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院長ブログ

矯正治療中、スポーツや楽器の演奏は可能ですか?

2018年04月10日

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療中のスポーツや楽器」です。
日頃、吹奏楽やスポーツをしている人からすると矯正治療に不安を感じると思います。

と言うのも、矯正治療では矯正装置を長期間装着することになるため、
その状態でスポーツや楽器の演奏ができるのかが気になるからです。
そこで、ここでは矯正治療中のスポーツや楽器の演奏の問題について説明していきます。

矯正治療中のスポーツについて

矯正治療中のスポーツについては、具体的にどんなスポーツを行うのかで回答が異なります。
例えば野球やスケートの場合は全く問題なく、実際にプロ野球やフィギュアスケートの中継をテレビで見ると、
矯正装置を装着したままプレイしている選手を目にすることがあります。

一方、問題なのは空手や柔道などの格闘技、ラグビーのような身体がぶつかり合うスポーツです。
これらの場合、矯正装置を装着した箇所が衝撃を受けると口の中を切ってしまうのでケガにつながります。
このため可能であればこれらのスポーツは控えた方が良いのですが、
それが不可能という場合はマウスピースなどでカバーすることで行えます。

<身体能力の向上>
スポーツをしている人は矯正装置の装着を理由に矯正治療をしたくないと思うかもしれませんが、
矯正治療をすれば身体のバランスの向上や食いしばりによる力の発揮など、
実は身体能力を高めることにつながります。

矯正治療中の楽器の演奏について

楽器と言っても様々な種類がありますが、矯正治療中という状態に影響を及ぼすのが管楽器で、
つまり「吹いて音を出すスタイルの楽器」が該当します。
ただし、マウスピースの大きい金管楽器などの場合はそこまで影響はないでしょう。

問題なのはトランペットやホルンなどで、これらの楽器は唇を楽器に押し当てて演奏します。
この時に矯正装置の装置が影響し、高音が出しにくく感じることがあります。
またクラリネットなどの縦笛系の楽器は出っ歯になりやすく、矯正治療による歯の動きを妨げる原因になります。
とは言え専用のワックスを使用すれば演奏しやすくなるため、歯科医に相談すると良いでしょう。

<慣れが必要>
矯正治療中でも楽器の演奏が可能とは言え、管楽器の演奏は音が出にくいと感じるでしょう。
また、音の出し方が今までと変わってしまったとも感じるかもしれません。
このため、スムーズに演奏するためにはある程度の慣れが必要です。

矯正治療中の日常生活の注意点

矯正治療中のスポーツや楽器の演奏については上記で説明しましたが、
ではスポーツや楽器の演奏をしない人なら矯正治療における注意点は一切ないのでしょうか?
…それは違います。矯正治療中は日常生活の中でいくつか注意点があるのです。

・虫歯に注意
矯正治療中は矯正装置を装着するため、普段よりも歯磨きがしづらくなります。
このため、矯正治療中は虫歯になるリスクが高くなります。
仮に虫歯になれば症状次第で矯正治療を中断する必要があるため、矯正の治療期間が長引いてしまいます。

・口の中のケガに注意
矯正治療中のスポーツに問題があるのは、衝撃などによって口の中をケガする恐れがあるからです。
これはスポーツをしない人にも同じことが言え、
例えば矯正装置を装着したまま転んで口をぶつけると口の中を切ってしまうため、ケガへの注意が必要です。

・発音のしづらさに注意
慣れによって解消できる問題ではありますが、矯正装置を装着すると発音しづらくなります。
表側矯正の場合はほとんど問題ないですが、裏側矯正の場合はサ行やタ行が発音しづらくなるでしょう。
このため、職業柄正確な発音を求められる人は歯科医と相談した上で矯正治療を検討してください。

・矯正治療のサボリ癖に注意
取り外しできる矯正装置を装着する人に起こり得る問題です。
食事や歯磨きの時ならともかく、それ以外の時間で矯正装置の装着を怠ると矯正治療の効果が得られません。
1日10時間なら10時間、決められた時間は必ず矯正装置を装着してください。

・食事に注意
矯正治療では基本的に食事制限はないものの、
あまり固いものや粘着性の高いものを食べるのはおすすめできません。
これらのものを食べると矯正装置が破損する、もしくは食べ物が矯正装置にくっつくことがあるからです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正治療中のスポーツや楽器についてまとめます。

1. 矯正治療中のスポーツについて :格闘技や身体がぶつかり合うようなスポーツは避けた方が良い
2. 矯正治療中の楽器の演奏について :管楽器のように吹く楽器は上手く演奏するのに慣れが必要
3. 矯正治療中の日常生活の注意点 :虫歯、口の中のケガ、発音のしづらさなどに注意が必要

これら3つのことから、矯正治療中のスポーツや楽器について分かります。
矯正治療中でもスポーツや楽器の演奏は可能ですが、
行うスポーツや楽器の種類によってはおすすめできないこともあります。
このため、スポーツや楽器の演奏を行っている人は矯正治療前に歯科医に相談し、
その上で矯正治療を行うかどうかを判断するのが確実です。