ホーム > 院長ブログ

2月, 2018年

矯正治療を開始しようと思っていますが、日常生活で特に注意することはありますか? [2018年02月16日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正期間中の日常生活の注意点」です。
矯正期間中は矯正装置を装着した状態になるため、その関係で日常生活でいくつかの注意点が出てきます。

不自由に思うかもしれませんが、矯正治療は患者さんの協力がなければ絶対に成功できない治療です。
このため、患者さんも日常生活における注意点を守らなければなりません。
ここでお伝えする注意点を守り、矯正治療で美しい歯並びを手に入れましょう。

1. 食生活について
矯正期間中は、特に食べるのが禁止とされるような食べ物はありません。
ただし矯正装置を装着している点から、可能な限り控えた方が良い食べ物があります。

粘着性のある食べ物や固い食べ物
具体的にはガム、餅、とうもろこしなどです。粘着性のある食べ物は矯正装置にくっつくことがあり、
矯正装置に負担を掛けてしまいます。さらに固い食べ物を噛むと矯正装置が破損することがあります。

着色が起こりやすい食べ物
具体的にはカレーライス、飲み物で挙げるならコーヒーやワインなどです。
これらを飲食すると矯正装置が着色し、歯磨きしても落とせなくなる可能性があります。

矯正装置に挟まりやすい食べ物
具体的には麺類全般、繊維のある食べ物などです。矯正装置に食べ物が引っ掛かると食べカスとして残ります。
これは虫歯や歯周病の原因になりますし、長期間挟まったままになると口臭も起こります。

糖を含んだ食べ物
矯正装置を装着したままの状態だと歯磨きがしづらくなります。
さらに虫歯になると矯正治療を中断しなければならないため、虫歯予防の意味で糖の摂取は控えましょう。

2. 歯磨きについて
上記でも少し触れましたが、矯正期間中は矯正装置を装着した状態になるため、歯磨きがしづらくなります。
このため、矯正期間中は虫歯や歯周病になるリスクが高くなるのです。
仮に矯正期間中に虫歯や歯周病になれば、矯正治療を中断してそれらの治療を優先しなければなりません。

そうなると余分な治療費が掛かってしまう上、矯正治療の治療期間も長引いてしまいます。
それを防ぐために、矯正期間中は普段以上に丁寧な歯磨きを心掛けてください。
また丁寧に磨くだけでなく、歯ブラシのタイプにもこだわると良いでしょう。

3. 癖について
ほとんどの人が何らかの癖を持っていますが、中には矯正治療に悪影響を及ぼす癖があります。
例えば「頬杖をつく」や「うつ伏せで寝る」や「歯を食いしばる」などの癖、
これらは噛み合わせが悪くなる要因であり、矯正治療にも悪影響を及ぼします。

さらに子供の矯正治療の場合は、子供特有の癖にも注意してあげなければなりません。
具体的には「舌で歯を押し出す」、「指しゃぶり」…小さな子供はこうした癖を持っていることが多いですが、
これらもまた噛み合わせや歯並びが悪くなる要因であり、矯正治療に悪影響を及ぼします。

4. スポーツについて
日常生活の中でスポーツをしている人は、矯正期間中は控えた方が良いでしょう。
球技や格闘技は身体がぶつかる衝撃で矯正装置が外れてしまうことがありますし、
それどころか口の中をケガしてしまう可能性だってあります。

もし控えることが難しいのであれば、歯を保護するための専用のカバーが必要になります。
またスポーツとは異なりますが、吹奏楽をしている人は矯正装置が原因で演奏しにくくなるでしょう。
しかし慣れによって問題なく演奏できると言われていますし、この場合は控える必要もありません。

5. マウスピース矯正について
上記で説明したとおり、矯正期間中は日常生活においていくつかの注意点がありますが、
その中のいくつかはマウスピース矯正を行うことで解消されるものもあります。
例えば食事や歯磨きについてですが、マウスピース矯正ならこれらの場面で外すことも可能です。

そうすれば普段どおりの食事ができますし、歯磨きがしづらくなることもありません。
ただしマウスピース矯正は対応できる症例が少ないなどのデメリットもあるため、
担当の歯科医と相談した上で検討した方が良いでしょう。

いかがでしたか?
最後に、矯正期間中の日常生活の注意点についてまとめます。

1. 食生活について :粘着性のある食べ物、固い食べ物、着色が起こりやすい食べ物などは控えた方が良い
2. 歯磨きについて :矯正期間中は虫歯になるリスクが高まるため、普段以上に丁寧な歯磨きを心掛ける
3. 癖について :頬杖、うつ伏せで寝る、歯を食いしばるなどの癖があると、矯正治療に悪影響を及ぼす
4. スポーツについて :球技や格闘技など、身体がぶつかるようなスポーツは控えた方が良い
5. マウスピース矯正について :マウスピース矯正なら、上記のいくつかの注意点は解消できる

これら5つのことから、矯正期間中の日常生活の注意点が分かります。
こうやって挙げてみると、矯正期間中の日常生活は不自由に思えてしまうかもしれません。
確かにいくつかの注意点や制限があるのは事実ですが、それらの中には慣れで解決できる問題もあります。
また、不自由さを少しでも減らすためにマウスピース矯正を行うという選択肢もあります。

矯正治療をしても、元に戻ってしまうことがあると聞きますが? [2018年02月10日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正治療後の後戻りの問題」です。
矯正治療しても歯並びが元に戻ってしまう…そんな意見を聞いた経験がある人も多いと思います。

これは後戻りと呼ばれる現象で、確かに矯正治療で動かした歯は元の状態に戻ろうとします。
このため、そのままにしておけばせっかく整えた歯並びも元に戻ってしまうでしょう。
最も、矯正治療ではそんな後戻りを防ぐための対処も行っています。

1. 「歯は動く」と認識しておくべき
矯正治療を行うと歯を支えている骨が吸収され、その影響で歯が動きます。
そして歯が動いた後は、その箇所で再び新しく骨が形成されて歯が固定します。
とは言え、矯正治療を終えた時点では歯の周囲の骨は弱いため、不安定な状態にあります。

このため、そのままの状態で生活していると顎の動きなどによって後戻りを起こしてしまうのです。
さて、このように歯が動くという現象は実は珍しいことではありません。
噛む動作によって歯がすり減れば歯の高さが変わりますし、歯ぎしりや舌癖によっても歯は動くのです。

ですから、そもそも「歯は動くもの」と認識し、その上で矯正治療後の後戻りに対処しなければなりません。

2. 矯正治療後の歯の動きを防ぐ2つのポイント
矯正治療後に歯が動いてしまうケースは2つあります。
1つは後戻りで、これは上記で説明したとおり矯正治療後は不安定で歯が動きやすい状態にあるからです。
いずれ安定はするものの、放っておけば確実に後戻りが起こってしまいます。

もう1つのケースは、矯正治療とは無関係にクセや習慣が原因で歯が動いてしまうケースです。
具体的には歯ぎしりや食いしばり、舌で歯を押し出すなどのクセが挙げられます。
つまり矯正治療後の歯の動きを防ぐには、「後戻り」と「日常生活のクセ」…これら2つへの対処が必要です。

3. 保定装置で後戻りを防ぐ
後戻りを防ぐため、矯正治療後は矯正装置の代わりに保定装置を装着します。
保定装置はリテーナーとも呼ばれており、整った歯並びを維持させるために欠かせないものです。
さて、このリテーナー装置は大きく分けて「可動式」と「固定式」の2つのタイプがあります。

可動式の特徴は自分で取り外しができることで、マウスピース矯正のように食事や歯磨きの時に外せます。
このため不自由さが少ないものの、取り外しできる点から普段でもつい外してしまう人が多いのです。
「矯正治療は終わったから少しくらい外しても大丈夫だろう」…そう思う人は残念ながら少なくありません。

実際に矯正治療後に後戻りしてしまった人の場合、
その原因として最も多いのが保定装置を外してしまったことです。
一方固定式の特徴は可動式とは全く逆で、自分で取り外しできないことです。

このため後戻りを防ぐ効果は高いものの、取り外しできない点からメンテナンスが重要になってきます。
一般的には固定式を一定期間装着し、その後可動式に交換するパターンが多いです。
矯正治療後はこうした固定装置を装着して後戻りを防ぎます。

4. 保定期間
保定装置を装着する期間…いわゆる保定期間は一般的に1年~3年ほどになります。
1年と3年では大きな差がありますが、ここまで差が生じるのは患者さんの年齢や矯正治療の内容、
さらには歯科医院の治療方針によって保定期間の長さが異なるからです。

保定期間中は定期的にメンテナンスのための通院が必要になりますが、
この時の費用は矯正治療の費用の中に含まれているため、虫歯などの治療をしない限りは無料です。

とは言え、歯科医院によっては矯正治療の費用提示時にメンテナンスの費用を含めていないかもしれません。
このため、保定期間の費用についてはあらかじめ歯科医院に直接確認するのが確実です。

5. 日常生活のクセによる歯の移動の対処
食いしばりや歯ぎしりは歯を動かす原因になるため、
これらのクセによって矯正治療後に歯並びが変化してしまう可能性があります。
特に歯ぎしりは睡眠中に起こるものですから、自分で対処するのは難しいでしょう。

この場合、対処として効果的なのがマウスピースタイプの保定装置です。
保定装置にはマウスピースタイプのものがありますが、
睡眠中に装着しておくことで歯ぎしりによる歯への衝撃を緩和することができます。

いかがでしたか?
最後に、矯正治療後の後戻りの問題についてまとめます。

1. 「歯は動く」と認識しておくべき :矯正治療後は歯が動きやすい上、歯ぎしりなどのクセによっても動く
2. 矯正治療後の歯の動きを防ぐ2つのポイント :「後戻り」と「日常生活のクセ」への対処がポイント
3. 保定装置で後戻りを防ぐ :矯正治療後に保定装置を装着して後戻りを防ぐ
4. 保定期間 :一般的に1年~3年ほど。患者さんの年齢や矯正治療の内容によって期間が異なる
5. 日常生活のクセによる歯の移動の対処 :マウスピースタイプの保定装置が効果的

これら5つのことから、矯正治療後の後戻りの問題について分かります。
矯正治療後の保定期間は、綺麗に整った歯並びを維持するための大切な期間です。
ここで保定装置の装着を疎かにしてしまうと、せっかくの矯正治療の効果がムダになってしまいます。
このため歯科医の指示に従って保定装置をきちんと装着し、後戻りが起こらないように対処しましょう。

矯正装置をつけても、今まで通りの食事はできますか? [2018年02月02日]

東京護国寺駅の歯医者さん、ミューズ矯正歯科です。
今回のテーマは「矯正期間中の食生活」です。
矯正は歯科治療の中でも治療期間が長く、平均的なケースでも1年以上掛かります。

さらに歯並びが凸凹している難しい症例の場合は、それ以上の期間が掛かることもあるでしょう。
さて、矯正期間中は基本的に矯正装置をつけたままの状態で生活することになりますが、
矯正装置をつけた状態で普段どおりの食生活を送ることはできるのでしょうか。

1. 矯正期間中の食事制限
矯正期間中は特別な食事制限があるわけではないので、絶対に食べてはいけない食べ物は存在しません。
しかし、食べることによって矯正装置にマイナス影響を与える食べ物もあり、
それを食べることで矯正装置が外れる、破損する、虫歯になるなどのリスクが高まります。
具体的には以下のような食べ物が挙げられます。

2. 濃い色の食べ物は避けた方が良い
濃い色の食べ物が治療に悪影響を及ぼすわけではないのですが、
こうした食べ物が矯正装置に着色してしまうことがあります。
特に、カレーやコーヒーなどは例え歯磨きしても着色を落とせない可能性もあります。

そうなると審美性…つまり見た目に影響が出てきます。
矯正装置が見える上にその矯正装置が着色していては、見た目も悪くなってしまうでしょう。
裏側矯正ならともかく、矯正装置を表側につけている場合は食べ物による着色に注意する必要があります。

3. 固い食べ物は避けた方が良い
矯正期間中にあまり固い物を食べると、矯正装置が破損してしまう可能性があります。
元々矯正装置は期間中、ずっと同じものを使用するわけではありません。
定期的に歯の動きに合わせて矯正装置も交換するため、それを考慮して外せる使用になっています。

このため、固いものを噛むことで矯正装置が外れることがありますし、
仮に外れてしまった場合はその都度歯科医院に行って付け直してもらわなければなりません。
それが手間にもなりますし、破損してしまった場合には手間だけでなく費用にも大きく影響してきます。

4. 糖が含まれた食べ物は避けた方が良い
矯正装置をつけることで歯磨きがしづらくなるため、
矯正期間中は普段の時よりも虫歯になるリスクが高まります。
このため矯正期間中は虫歯に注意する必要がありますし、その意味でも糖の摂取はおすすめできません。

もちろん糖を一切摂取しないのは不可能ですが、飴やチョコなどのお菓子を食べ過ぎないようにしましょう。
矯正期間中に虫歯になった場合も虫歯治療をすること自体は可能ですが、
その間は矯正を中断しなければならないですし、そうなれば治療期間が長引いてしまいます。

5. 矯正装置に挟まる食べ物は避けた方が良い
矯正装置はワイヤーやブラケットなどを使用しており、食べ物が挟まりやすくなっています。
このため、矯正装置に挟まってしまうような食べ物は避けた方が良いでしょう。
具体的にはひき肉や麺類、繊維のある食べ物などが挙げられます。

矯正装置に食べ物が挟まればそれは食べカスとなり、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
また、食べカスが詰まったままの状態であれば口臭を引き起こすことにもなるでしょう。
つまり、矯正装置に挟まる物を食べることで口の中が不衛生になってしまうのです。

6. 食生活を快適に過ごすためには
食生活を不自由なものにしないために、マウスピース矯正を行うという選択肢もあります。
マウスピース矯正は「見えない矯正」と表現されることもあって、審美性の高さが目立つ矯正方法です。
しかしそれだけでなく、食生活を快適に過ごせるというメリットがあります。

なぜならマウスピース矯正の場合、矯正装置であるマウスピースを自分で取り外しできるからです。
基本的にはつけたままになるものの、食事や歯磨きの際に外すことは問題ありません。
それによって食生活の不自由さがなくなり、歯磨きもしやすくなって虫歯や歯周病も予防できるのです。

いかがでしたか?
最後に、矯正期間中の食生活についてまとめます。

1. 矯正期間中の食事制限 :特別な食事制限はないが、矯正装置に悪影響を及ぼす食べ物は存在する
2. 濃い色の食べ物は避けた方が良い :矯正装置に着色して見た目が悪くなってしまうため
3. 固い食べ物は避けた方が良い :矯正装置が外れてしまう、もしくは破損してしまう可能性があるため
4. 糖が含まれた食べ物は避けた方が良い :矯正期間中は普段よりも虫歯になりやすいため
5. 矯正装置に挟まる食べ物は避けた方が良い :食べカスが残ることで虫歯や口臭の原因になるため
6. 食生活を快適に過ごすためには :マウスピース矯正なら食事の時に矯正装置を外すことができる

これら6つのことから、矯正期間中の食生活について分かります。
矯正装置をつけることで食生活が不自由になる点はありますが、
それを無視してしまうと治療期間が長引き、その分費用も高くなってしまいます。
1年ほどの辛抱ですから、避けられる食べ物はできるだけ避けた方が良いでしょう。