療を行うと、歯を無理やり並べることになります。
しかし当然並びきらないため、その分歯が外側に飛び出してしまいます。

そうなると口を閉じても口元が大きく前に出てしまい、口元の見た目が悪くなってしまうのです。
また、これによって口が閉じられなくなると口呼吸になり、
口の中が渇いて虫歯や歯周病になるリスクを高めるという全く別の問題を招いてしまいます。

・後戻りが起こりやすい
誤解を招かないために最初に言っておくと、抜歯をした矯正治療でも後戻りは起こります。
後戻りとは矯正治療を終えた後、歯が元の状態…つまり治療前の歯並びの状態に戻ろうとすることです。
これを防ぐため、矯正治療を終えた後はリテーナーという保定装置を装着して対処します。

さて、抜歯が必要にもかかわらずそれを無視して矯正治療したとなると、
本来歯が綺麗に並びきらないスペースに無理やり並べたことになります。
この場合、後戻りがより起こりやすくなってしまうのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療における抜歯の必要性についてまとめます。

1. 抜歯をする可能性について :診断してみないと分からないため、確率はこの場で断言できない
2. 抜歯をする目的 :歯を綺麗に並べるために必要なスペースの確保
3. 抜歯せずに矯正治療するには :顎を拡げるなどの方法があるが、凸凹の状態によっては対処できない
4. 抜歯をしないとどうなるか :口の見た目が悪くなり、後戻りも起こりやすくなる

これら4つのことから、矯正治療における抜歯の必要性について分かります。
正直、大人の矯正治療では抜歯が必要になるケースが多いでしょう。
しかし、それを無視してしまえば矯正治療の失敗を招いてしまいます。
とは言え、抜歯を嫌だと感じる患者さんの気持ちは充分理解できるので、
まずは歯科医に相談し、歯並びの状態から抜歯の必要性を診断してもらうと良いでしょう。

矯正治療は歯科医によって、言うことや見解が違うのですが? [2018年01月10日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療における歯科医ごとの見解の違い」です。
矯正治療は健康保険が適用されないため、費用が高額になる治療です。
また治療期間も長いため、虫歯治療と違って患者さんも歯科医院選びにこだわります。

だからこそ、いくつかの歯科医院に相談してから決める人が多いのです。
さて、ここで患者さんがある疑問を感じることがあります。
それは、相談する中でそれぞれの歯科医の言うことや見解が違うというケースです。
A医院の歯科医とB医院の歯科医とで言うことが違うと、どちらが正しいのか迷ってしまいますからね。

そもそも、なぜこうした見解の違いが生じるのでしょうか?…それを考えるのが今回のテーマです。

技術の差によって生じる見解の違い

これは虫歯治療にも言えることですが、治療技術は歯科医によって違います。
そして、矯正治療の場合は特にこの治療技術の差が大きくなっているのです。
と言うのも、矯正治療は難易度の高い治療ですが、
現在の歯科医師法では歯科医師免許を持っていれば矯正治療を行えるシステムになっています。

その一方で、矯正治療には日本矯正歯科学会を中心として多くの学会が存在し、
知識と技術に秀でた歯科医だけが取得できる専門医制度が設けられています。
このため、矯正治療を行う歯科医の中には矯正治療の経験が浅い歯科医もいれば、
経験豊富で専門医の資格を持つ歯科医もいるのです。

これらの歯科医を比較すれば技術の差は歴然で、それゆえ見解や言うことに違いが生じるのです。

 矯正方法によって生じる見解の違い

矯正治療にはいくつかの方法があります。
「矯正装置を装着して歯を動かす」…この根本はどの方法も同じですが、矯正装置に違いがあります。
そして、それぞれの矯正装置によって特徴が異なります。

では例としてブラケットを使用するワイヤー矯正と、
マウスピースを使用するマウスピース矯正について考えてみましょう。
ワイヤー矯正は審美性が低いものの、マウスピース矯正に比べて歯を動かす力が強い特徴があります。

まずここで見解の違いが生まれます。ワイヤー矯正を取り扱う歯科医であれば、
歯並びが極度に悪い人に対しても一定の効果を約束するでしょう。
しかしマウスピース矯正を取り扱う歯科医であれば、歯並びが極度に悪い人には歯を動かしにくいと伝えます。

つまり取り扱っている矯正方法の違いから、矯正治療の効果の点で歯科医によって見解が違ってくるのです。

矯正装置によって生じる見解の違い

例えばマウスピース矯正を取り扱う歯科医であれば、矯正治療でマウスピースを使用します。
最も一般的なのはインビザラインで、これは世界でナンバー1のシェアを誇る実績あるマウスピースです。
ただしマウスピースの種類は他にもあり、どのマウスピースを取り扱っているかは歯科医ごとで異なります。

ちなみにマウスピース矯正は歯を動かす力がワイヤー矯正に劣るものの、
前述したインビザラインは比較的幅広い症例に対応できる強みを持っています。
しかし、アソアライナーなど他のマウスピースにおいてはインビザラインほど歯を動かす力がありません。

ここでもまた見解の違いが生まれます。マウスピース矯正に対応したAとBの歯科医院があったとして、
Aの歯科医院ではインビザライン、Bの歯科医院ではアソアライナーを取り扱っているとします。
さてここで、やはり歯並びが酷く悪い人がそれぞれの歯科医に相談したとします。

Aの歯科医はインビザラインを取り扱っているため、ある程度歯並びが悪くても対応可能と回答します。
しかしBの歯科医はアソアライナーを取り扱っているため、この場合は対応不可能と回答するかもしれません。
つまり、同じマウスピース矯正に対応した歯科医でも、
取り扱っているマウスピースの種類が異なることで見解の違いが生まれるのです。

専門医の資格に注目

このような理由から歯科医によって見解や言うことが異なるわけですが、
患者さんからすればどの歯科医の言うことが最も正しいのか疑問に思うでしょう。
そこで1つアドバイスをすると、矯正治療の技術が高い歯科医に相談することです。

そして、技術が高い歯科医を知る方法は日本矯正歯科学会の専門医の資格の有無に注目することです。
専門医の資格を取得する基準は非常に厳しいため、
その資格を持つ歯科医は一般の歯科医に比べて技術が高いのは確実です。

日本矯正歯科学会のWEBサイトではこうした専門医が在籍する歯科医院を調べることができますし、
それも都道府県別に調べることができます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療における歯科医ごとの見解の違いについてまとめます。

1. 技術の差によって生じる見解の違い :専門医と経験の浅い歯科医とでは、技術の差で見解が違ってくる
2. 矯正方法によって生じる見解の違い :矯正方法には種類があり、対応している方法で見解も違ってくる
3. 矯正装置によって生じる見解の違い :マウスピース矯正でもいくつか種類があり、見解が違ってくる
4. 専門医の資格に注目 :日本矯正歯科学会の専門医の資格を持つ歯科医は技術が高い

これら4つのことから、矯正治療における歯科医ごとの見解の違いについて分かります。
技術の差、矯正方法の違い、矯正装置の違い…これらが理由で歯科医の見解に違いが出ます。
この中で患者さんにとってリスクになるのは「技術の差」による見解の違いでしょう。

このリスクを回避するには、相談する時点で技術の高い信頼できる歯科医に相談することです。
そのためには日本矯正歯科学会の専門医の資格の有無に注目することです。
矯正治療は難易度の高い治療のため、治療を受ける歯科医にこだわることも大切になってきます。

マウスピース矯正と普通の矯正はどう違うのですか? [2018年01月04日]

矯正、インビザラインを行っている南浦和の歯医者さん、くろさき歯科です。
今回は、マウスピース矯正と普通の矯正はどう違うのか、について解説いたします。

マウスピース矯正は、透明な薄い板でできたマウスピースを装着して、歯並びを整える矯正方法です。“普通の矯正”というのは、一般的な矯正方法である“ブラケット矯正”を例にして、いくつかの項目に分けて違いを詳しくみていきたいと思います。

矯正装置・矯正方法の違い

(1)マウスピース矯正
薄く透明に近いマウスピースを装着して、歯並びを整えていきます。装置が透明なので、装着した時に目立たないのが、最大のメリットです。装着時の違和感も少ないです。1日20時間以上の装着が基本となりますが、食事の時や歯みがきの時には外す事ができます。

マウスピース矯正は、最初に検査・診断を行った後、そのデータをもとに、どのように歯が動いていくのかシュミレーションして、何枚かのマウスピースが作製されます。マウスピースは、治療の段階に合わせて、おおよそ2週間ごとに自分で付け替えていきます。指示どおりに付け替える事、また装着時間を守る事など、良い矯正結果を得るためには、患者様の自己管理がとても大切です。

(2)ブラケット矯正
歯のひとつひとつにブラケットという矯正装置を付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく矯正方法です。装置を歯の表側に装着する事が多く、目立ちやすいという欠点がありましたが、最近では透明や白色の目立ちにくいブラケットも出てきていますし、歯の裏側にブラケットを装着する方法も多くみられるようになってきました。矯正装置が複雑な形をしているので、汚れが溜まりやすく、虫歯になりやすいというデメリットがあります。

適応症例の違い

(1)マウスピース矯正
マウスピース矯正は、残念ながら適応できない症例があります。歯根の移動距離が多いケースや、歯のでこぼこが大きいケース、噛み合わせの改善が必要なケースでは、マウスピース矯正だけでは、思うように治療が進まない事があります。当院では、4ミリ以上の重なりや隙間がある場合や、歯を抜いて矯正をした方が良い場合には、他の矯正方法を紹介しています。先にブラケット矯正である程度歯を動かしてから、マウスピース矯正を行う方法もあります。

(2)ブラケット矯正
ブラケット矯正は、歯並びと噛み合わせを治す事ができる矯正方法です。マウスピース矯正と比べて、歯並びや噛み合わせを細かく調整できます。ほとんどの症例に適応できる最も確実な矯正方法だといえます。

治療費用の違い

矯正治療は、保険適用外の治療となります。自費治療となるので、歯科医院ごとに費用が異なります。また、歯並びの状態により、個人差が大きいので、矯正前の相談で細かく確認しておきましょう。

(1)マウスピース矯正
費用の目安は、80万円〜100万円程度です。歯科医院によって異なりますが、装置の費用以外に、カウンセリング費用や精密検査費用、保正装置費用がかかってきます。
当院のマウスピース矯正にかかる費用は次のとおりです。
a. 初診相談料・検査料・診断料 無料(いずれも1回のみ無料)
b. 装置料50万円〜80万円

c. 調整料、観察料 5,000円(毎月の来院チェックの際にかかる費用)
d. 保定装置費用 3万円(1回)

(2)ブラケット矯正
費用の目安は、80万円〜120万円程度です。マウスピース矯正と同様、装置の費用以外に、カウンセリング費用や精密検査費用、保正装置費用がかかってきます。ブラケット矯正の種類により費用が異なり、表側ブラケット矯正の場合は80万円程度、裏側ブラケット矯正の場合は120万円程度です。表側ブラケット矯正は、マウスピース矯正とほとんど費用は変わりませんが、裏側ブラケット矯正は、割高になります。透明や白色のブラケットを希望の場合には、材料によって多少高くなる事があります。

治療期間の違い

(1)マウスピース矯正
治療期間は、平均して1年〜2年といわれています。歯並びの状態によって差が出てきます。歯を移動させる量が少ないケースでは、数ヶ月で治療が終わる事複雑なケースでは、2年以上かかる事もあります。

(2)ブラケット矯正
治療期間は、平均して2年半〜3年で、マウスピース矯正よりも時間がかかる事が多いです。裏側ブラケット矯正の場合は、通常のブラケット矯正よりも長くかかる傾向にあり3年〜となります。

(3)保定期間について
いずれの治療法も、保定期間が必要になります。矯正治療終了後、しばらくの間は歯が元の位置に戻る「あと戻り」が起こりやすくなります。保定期間とは、あと戻りを防ぐために、保定装置(リテーナー)を装着する期間です。保定期間は一般的に、歯を動かした期間と同じくらい必要だといわれています。これは、マウスピース矯正でもブラケット矯正でも同じ事が言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。マウスピース矯正とブラケット矯正の違いを「矯正装置・矯正方法」「適応症例」「治療費用」「治療期間」に分けて解説していきました。矯正方法を決める際に重要なのは、その方法が自分の歯並びに適応しているかどうかという事です。歯科医院で検査診断を受け、その上で見た目や費用、治療期間など希望に応じて歯科医師と相談しながら矯正方法を選びましょう。

矯正の治療期間は? [2017年12月27日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正の治療期間」です。
矯正は歯科治療の中でも長い期間を必要とする治療です。

さらに治療期間中は矯正装置を装着しての不自由な生活しなければならないため、
明確な治療期間を知りたい人は多いでしょうし、それによって矯正をするかしないかを考える人もいます。
そこで、ここでは矯正の治療期間について説明していきます。

 治療期間について

結論から言って、この場で治療期間を断言することはできません。
なぜなら、矯正の治療期間はその人の年齢や歯並びの状態によって異なってくるからです。
そこで、歯並びの状態を3つの段階に分けてのおおよその治療期間について紹介しておきます。

簡単なケースの場合…6ヶ月~1年ほど
ある程度歯並びが整っていて抜歯も必要ないほどの簡単な矯正治療なら、
半年~1年ほどの治療期間で終わります。

一般的なケースの場合…1年~2年ほど
歯並びは決して良いとは言えないものの、
特別凸凹になっているわけでもない…いわゆる一般的なケースの矯正治療は1年~2年ほどで終わります。

大きく歯を動かさなければならないケースの場合…2年~3年ほど
大きく歯を動かさなければならないほど歯並びが凸凹の状態だと、
治療が終わるまでに2年~3年ほど掛かります。

…つまり、歯並びの状態にもよりますが早くて半年ほど、長くて3年ほど掛かることになります。
また装置の装着に関して言えば、治療後は後戻りを防ぐための保定期間が必要となり、
そのために保定装置(リテーナー)を装着することになります。

この保定期間は数年ほどとなり、早い人でも1年は掛かるでしょう。
さらに矯正の方法の違いも治療期間に影響します。例えば目立たない裏側矯正は審美性に優れていますが、
通常のワイヤー矯正に比べると治療期間が長くなります。

 治療期間が長引くケース

以下のケースのような場合、矯正の治療期間が長引きます。

虫歯や歯周病がある
矯正を行う前に虫歯や歯周病があると、そちらの治療を先に行うことになります。
これは、矯正中は矯正装置の種類によって虫歯や歯周病の治療ができなくなるからです。
虫歯や歯周病の治療に必要な期間の分だけ、矯正のスタートが遅れます。

矯正装置を決まった時間装着しない
マウスピース矯正に起こり得る問題で、マウスピース矯正の場合は自分で矯正装置を取り外しできます。
食事や歯磨きに外すのは問題ないですが、それ以外は基本的に装着した状態を維持しなければなりません。
それを無視して外してしまうと治療計画が狂ってしまい、結果治療期間が長引いてしまいます。

通院のペースを守らない
矯正をする場合、定期的な通院が必要です。これは治療計画に関係することで、
矯正では1ヶ月後の歯の動きを予測した上で実際に動かしていきます。
このため決まったペースでの通院を怠ると、その分歯が想定外の箇所に動いてしまいます。
そうなると元の位置に再度歯を動かす必要があり、そのために余計な期間が掛かってしまいます。

歯科医の腕が悪い
矯正は歯科治療の中でも難易度の高い治療です。
このため、技術や知識に乏しい歯科医が治療を行うと診断の間違いなどの問題も起こります。
こうした事態を防ぐためには矯正は矯正専門の矯正歯科で行い、
なおかつ矯正の認定医や専門医といった資格を持つ歯科医に治療を受けることです。

…2つ目と3つ目の項目は患者さん側の問題です。
また、4つ目の点を考えると歯科医院選びにもこだわらなければならないことが分かります。

 矯正をするメリット

スムーズにできたとしても長い期間を要する矯正、
果たしてそこまで期間を掛けてまで必要な治療なのかどうか、矯正のメリットを考えてみます。
矯正の最大のメリットは、言うまでもなく歯並びの改善による審美性の向上です。

しかし、得られるメリットはそれだけではありません。
歯並びの改善によって噛み合わせが改善されれば、噛み合わせの悪さが招く頭痛や肩こりを解消できます。
また、歯並びが改善されれば歯も磨きやすくなり、効率よりプラークを除去して虫歯を予防しやすくなります。
つまり矯正には審美性の向上だけでなく、体調不良や歯を守るメリットもあるのです。

 まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正の治療期間についてまとめます。

1. 治療期間について :歯並びの状態や年齢によって異なるが、早くて半年、長くて3年ほど掛かる
2. 治療期間が長引くケース :虫歯や歯周病がある、通院のペースを守らない、歯科医の腕の問題など
3. 矯正をするメリット :噛み合わせの改善による体調不良の解消、虫歯の予防効果の向上など

これら3つのことから、矯正の治療期間について分かります。
矯正にはいくつかの方法があり、方法ごとで特徴が異なります。
例えば矯正装置の審美性が気になる人には、マウスピース矯正がおすすめです。
仮に治療期間の短さを最優先したい場合、その旨を歯科医に伝えましょう。
そして、それに見合った方法で矯正することで少しでも治療期間を短縮できます。

矯正治療を始める最適な時期は? [2017年12月20日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療を始める最適なタイミング」です。
矯正治療は虫歯や歯周病の治療のような病気を治すための治療ではありません。
事実健康保険は適用されないですし、自由診療として位置づけられています。

このため、絶対にしなければならない治療というわけではなく、
ストレートに言えば治療を受けたいと思った時に受ければいいのです。
とは言え、矯正治療を行うにあたって最適なタイミングというのがあり、
ここではそんな矯正治療を始める上での最適なタイミングについて説明していきます。

子供と大人の違い

矯正治療の最適にタイミングが重要になってくるのは子供の場合です。
と言うのも、成人した大人は既に永久歯も生えそろっており、顎の骨も成長を終えています。
このため、大人の場合は少なくとも歯や骨の成長を視野に入れたタイミングを考える必要はありません。

一方、子供の場合は永久歯も顎の骨も成長途中の段階ですから、
この時期に矯正治療を行うことは歯や骨に大きな影響を与えます。
だからこそ、子供の矯正治療はタイミングを考える必要があるのです。

子供の矯正治療の最適なタイミング

子供の矯正治療のタイミングについて、一般的には「早い方が良い」と言われています。
これについてはご存じの人も多いと思いますが、「早い」だけでは漠然としていて分かりづらいですね。
そこで具体的に言うと、「永久歯と乳歯の生え変わりの時期」が最適なタイミングになります。

年齢で言えば6歳~10歳頃で、この時期は顎の骨もどんどん成長していくため、
それを上手く利用して矯正治療を行うことができるのです。
また、こうした成長期は歯を動かしやすいというのも最適なタイミングとされている理由の1つです。

抜歯を避けられる可能性

矯正治療において抜歯が必要になることが多いですが、それはなぜなのでしょうか。
矯正治療というのは歯並びを改善するための治療であり、
歯並びが悪い人というのは歯が生えている土台に問題があります。

分かりやすい例えを挙げると、5人掛けのソファがあったとします。
そこに5人座っていれば横一列で美しく整った状態になりますが、6人座ろうとすると窮屈になってしまいます。
こうなるとソファのスペースが足りないため、横一列に並ぼうにも並べなくなるのです。

ではどうすれば良いのか?…それには1人抜けてもらって、5人で座りなおすしかありません。
いわゆるこれが矯正治療における抜歯の必要性です。
歯を綺麗に並べるスペースが確保できないため、やむを得ず抜歯をしてスペースを確保するわけです。

しかし、永久歯が生えそろう前のタイミングならソファ…つまり土台を整えることが可能であり、
そうすれば抜歯せずとも矯正治療を行うことができます。
つまり、永久歯が生えそろう前のタイミングなら抜歯を避けられるというメリットもあるのです。

大人の矯正治療の最適なタイミング

大人の場合は既に成長期を終えているため、それに関係した矯正治療の最適なタイミングはありません。
大人の場合、それよりも日常生活を考慮したタイミングを考えるべきでしょう。
長い治療期間中には矯正装置の装着、通院が必要となるため、その支障を避けられるタイミングがベストです。

例えば数ヶ月後に海外への出張が決まっていれば、
通院を考えると出張を終えてから矯正治療するべきでしょう。
また審美性の点からマウスピース矯正など、矯正装置の種類にもこだわる必要も出てきます。

矯正治療の必要性

矯正治療を行う意味として真っ先に挙げられるのが「歯並びの改善」です。
歯並びの改善…つまり審美性を高めることが矯正治療の目的に思う人が多いですが、
矯正治療がもたらすプラス効果はそれだけではありません。

歯並びが改善されれば歯も磨きやすくなり、そうすれば虫歯や歯周病を予防しやすくなります。
さらに噛み合わせも改善されることで肩こりと頭痛などの体調不良の改善、
そして顎関節症の予防にも繋がり、矯正治療には審美性を高める以外にこうした効果があるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療を始める最適なタイミングについてまとめます。

1. 子供と大人の違い :タイミングが重要なのは子供で、それは歯や顎の骨が成長段階にあるため
2. 子供の矯正治療の最適なタイミング :6歳~10歳頃の、永久歯と乳歯の生え変わりの時期がベスト
3. 抜歯を避けられる可能性 :子供の頃の早い時期に矯正治療を行えば、治療の段階での抜歯を避けられる
4. 大人の矯正治療の最適なタイミング :歯や顎の骨の成長ではなく、日常生活でタイミングを考えるべき
5. 矯正治療の必要性 :虫歯や歯周病の予防、噛み合わせの改善、顎関節症の予防などの効果もある

これら5つのことから、矯正治療を始める最適なタイミングが分かります。
タイミングが重要なのは子供の矯正治療で、それは歯や顎の骨が成長段階にあるからです。
この時期に矯正治療を行うことで歯も動きやすく、抜歯を避けての治療が可能です。
永久歯に生え変わる時期を最適なタイミングと考えましょう。

矯正歯科への相談の仕方は? [2017年12月12日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正歯科への相談の仕方」です。
矯正治療は費用も高く、さらに難易度の高い治療です。

さらに治療期間も長くなることから、治療を受けるかどうかを判断するにも時間が掛かるでしょう。
このため、矯正治療を検討する人はまず歯科医院に行って相談することが大切です。
さてこうした場合、矯正歯科にどのような相談をすべきなのでしょうか。

 無料相談を利用しよう

相談するだけと考えると何となく矯正歯科に行きづらく思うかもしれませんが、
そもそも矯正歯科で行くなり矯正治療をすぐ受ける人はまずいません。
ほとんどの人が最初は相談し、矯正治療について詳しく聞いてから治療を受けるかどうかを決断するのです。

もちろん、相談の結果矯正治療を止めても何も問題はないですから、
文字どおり気軽に矯正歯科に行って相談しましょう。
中には相談やカウンセリングのみ無料を行っている矯正歯科もあるので、積極的に利用してください。

費用の確認

矯正治療は健康保険が適用されないため、虫歯や歯周病治療に比べて費用が高額です。
また、矯正治療の費用は歯科医院ごとで異なるため、相談の際は費用も確認しなければなりません。
ちなみに、費用は必ずトータルの治療費を確認するようにしてください。

と言うのも、矯正治療は治療期間が長く、1度の治療で終えることはできないからです。
大抵の歯科医院はトータル費用が提示されていますが、余りにも相場に比べて安い場合は要注意です。
また歯科医院ごとで費用が異なる点から、複数の歯科医院に費用を確認して比較するといいですね。

矯正方法の確認

矯正治療の方法は1つだけではありません。
矯正装置にも種類があり、取り扱っている矯正装置の種類は歯科医院ごとで異なります。
このため、相談の際にその歯科医院がどんな矯正装置を取り扱っているかを確認してください。

特に最近はマウスピース矯正が人気ですから、マウスピース矯正ができるかどうかを確認するべきですし、
マウスピース自体にもいくつかの種類があるためそれについても確認しておきましょう。
要は、どんな矯正方法でどんな矯正装置を取り扱っているのかを確認するということです。

認定医や専門医の資格の有無の確認

矯正治療は難易度の高い治療ですが、治療そのものは歯科医師の免許があれば行うことができます。
つまり極端な話、実績ゼロで治療未経験の歯科医師でも矯正治療を行うことができるのです。
しかし、患者さんとしては腕の良い歯科医から治療を受けたいと思うのが当然の考えです。

そこで相談の際、矯正治療の認定医や専門医の資格を持つ歯科医が在籍しているかを確認しましょう。
ただし、こうした資格制度を設けている学会は多数存在します。
このため、最も会員数の多い「日本矯正歯科学会」における資格を持っているかを確認するようにしましょう。

メリットとデメリットの確認

矯正治療のイメージとしては、誰もが「歯並びが改善される」というイメージを持っているでしょう。
もちろんそれは正しいですが、矯正治療のメリットはそれだけではありません。
また、メリットがある一方でデメリットがあるのも事実です。

矯正治療は強制的に必要な治療ではなく、治療を受けるか受けないかを決めるのは患者さん自身です。
だからこそ、その判断をするために矯正治療のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
それらを総合して考慮した上で、矯正治療を受けるか受けないかを決めるのがベストです。

 治療期間の確認

矯正治療の治療期間は長く、スムーズに行える場合でも1年ほど掛かります。
歯並びの状態次第ではさらに期間が掛かることがありますし、大人と子供でも治療期間が異なります。
このため、相談の際にはどのくらいの治療期間が掛かるかの確認をしてください。

近い将来引っ越しや出張の予定がある、もしくは通院が困難な場合、
治療期間の長さによっては矯正治療を断念しなければなりません。
治療中に断念すれば費用がムダになってしまうため、おおよその治療期間は知っておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正歯科への相談の仕方についてまとめます。

1. 無料相談を利用しよう :歯科医院によっては無料で相談やカウンセリングを実施しているところもある
2. 費用の確認 :矯正治療は健康保険が適用されないので高額。このためトータルの費用を必ず確認する
3. 矯正方法の確認 :どんな矯正方法でどんな矯正装置を取り扱っているかを確認する
4. 認定医や専門医の資格の有無の確認 :腕の良い歯科医が在籍しているかを知る参考になる
5. メリットとデメリットの確認 :矯正治療を受けるか受けないか、その最終判断をするために必要な知識
6. 治療期間の確認 :短期間では終わらないため、おおよその治療期間を確認する

これら6つのことから、矯正歯科への相談の仕方が分かります。
実際に相談する際はこれらの点を確認してください。
また、中には直接ではなくメールで相談できる矯正歯科もありますが、
院内の雰囲気や歯科医を知るためにも、できれば直接歯科医院に行って相談するのが理想です。

矯正学会認定医・指導医・専門医とは? [2017年12月01日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正学会認定医・指導医・専門医について」です。
矯正治療は虫歯のように気軽に歯科医院に行って治せる治療ではありません。

実際、近くの歯科医院に行っても矯正治療は行っていないというケースが多いでしょう。
ちなみに、矯正治療を行っている歯科医院は診療科目として矯正歯科に対応していなければなりません。
つまり、矯正治療はそれだけ難易度の高い治療というわけです。

さて、治療の難易度が高いとなると患者さんにとって気になるのが歯科医の腕の良さです。
高額な矯正治療を受けるなら、少しでも腕の良い歯科医の元で治療を受けたいと思うでしょうからね。
そして、そんな歯科医の腕の知る参考となるのが矯正学会における資格の有無なのです。

日本国内の歯科医師法の問題点

日本国内の歯科医師法では、歯科医師免許を所持していれば歯科治療における全ての治療が可能です。
つまり歯科医師免許を所持して歯科医院を開院すれば、
例え未知の分野であろうとそれが歯科治療である限り、開院した歯科医院で治療が行えてしまうのです。

このシステムには大きな問題点があります。歯科治療というのは虫歯や歯周病の治療だけではありません。
インプラント、顎関節症、歯列矯正など、これらの最先端治療は難易度が高く、
経験と実績によって知識と技術に長けた歯科医でなければとても安全で精密な治療は行えません。

しかし現状の歯科医師法では歯科医師免許さえ所持していれば、
例え免許取得1日の新米の歯科医でもこうした難しい治療を行えてしまうのです。
当然患者さんとすれば、こうした歯科医から治療を受けることはリスクを高めることになるのです。

日本矯正歯科学会

上記の説明から言えるのは、「矯正治療を受ける際、信頼できる歯科医をどうやって見極めるのか?」です。
その判断基準として最も確実なのが、日本矯正歯科学会における資格の所持です。
日本では矯正治療など各科の専門医の育成に力を入れており、そのための多くの学会が存在します。

そして、その中でも最も会員数を誇るのが日本矯正歯科学会です。
日本矯正歯科学会では認定医・専門医の資格制度を設けており、
一定の基準を満たした歯科医に対してこれらの資格が与えられます。

ただしその基準は非常に厳しく、認定医・専門医の資格を取得するには高い技術と経験と知識が要求されます。
このため、日本矯正歯科学会の認定医・専門医の資格を所持する歯科医であることが、
患者さんにとって「腕の良い矯正歯科医」ということになるのです。

日本矯正歯科学会・認定医と専門医

<日本矯正歯科学会・認定医>
最も基本的な資格で、取得するためには以下の条件が必要です。

歯科医師免許を有すること
歯科医師免許取得後、5年以上継続して学会会員であること
学会指定研修機関において、5年以上矯正歯科研修を修了したもの
学会の認めた学術刊行物において、矯正歯科臨床に関する報告を発表したもの
学会倫理規定を遵守するもの

<日本矯正歯科学会・専門医>
認定医の中で特に技術と経験が優秀であるものを選抜し、日本矯正歯科学会・専門医の制度を敷いています。
そして、専門医の資格を取得するためには以下の条件が必要です。

日本矯正歯科学会・認定医の資格を有する歯科医師であること
10年以上継続して学会の会員であること
学会の定めた10種類の課題症例を自分で治療し、
なおかつそれら全ての治療結果が学会の定めた基準を満たして合格すること
過去10年以内に学会の定めた刊行物、もしくは学術集会において矯正歯科に関する発表をしたもの
学会倫理規定を遵守するもの

…それぞれこうした厳しい条件が要求されます。
ちなみに、他科の専門医の資格を所持していても問題ないため、日本矯正歯科学会・専門医の資格だけでなく、口腔外科やインプラントなどの専門医の資格も所持している歯科医も存在します。

日本矯正歯科学会・認定医と専門医の在籍確認

上記までの説明から、患者さんとすれば矯正治療を受ける際、
日本矯正歯科学会・認定医や専門医の資格を所持する歯科医に治療を受けたいと考えることでしょう。
そこで問題なのは、こうした資格を所持する歯科医がどこの歯科医院に在籍しているのかという点です。

それを知る簡単な方法は、学会…つまり「日本矯正歯科学会」のWEBサイトです。
日本矯正歯科学会のWEBサイトでは、
日本国内全てを対象に日本矯正歯科学会・認定医と専門医が在籍している歯科医院が掲載されています。

例えば愛知で検索した場合、愛知県に存在する日本矯正歯科学会・認定医と専門医の名簿一覧、
さらに在籍している歯科医院名、住所、電話番号が掲載されています。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正学会認定医・指導医・専門医についてまとめます。

1. 日本国内の歯科医師法の問題点 :歯科医師の免許があれば、歯科治療の全てを行えてしまう
2. 日本矯正歯科学会 :矯正治療の専門医の育成に力を入れており、資格制度を設けている
3. 日本矯正歯科学会・認定医と専門医 :それぞれ資格を取得するための条件は厳しくなっている
4. 日本矯正歯科学会・認定医と専門医の在籍確認 :日本矯正歯科学会のWEBサイトで確認できる

これら4つのことから、矯正学会認定医・指導医・専門医について分かります。
歯科治療を受ける歯科医院選びの基準は、虫歯などの場合は距離を最優先する人が大半です。
しかし矯正治療は難易度が高い治療ですから、
距離ではなくこうした資格を所持する歯科医の在籍を基準にするべきです。

矯正治療を行うことで最終的にどんな歯並びになるか
をあらかじめ知ることはできますか?
[2017年11月29日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療後の歯並びの予測」です。
審美治療において患者さんが気にするのは、治療後の結果です。

例えばホワイトニングをするにしても、実際どれくらい白くなるかをあらかじめ知ることができれば、
治療を受けるかどうかの判断がしやすいですからね。
その意味では、費用の高い矯正治療においては尚更治療後の結果が気になるのではないでしょうか。

そこで、矯正治療を行うことで歯並びがどう改善されるのか?
…治療前にそれを知ることができるのかどうかについて説明していきます。

 口頭や文章による予測

結論から言うと、治療前に矯正治療後の歯並びを知ることはできます。
しかしそれは口頭や文章によるものですから、正直患者さんとしてはイメージしにくいでしょう。
そんな中、最近は3Dのシミュレーションによって矯正治療後の歯並びを知ることができる方法もあります。

これなら、どう歯が動いてどう改善されていくのかが患者さんにとっても分かりやすくなります。
ただし、全ての矯正方法において3Dのシミュレーションが可能なわけではなく、
それができるのはマウスピース矯正であるインビザラインに限られます。

 インビザラインとは

インビザラインとはマウスピース矯正の1つです。
マウスピース矯正は文字どおり矯正装置がマウスピースタイプになっているのですが、
マウスピース自体にはいくつか種類があり、その中でも世界で最も高いシェアを誇るのがインビザラインです。

さて矯正治療における欠点として、目立つ矯正装置の装着による審美性の低さが指摘されていました。
その欠点を克服したのがマウスピース矯正であり、ワイヤー矯正と違って透明で目立たないのが特徴です。
このため、その審美性の高さから矯正方法の中で最も注目されているのです。

 3Dシミュレーションについて

インビザラインはマウスピース矯正ならではのメリットに加え、
インビザラインならではの独自のメリットをいくつか持っており、その中の1つが3Dシミュレーションです。
これは、治療前の段階で矯正治療の結果を3Dによって予測…つまりシミュレーションするというものです。

治療後の状態を患者さんが目で見て知ることができるため、
長期間の辛い矯正治療においてこの上ないモチベーションの維持に繋がります。
この3Dシミュレーションが可能なのは、現状インビザラインだけなのです。

 インビザラインのその他の特徴

インビザラインならではの特徴は、3Dシミュレーション可能な点だけではありません。
他のマウスピース矯正と比較した場合、インビザラインには以下のような特徴もあります。

・幅広い症例に対応できる
マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて歯を動かす力が弱く、
このため対応できる症例が少ないとされています。
その点、インビザラインは他のマウスピースに比べて幅広い症例に対応できる強みを持っています。

・通院の回数が少なくてすむ
インビザラインは仕様上、1度の通院でいくつかの交換用のマウスピースを受け取れます。
このため交換のたびに毎回歯科医院に行く必要がなく、通院の回数が少なくてすむのです。
例えばアソアライナーの場合は月1回程度の通院が必要ですが、インビザラインなら6週~8週に1回程度です。

・装着の違和感が少ない
マウスピース矯正自体、ワイヤー矯正に比べて矯正装置装着の違和感が少ないのが特徴です。
さらにインビザラインは小さめの設計になっているため、より装着の違和感が少ないのです。
装着の違和感が少ないということは、発音のしづらさも感じにくいということになります。

・世界ナンバーワンのシェアによる信頼性の高さ
新しい矯正方法であるマウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて実績がありません。
このため、患者さんの中にはマウスピース矯正の安全性や信頼性に不安を感じる方もいるでしょう。
その点インビザラインは世界ナンバーワンのシェアを誇っていますから、
他のマウスピース矯正に比べて実績があり信頼性が高いのです。

 まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療後の歯並びの予測についてまとめます。

1. 口頭や文章による予測 :口頭や文章での予測は可能。インビザラインなら3Dシミュレーションで予想可能
2. インビザラインとは :マウスピース矯正の1つで、その中でも世界で最も高いシェアを誇っている
3. 3Dシミュレーションについて :インビザラインならではの特徴で、患者さんのモチベーション維持に繋がる4. インビザラインのその他の特徴 :幅広い症例に対応できる、通院の回数が少なくてすむなど

これら4つのことから、矯正治療後の歯並びの予想について分かります。
3Dシミュレーションによる予測ができることは、インビザラインならではのメリットです。
また、インビザラインは他のマウスピース矯正に比べて優れたメリットが多いため、
マウスピース矯正に対応した多くの歯科医院で取り扱っています。

マウスピース矯正よりもワイヤー矯正の方が優れている点はありますか? [2017年11月17日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「ワイヤー矯正がマウスピース矯正よりも優れている点」です。
近年、矯正治療において人気となっているのがマウスピース矯正です。

マウスピース矯正は「見えない矯正方法」とも呼ばれており、
目立つ矯正装置をつけなければならないワイヤー矯正に比べて審美性が高いのが特徴です。
とは言え、ワイヤー矯正が全てにおいてマウスピース矯正に劣っているというわけではありません。

マウスピース矯正の特徴

そもそも、マウスピース矯正とはどんな矯正方法なのかについて説明します。
マウスピース矯正とは文字どおり、マウスピース型の矯正装置を使用した矯正方法です。
矯正装置は自分で取り外しできるため、食事や歯磨きの時に外せば不自由さを感じることがありません。

また、取り外しできるメリットを活かして矯正中にホワイトニングを行うことも可能です。
そして何より矯正装置…つまりマウスピースが透明になっていることで目立たないですから、
「見えない矯正方法」として今ではマウスピース矯正を希望する方が圧倒的に多いのです。

とは言え、冒頭で説明したとおりワイヤー矯正を選択することに全くメリットがないわけではなく、
むしろワイヤー矯正の方がマウスピース矯正よりも優れている部分もあるのです。
つまりワイヤー矯正ならではのメリットがあるわけで、それを以下で説明していきます。

対応できる症例が多い

矯正治療の仕組みは、矯正装置によって歯を動かして歯並びを改善するというものです。
そして、歯を動かす力はマウスピース矯正よりもワイヤー矯正の方が強いため、
ワイヤー矯正は数多くの症例に対応できるというメリットがあります。

具体的には、歯並びの状態によってはマウスピース矯正では対応できないケースもあるわけで、
そんな場合でもワイヤー矯正なら対応できるのです。
また、歯を動かす力が強いということは治療期間の短縮にもつながります。

対応している歯科医院が多い

マウスピース矯正は矯正治療の中でも新しい治療方法です。
このため、現状ではまだマウスピース矯正に対応した歯科医院が少なめになっています。
その点、矯正歯科でワイヤー矯正に対応していない歯科医院はまずないでしょう。

マウスピース矯正を専門で行う歯科医院ならともかく、ワイヤー矯正は多くの歯科医院で対応しています。
対応している歯科医院が多ければ患者さんも歯科医院探しに苦労することはなく、
ワイヤー矯正ならスムーズに歯科医院を見つけて矯正治療を受けることができるのです。

実績の面で治療内容として信頼できる

ワイヤー矯正とマウスピース矯正を比較した時、治療の実績においては前者が圧倒的に勝ります。
何しろ、ワイヤー矯正はマウスピース矯正が誕生する前から存在している矯正方法だからです。
このため、ワイヤー矯正は治療内容としての信頼性が高いのです。

もちろんマウスピース矯正も安全性に問題はないですが、
新しい治療方法ということで治療後何十年か経過した状態についてのデータはないのです。
しかし、既に何十年もの実績があるワイヤー矯正ならそういった心配がないことは証明されています。

治療費が安い

マウスピース矯正で最も使用されているのはインビザラインと呼ばれるマウスピースですが、
インビザラインはワイヤー矯正に比べて費用が高いのが欠点です。
このため、費用の安さを重視するならワイヤー矯正がおすすめです。

インビザラインは確かに優れたマウスピースですが、あくまで最大のメリットは審美性の高さであり、
やはり歯を動かす力においてはワイヤー矯正に劣ります。
つまりワイヤー矯正はインビザインよりも治療の効果が高く、なおかつ費用を安く抑えることができるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、ワイヤー矯正がマウスピース矯正よりも優れている点についてまとめます。

1. マウスピース矯正の特徴 :透明で目立たないため、「見えない矯正方法」として人気がある
2. 対応できる症例が多い :ワイヤー矯正は歯を動かす力が強く、より多くの症例に対応できる
3. 対応している歯科医院が多い :ワイヤー矯正に対応した歯科医院は多いため、歯科医院探しに困らない
4. 実績の面で治療内容として信頼できる :何十年もの実績があるため、治療後の安全性も証明されている
5. 治療費が安い :インビザラインに比べるとワイヤー矯正は費用が安くすむ

これら5つのことから、ワイヤー矯正がマウスピース矯正よりも優れている点が分かります。
マウスピース矯正を希望する方が多い現状から、一見ワイヤー矯正にはメリットがないように思えます。
しかし「対応できる症例が多い」など、部分によってはむしろワイヤー矯正の方が優れている点もあるのです。

このため、一概にマウスピース矯正がおすすめと断言することはできません。
患者さんが矯正治療において何を重視するか?さらにはどんな歯並びの状態になっているのか?
その答えによってはワイヤー矯正がおすすめのケースもあるのです。

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