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院長ブログ

どんな矯正装置があるの?

2017年08月01日

文京区護国寺駅近くの歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正装置の種類」です。
歯の矯正をしている人をイメージすると、歯に金属の矯正装置を装着している姿を想像すると思います。

確かにそれはブラケットという一般的な矯正装置ですが、矯正装置の種類はそれだけではありません。
実際には矯正装置にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なるのです。
そこで、ここでは矯正装置にはどんな種類のものがあるのかを紹介していきます。

1. 金属ブラケット

冒頭で説明したタイプのもので、矯正装置の中で最も一般的なものになります。
通常はステンレスとスチールの合金でできているのですが、
金属アレルギーの患者さんを考慮したチタン製のタイプのものも存在します。

最も一般的な矯正装置だけあってほとんどの症例に対応でき、さらに費用が安めなのがメリットです。
また、金属なので耐久性も高く、歯に掛ける力を調整しやすいという特徴もあります。
ただし金属ブラケットは目立つため、一目で矯正治療中と分かってしまう審美性の低さがデメリットです。

2. リンガルブラケット

裏側矯正や舌側矯正と呼ばれることもあります。矯正装置の形状自体は金属ブラケットとほぼ同じですが、
リンガルブラケットは歯の裏側に装着するため目立ちにくいというメリットがあります。
このため、人前に出る機会の多い仕事をしている人が希望することの多い矯正装置です。

裏側に装着するという仕様は目立たないというメリットを生みますが、
同時に発音がしづらくなるというメリットも生んでいるため、装着した当初は発音するのに慣れが必要です。
リンガルブラケットを作るには高度な技巧技術が求められるため、その分費用が高めに設定されています。

3. マウスピース

目立たない矯正装置として位置づけられており、自分で取り外しできるのが特徴です。
このため食事などで苦労することはないですが、矯正治療の効果を発揮させるには長時間の装着が必要です。
取り外した状態はもちろんとして、装着時も透明感があるので目立ちにくいのがメリットです。

デメリットとしては歯を動かす力がブラケットタイプよりも弱いため、軽度の症状しか対応できないことです。
ちなみに、マウスピース矯正においてはマウスピース自体にもいくつかの種類があります。
例えばインビザラインやアソアライナーといったもので、歯科医院ごとで取り扱っているタイプが異なります。

4. インプラント矯正

歯を動かす固定源にインプラントを使用するという新しい矯正方法です。
目立たないといった審美性は無視して、何よりも矯正治療の効果を最優先しています。
このため一般の矯正では不可能とされるような難しい症例にも対応できます。

デメリットとしてはインプラントを埋め入れるための手術が必要になることで、
子供の場合はこのインプラント矯正を受けることはできません。
また、インプラント矯正自体行っている歯科医院が少ないため、対応できる歯科医院が限られてしまいます。

5. 床矯正

床は「しょう」と読み、これは入れ歯に似たプレート状の矯正装置です。
矯正治療は歯並びの悪さを改善するために行うものですが、
歯並びが悪いのは歯の並ぶスペースが足りないことが原因になっています。

床矯正では矯正装置にネジがついており、そのネジを段階的にしめることで歯列の幅を広げます。
こうして歯の並ぶスペースを作ることができるため、抜歯せずに矯正治療できるのがメリットです。
ただし、この方法は顎の成長期である子供に効果的なため、成人した大人には向かないのがデメリットです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、矯正装置の種類についてまとめます。

1. 金属ブラケット :最も一般的なタイプ。費用が安めで効果も高いが、非常に目立つ審美性の低さが欠点
2. リンガルブラケット :裏側に装着するので目立たない利点があるが、裏側にある分発音しづらくなる
3. マウスピース :目立たない上に自分で取り外しできる。矯正の効果は弱く、対応できる症例が限られる
4. インプラント矯正 :難しい症例にも対応できるほど効果は高いが、対応している歯科医院が少ない
5. 床矯正 :抜歯せずに歯の並ぶスペースを確保できるが、成人した大人には効果は期待できない

これら5つのことから、矯正装置の種類が分かります。
例えば虫歯治療の場合は、歯科医の腕の違いはあっても治療方法自体はどの歯科医院も基本的に同じです。
しかし矯正治療はそうではなく、歯科医院ごとで異なる部分が多いのです。
歯科医の腕の違いで矯正治療の効果に差が出ますし、対応している矯正方法…つまり矯正装置も異なります。

つまり、今回挙げた以外の矯正装置を扱っている歯科医院もあるでしょうし、
例えばブラケットタイプでも金属とは異なる材質のものを扱っている歯科医院だってあるでしょう。
このため、理想はまず全ての矯正装置の種類とそれぞれの特徴を知って自分が望む矯正装置を考え、
その上でその矯正装置を扱っている歯科医院を探して相談するのがいいでしょう。